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ATOM Cam 2 専用 LANアダプター 発売開始!

こんにちは!クラウド型カメラサービス「ソラカメ」のセールス/事業開発リードを担当しております高見(ニックネーム:yuu)です。

ソラカメは、2種類のカメラ(ATOM Cam 2とATOM Cam Swing)に対応しており、どちらの機種もWi-Fi(2.4GHz帯)を利用することで、電源とWi-Fiさえあれば手軽に工事なしで設置できるサービスとして展開してきました。

ソラカメはお客様のフィードバックを基にカイゼンを続けていますが、中でも「より安定した通信環境を確保できないか?」というお声をいただきました。例えばWi-Fiの電波に左右されることの無い環境を作りたいというお悩みです。

そこで、今回「ATOM Cam 2 専用 LANアダプター」をソラカメユーザー向けに発売することとなりましたので、ご紹介させて頂きます。

ATOM Cam 2 専用 LANアダプターとは?

ソラカメ対応カメラ2機種のうち、ATOM Cam 2で利用可能なLANアダプターになります。通常はWi-Fi(2.4GHz帯)を利用してネットワーク接続し、インターネットを介して弊社クラウド環境に録画映像をアップロードします。
※ATOM Cam Swingではご利用頂けません。お間違えのない様、ご注意下さい。

今回発売する「ATOM Cam 2 専用 LANアダプター」を利用することで、有線LANケーブル経由でネットワーク接続する事が可能になります。

料金は1個あたり税込2,530円(税抜2,300円)です。弊社IoTストアまたはユーザーコンソールよりご購入頂けます。なお、「ATOM Cam 2 専用 LANアダプター」はソラカメ利用ユーザー向けの商品となり、弊社からのみのご購入が可能です。なお、ソラカメのクラウドライセンスまたはライブ視聴見放題をご契約頂いていない場合はサポート対象外となります。あらかじめご注意下さい。

どんな場合に便利なの?

Wi-Fi(2.4GHz帯)は電波を使う特性上、どうしても外部環境の影響を受け、通信が不安定になる可能性が排除できません。具体的には以下のようなケースで外部環境の影響を受けることがあります。

  • カメラ設置場所のWi-Fi電波強度が弱い(Wi-Fiアクセスポイントから距離が遠い、壁をまたいでの接続になる等)
  • 外来波があり、Wi-Fi(2.4GHz帯)に電波干渉が起きている(製造・設備機械等からのノイズ、周辺でのWi-Fi利用等)
  • 同一のWi-Fiアクセスポイントに大量のデバイスが接続されている

また、外部環境の問題だけでなく各企業のネットワーク運用ポリシー(例えば、業務端末等の重要通信でWi-Fi 2.4GHz帯が利用されており、それ以外の用途でのWi-Fi 2.4GHz帯の利用が禁じられている等)が理由でご利用頂けないといったケースもあるかと存じます。

ソラカメはクラウド録画を主軸としたサービスですので必要な通信帯域が安定していないと安定的な録画の継続も困難になります。

そんな時にぜひご検討頂きたいのが今回発売する「ATOM Cam 2 専用 LANアダプター」です。有線LANを用いてクラウドへ録画データをアップロードしますので、LAN及びWANの通信帯域さえ確保されていれば安定的にクラウド録画を継続することが可能になります。

具体的にどのようにカメラに接続するの?

具体的な接続構成は以下のようになります。

「ATOM Cam 2 専用 LANアダプター」は大きく「分岐ケーブル」と「ATOM Cam 2専用LANアダプター」の2つで構成されます。分岐ケーブルのUSBプラグ(micro USB、 オス)をATOM Cam 2に接続し、上図で分岐ケーブルにPowerと記載されているUSB端子(microUSB、メス) にATOM Cam 2本体購入時に付属している電源ケーブルを接続します。そして、上図の分岐ケーブルにLANと記載されているUSB端子(micro USB、メス)にATOM Cam 2専用LANアダプターを接続します。

あとはATOM Cam 2 専用 LANアダプター(RJ-45、メス)に有線LANケーブルを接続し、インターネット接続可能なネットワークと繋いで頂くだけです。ソラカメを利用するために求められるネットワーク要件(DHCP対応、プロキシ非対応、利用プロトコル及びポート等)については、こちらのブログ記事をご参照下さい。

詳細は「ATOM Cam 2 専用 LANアダプター」に同梱されているQRコードを読み取って頂くと、PDF形式にて取扱説明書がダウンロード頂けます。そちらをぜひご確認ください。

実物のお写真がこちら!

上述の接続イメージ図だけではわかりにくい点もあるかと思いますので、実物の写真も掲載させて頂きます。

ATOM Cam 2 専用 LANアダプター

分岐ケーブル
※撮影の便宜上テープでケーブルよれを抑えておりますが商品には関係ありません。

全て接続した場合の写真
※カメラ本体とAC電源ケーブルは「ATOM Cam 2 専用 LANアダプター」の同梱物ではありません。カメラ本体「ATOM Cam 2」購入時の同梱物となります。

まとめ

本記事の要点は以下のとおりです。

  • ソラカメ対応機種2機種のうち、ATOM Cam 2に対応したATOM Cam 2 専用 LANアダプター(1個あたり税込2,530円)が発売開始されました。ソラコムのIoTストアまたはユーザーコンソールからのみご購入が可能です。(ATOM Cam Swingは非対応です。ご注意下さい)
  • カメラ設置場所において、Wi-Fiの電波が安定しない、Wi-Fiが利用できないといった場合にご活用頂くと安定的に録画することが可能になり、大変便利です。
  • ソラカメを利用するために求められるネットワーク条件(DHCP対応、プロキシ非対応、利用プロトコル及びポート等)については、こちらのブログ記事をご参照下さい。

カメラを数多く設置頂くと、どこかの拠点でWi-Fiが安定しないといった状況は発生する可能性がありますが、ATOM Cam 2専用LANアダプターをご利用頂くことでより安心して多拠点でご利用頂くことが可能です。ぜひ、ご活用下さい。

なお、ATOM Cam Swingに対応したLANアダプターについては現在社内で検討しております。アップデートがあり次第、またブログ等で情報発信させて頂きますので今しばらくお待ち下さい。

これからもクラウド型カメラサービス「ソラカメ」は、日々新機能リリースや既存機能の改善を実施して参りますので、今後とも何卒宜しくお願い致します!!

― ソラコム高見 (ニックネーム yuu)