先週アメリカサンフランシスコで開催された、MWC America 2017 にSORACOMも出展してきました。スペイン・バロセロナで開催されていた世界最大のモバイルに関するカンファレンスが、今年初めてアメリカで開催されることになりました。
会場となったのは、多くのIT企業が様々なイベントを開催するMoscone center。
SORACOM ブースは、4YFN(4 years from now) というスタートアップブースの一角に展示ブースを設置し、目の前にはSORACOM Theaterという名のステージも用意されてました!ステージとってもかっこいい!
Seeed studioのWio TrackerのIoTスターターキットの提供受付を開始
MWC Americaに合わせ、9月13日に、Seeed StudioさんのWio Tracker とSORACOM のSIMが入ったすぐに始められるIoTスターターキットの提供を開始を発表しました。
GPSに加え、Groveのセンサーであればとても手軽に繋がるSeeedさんの Wio Tracker は SIMスロットも搭載されており、手元に届いたらすぐに簡単にIoTシステムを自前できます。
Seeedさんブースでは、ゴミ箱の蓋の内側に超音波センサーを取り付け中の容量がどのくらい溜まっているか、ゴミ箱の蓋は開いてるか否かを判断しモニターに表示します。
Sigfox コネクティビティのサポートを発表
さらに、この日は IoT に特化した通信と言われている LPWA 通信の Sigfox コネクティビティのサポートをUSでも開始することを発表しました。
ちょうどこの発表に合わせ、 Sigfoxを利用したハンズオンも実施。参加者は Rasbpery Pi と超音波センサーを利用したハンズオンとSigfoxハンズオンの両方をお試しいただきました。ラッキーなことにフランスからSigfox社のメンバーが来ていたこともあり、直接Sigfoxに関する紹介を聞くことができる貴重な時間となりました。
ベイエリアでは、定期的にIoTハンズオンを開催。とてもカジュアルな雰囲気で、参加者同士の交流も多くとても楽しい時間でした。リピーターの方も何名か参加し、Raspberry Piを使って作ったシステムを持ち込み紹介する方もいらっしゃいましたー!
お近くの方、ぜひ足を運んでみてください^^シリコンバレーIoT meetup のページはこちら
MWC America では、CTO安川と、アメリカメンバーのCJが登壇をさせていただきました。Seeed StudioのErin氏、Google のAntony氏、ソラコム安川が登壇したパネルでは、1台から手軽に購入が可能なデバイスが普及し、クラウドサービスが誰でも利用が可能になり、1枚から始められるコネクティビティの容易さが広まるこの現状を説明し、はじめてみることの重要性をお伝えしました。
他のブースはあまり見て回る時間はありませんでしたが、こちらのブースが印象的だったので、ご紹介。
pycomというロンドンの会社ですが、ブースがなんとストリートアート!!このブースは一体なんなのかと気になり、立ち寄ってみると、デバイス屋さんでした。それも1つのデバイスに、wifi, BLE, LTE, LoRa, Sigfoxと5種類のコネクティビティを搭載しているモジュールを提供しているようで、話し込んでしまいました。EUでもソラコムハンズオンがドイツ・フランスで開催されてます。世界中の人が場所は違えど、同じようにハンズオンに参加し、興味を持って活動してくださる方々もつなげていきたいなーなんて野望を抱きながら帰路につきました。
日本からグローバルへ、今後も世界の様々なヒトとモノをつなげ共鳴する社会を目指していきます。
ソラコム熊崎