こんにちは。ソリューションアーキテクトの takuya です。
このブログでは、IoTカンファレンスイベント「SORACOM Discovery 2024」のテクニカルセッションについてピックアップします。「SORACOM Discovery 2024」では多くの事例紹介セッションやこれからIoTを始める方向けのセッションがありますが、実はテクニカルにDive Deepするセッションがいくつかあります。今回はそのテクニカルなセッションについて、セッションオーナーや登壇するメンバーに意気込みや見どころを一言で聞いてきましたので、セッションの概要と合わせて皆さんにお伝えします。
Aトラック
17:40-18:20 クラウドを活用したIoTシステムの設計と実践
“このセッションでは、SORACOMとクラウド技術を活用して、効果的なIoTシステムを設計するための基本原則と実践的なテクニックについて詳しく解説します。SORACOMの各サービスをどのようにしてクラウド環境と統合し、セキュアでスケーラブルなIoTソリューションを構築できるかを学べます。”
こちらのセッションオーナーは私、takuyaが担当しています。実際にSORACOMプラットフォームとクラウドを連携させてIoTシステムを構築されたお客さまと、多くのお客さまにIoTシステムを提供しているパートナーさまと一緒に、ベストプラクティスやアンチパターンについてパネルディスカッション形式で色々とお話を伺います。
Cトラック
13:30-14:00 安全と運用の証明「SOC2」担当者が語る取得の意義と取り組み
“SOC2とはプラットフォームやサービスのセキュリティや運用、事業継続性などを公に証明するひとつの手段であり、SORACOMもこれを取得しています。なぜSOC2は重要なのか、実際にどのような取り組みをしているのか、担当者とともに改めて紐解きながらSORACOMの運用や安全性についてお話します。”
こちらのセッションオーナーはソリューションアーキテクトの今井(factory)が担当しています。factoryからの一言は「サービス事業者のセキュリティや運用の品質を証明するSOC2レポート。このセッションではSOC2ってなに?というところからSORACOMの取り組みまでをご紹介予定です!」とのことです。SORACOMプラットフォームがSOC2レポートを取得するまでにどんなことをやってきたのか、ソラコムの中の取り組みが聞けるセッションになっています。
14:15-14:45 製造現場DX/IoTに不可欠な「閉域ネットワーク」の作り方
“実は工場設備や生産現場など”インターネット”につながないことが当たり前だった場所でIoT導入が増えています。現場と事務所をつなげたいがインターネットを介すのは不安という方は必見です。準備すべき物と具体的な手順がわかる「IoTシステム開発の手順書」の生解説を交え、安全なIoTの始め方をご紹介します。”
こちらのセッションはソリューションアーキテクトの服部(masa)が登壇します。masaからの一言は「IoTの”I”はインターネットの”I”。いいえ、インターネットに出さない IoT も出来るんです。製造現場で導入が進む「閉域ネットワーク」を生解説します!」とのことです。「インターネットに出さない IoT」って何oTなんだろう?という疑問が浮かびますが、そのあたりもスッキリさせてくれそうなセッションが期待できそうですね。
15:00-15:30 IoTプロジェクトを軌道にのせるPoCの始め方
“IoTプロジェクトの初期フェーズとしてPoC(概念実証)は欠かせません。PoCをやるだけで終わる状況を打開するには、本番導入を見据えたPoCの推進が求められます。これまで多くのお客様とIoTプロジェクトを進めてきた経験をもとに、IoTプロジェクトを軌道にのせるPoCのベストプラクティスを共有します。”
こちらのセッションはソリューションアーキテクトの須田(kei)が登壇します。keiからの一言は「次の日から使えるトピックをたくさん盛り込んだ実践的なセッションにします!」とのことです。次の日と言わずDiscovery 2024の夜から使えるくらい、色々なトピックが聞けそうなセッションです。
15:45-16:15 人々の生活を支えるセンシングデバイス開発秘話
