こんにちは、ソリューションアーキテクトの内田(ニックネーム: jet)です。
カメラ映像をクラウドに録画できるクラウドカメラサービス「Soracom Cloud Camera Services」(以下、ソラカメ)は、クラウドに録画した映像を API で操作できます。
実際に API の利用についてお話しいただく機会も多く、使い方についてのご質問や、動く状態で触ってみたいというご要望などを受けることがあります。
API を活用するサンプルを公開
そこで、今回は Google が提供している Colaboratory (略称: Colab) を使って、実際に API を実行できるサンプルを公開しました。サンプルは、Colab ノートブック (Jupyter Notebook) 形式で提供されます。合わせて用意した ガイドページ に記載された内容に沿って操作していくことで API の使いかたを体験できます。
制限を超える動画をダウンロードしたい場合
ユーザーコンソールを利用した場合も、API を利用した場合も、動画のエクスポートには1 回あたり最大 15 分間の制限があります。そのため、15 分を超える動画をダウンロードするには、15 分ごとに動画をダウンロードしてから、それらを 1 つのファイルとして結合するなど工夫をする必要があります。
たとえば、毎回決まって行うルーティーン作業をソラカメ対応カメラで撮影していて、その作業が 15 分を超える場合、ユーザーコンソールで録画の確認を行うと、複数回の手動操作が必要です。SORACOM API を使うことで、手動操作よりも効果的に、作業の自動化や省力化が行えます。
今回公開したサンプルでは、SORACOM API を使ったサンプルコードを実行することで、指定された 15 分を超える範囲の動画をダウンロードして、1 つのファイルとして結合することを体験できます。
体験するには
Soracom Cloud Camera Services スタートガイド に API の使いかた というガイドページがあります。
体験できる内容ごとにガイドページがあるので、ガイドページに記載されている内容に沿って体験してください。
ガイドページ
サンプルコード
まとめ
SORACOM API を使うことで、効果的に作業の自動化や省力化が行えます。
しかし、API を使い始める部分では環境の構築や設定が必要となるため、実際に試してみることが難しい部分や、気軽に試せないこともあるかと思います。
今回公開したサンプルは、Webブラウザーだけで動作するのでぜひ実際に体験してもらえると嬉しいです。ソラカメチームでは今後もこのサンプルを追加していく予定です。サンプルを使ったワークショップやデモも実施できればと考えていますので、ぜひ使ってみてフィードバックをお願いします。
7月開催!IoTの大型カンファレンス「SORACOM Discovery 2023」
7/5(水)と7/6(木)の2日間にわたってお届けするIoTカンファレンス「SORACOM Discovery 2023」でも、ソラカメの展示やセッションやワークショップがありますので、ぜひご参加ください。
― ソラコム内田 (jet) @uchimanajet7