先日開催された SORACOM UG Explorer 2018 で API Sandbox について LT させていただいた ogu です。
LT の中で「soracom-cli の Sandbox 対応版、近日リリース予定です」とお伝えしましたが、ようやく準備が整い、リリースいたしましたのでお知らせいたします!
使い方
まずは soracom-cli をインストールします。すでにインストール済みの方はアップデートしてください。
インストールの方法は簡単です。soracom-cli リポジトリの README を参照してください。
アップデート方法は、Mac で Homebrew を使ってインストールした場合は brew update
コマンドを実行するだけですし、それ以外の環境であればインストール時と同じ方法でバイナリをダウンロードして上書きするだけです。
インストールもしくはアップデートできたら、バージョンを確認します。
soracom version
0.3.6 以降のバージョンが表示されたら Sandbox 対応版です。
バージョンを確認したら、API Sandbox 用のプロファイルを作成します。
詳しいことはこれも soracom-cli リポジトリの README に書いてありますが、以下のように Sandbox 専用のプロファイルを作ります。
soracom configure-sandbox
メインで利用するカバレッジタイプ、本番環境の AuthKey ID と AuthKey (secret)、および Sandbox 環境に作成するユーザーのメールアドレスとパスワードを聞かれますので入力してください。
デフォルトでは sandbox
という名前のプロファイルが作成されますので、以後はそれを使って以下のようにコマンドを実行していきます。
soracom subscribers list --profile sandbox
SIM の注文や利用休止、解約など、実際にお金がかかってしまったりやり直すことができない操作も、Sandbox 上であれば安心して試してみることができます。
架空の SIM やクーポンを作成するといった Sandbox 専用のコマンドも使うことができます。
soracom sandbox subscribers create --profile sandbox
soracom sandbox coupons create --profile sandbox
他にもいろいろと Sandbox 専用コマンドがあります。
引数など詳しくは soracom コマンドのヘルプを参照していただくか、API Sandbox 利用ガイド をご参照ください。
使い方でわからないことなどがございましたら、Twitter でつぶやいていただくか、サポートへお問い合わせください。
「こんな機能があったらな〜」というご要望もお待ちしております。
(#ソラコムサンタ にお願いするのも良いかもしれませんね!)
ogu