“現代では電気、ガス、水道などの人々の生活基盤となる重要な仕組みにもIoTデバイスは必要不可欠となっており、このようなインフラを支える製品には非常に高い品質や技術力が求められます。IoTを活用した灯油配送を実現したゼロスペックを迎え、高い品質の製品を開発するために経た道のりや経験についてご紹介します。”
こちらのセッションオーナーはソリューションアーキテクトの横田(shun)が担当しています。shunからの一言は「インフラに直接関わるIoTの奥深さや、なかなか聞けないデバイス開発の難しさをぜひ感じてもらえたらと思います!」とのことです。デバイスの開発はなかなかハードルが高く、触れる機会も少ないと思いますが、その中で得られたレアな知識や経験が聞けそうなセッションです。
16:30-17:00 LLMと共に進むSORACOMサポートの挑戦と効果
“ChatGPT登場以降、大規模言語モデル(LLM)をカスタマーサービスに取り入れる挑戦が話題です。このセッションでは、SORACOMサポートで実用化されている SORACOM Support Botについて、1年以上継続している挑戦を紹介し、アーキテクチャ、直面した課題、UXの向上策を紹介します。”
こちらのセッションはテクニカルライターの矢崎(makoto)が登壇します。makotoからの一言は「LLM を活用するにはまず使うこと、そして動作を理解したうえで丁寧に改善することが大切です。これまで SORACOM サポートが取り組んできたことを赤裸々に話します!」とのことです。ソラコムの社内でLLMをどう活用しているか、どんな課題をどう乗り越えてきたのか、というソラコムの中の取り組みが聞けるセッションになっています。
17:45-18:15 IoTデバイス開発者のためのベストプラクティス解説
“IoTデバイスにはFOTAやスケーラビリティ、無線通信の使い方など、今までのハードウェア開発とは異なる知識が不可欠です。本セッションは IoTデバイス実装の現在におけるベストプラクティスについて、セルラーの仕様やユースケースを基に解説します。IoTデバイス作りを検討されている方、必見です。”
こちらのセッションはソリューションアーキテクトの小梁川(koya)が登壇します。koyaからの一言は「IoTデバイスの開発や選定にあたり、指針や遵守いただきたい事をまとめた デバイス実装ガイドライン を皆様に理解していただけるようなセッションとなっております。」とのことです。このセッションを聴いておけば、デバイス開発で間違えることはない!そんなセッションになりそうですね。
Dトラック
15:45-16:15 徹底解説!大規模IoTを支えるSORACOMの技術基盤
“このセッションは、クラウドネイティブなSORACOMのモバイルコアの解説を通して、なぜ1回線から即時利用できるのか、また大規模なIoTビジネスにもSORACOMが選ばれている背景をご紹介します。IoTの通信選びで技術的な裏付けを得たい方や、MVNO・通信サービスの今を知りたい方にお届けします。”
こちらのセッションオーナーはソリューションアーキテクトの渡邊(dai)が担当しています。daiからの一言は「昨年も大好評を博したこの企画。今年はさらに深掘りし、600万人の加入者を支えるソラコムの裏側について、プリンシパルソフトウェアエンジニアの小熊(ogu)にお話を伺います!」とのことです。毎年恒例となったSORACOMプラットフォームの中の話ですね。今年はどんな話が出てくるのか、どんなことが公開されるのか楽しみですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。デバイスからクラウド、セキュリティやPoCなどの非機能部分、LLMといった最新技術まで幅広いセッションがあります。気になるセッションがありましたら是非参加いただけると幸いです。また当日セッションオーナーや登壇者を見かけたらお気軽に話しかけていただけると喜びます。
ぜひ同僚、パートナー、お客様をお誘い合わせの上、ご参加ください!
お申し込み、詳細はSORACOM DiscoveryのイベントWebサイトページをご覧ください。
― ソラコム takuya @okeee0315