こんにちは、SORACOMエンジニアチームの川上 (@moznion) です。
去年の7月にローンチしたデータ可視化サービス・SORACOM Lagoonはおかげさまで多くのお客様にご利用いただいておりまして、大変嬉しく思っております。
さて本日はこのLagoonに大きなアップデートが入ります! 従来のLagoonは「Makerプラン」という料金プランのみを提供してまいりましたが、このたび新たに「Freeプラン」と「Proプラン」という2つの料金プランの提供を開始します。
本記事ではこの新たに導入された2つのプランについてご紹介したいと思います。
Freeプラン
長らくお待たせいたしました! Lagoon Freeプランを提供開始いたします。
Freeプランはその名の通りLagoonを 無料で ご利用いただけるプランです。つまり、データストレージサービス・SORACOM HarvestにLagoonがオマケで付いてくる、というようなプランとなっております。
Freeプランは他のプランと比較して制限が強いプランとなっております。具体的には以下のような制限があります。
- 作成できるダッシュボードは1つのみ
- 作成できるユーザー (編集可能) は1人のみ
- 作成できるアラートは1つのみ
- データのリフレッシュ間隔は60秒に1回
- 商用利用は不可能
ウオー無料です! やりましたね! 今までLagoonを利用されたことのなかったお客様もこれを機会に利用いただけたらと思います!
Proプラン
こちらも大変お待たせいたしました! Lagoon Proプランという高機能なプランの提供も開始いたします。
従来のMakerプランでは作成できるダッシュボードの数やユーザー数、アラート数に上限がありましたが、Proプランではこれらの数が増加します。具体的には、
- 作成できるダッシュボードは5つ
- 作成できる編集可能ユーザーは1人
- 作成できる読み取り専用ユーザーは9人
- 作成できるアラートは20個
というリソースの上限数に拡張されます。
またProプランではこの上限数に加え、「リソースの追加購入」も提供します。この追加リソースを「ライセンスパック」と呼称します。今回は「ユーザー追加パック」と「ダッシュボード追加パック」を提供開始します。
「ユーザー追加パック」は作成できる編集可能ユーザーと読み取り専用ユーザーの上限数をそれぞれ1人と4人ぶんだけ拡張します。「ダッシュボード追加パック」は作成できるダッシュボードアラートの上限数をそれぞれ1つと4つぶんだけ拡張します。
つまりこのライセンスパックを追加購入することで作成できるリソースの上限数をどんどん拡張していくことが可能となります!
更にダッシュボードごとの権限管理機能も提供します。これにより特定のダッシュボードに対して「ユーザーAには編集を許可し、ユーザーBには閲覧のみを許可し、ユーザーCは権限を与えない」というような権限設定を行うことができるようになります。この機能はSORACOMのユーザーコンソール上から設定いただくことが可能です。
このような機能についてはたびたびご要望をたまわっておりまして、ようやくお届けすることができました。ぜひご利用いただけますと幸いです。
また、Lagoonコンソール画面の左上のロゴをお好きな画像に差し替えることができるようになりました。これにより例えばお客様の会社のロゴに差し替える、という使い方をしていただけるようになります。
少しProプランの付加機能が多くなってしまったのでまとめますと、
- 基本的なリソースの上限数が増加します
- ライセンスパック (追加リソース) の購入が可能となります
- ダッシュボードごとの権限管理機能を提供します
- Lagoonコンソール画面の左上のロゴを好きな画像に差し替えが可能となりました
というものになります。盛りだくさんですね!
そして気になるお値段ですが、Proプランは月額4,980円でご提供となります。その他ライセンスパック等の料金の詳細については以下の料金ドキュメントをご参照ください。
というわけでSORACOM Lagoonの新料金プラン「Freeプラン」と「Proプラン」のご紹介でした。詳細につきましては開発者ドキュメントを参照いただければと思います。
ぜひご利用くださいませ!