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はじめての「SORACOM Discovery」参加ガイド

こんにちは、ソラコムのエバンジェリスト 松下(ニックネーム: Max)です。普段からIoTやSORACOMの活用をビジネス面・技術面の双方からご紹介しています。

この夏、7月16日に開催する国内最大級のIoTカンファレンス「SORACOM Discovery」は、技術者からビジネス担当者まで様々な立場の方が集まるイベントです。初めての方にとっては、「どんな雰囲気なのか」「何を見ればいいのか」「一人でも参加しやすいのか」など、不安を感じる場面もあるかもしれません。

この記事では、初めて参加される方に向けて、イベントの楽しみ方や事前に知っておくと安心な情報をお届けします。

SORACOM Discovery とは?など、全体については「IoTとAIの交わりを体験! ― IoTカンファレンス「SORACOM Discovery 2025」お申込み開始!」こちらも併せてご覧ください。

会場の雰囲気は?

SORACOM Discoveryは、展示会とカンファレンスの両方を体験できる1日限りのリアルイベントです。

IoTの技術とビジネスの実践者から、これから取り組まれる方まで幅広い関心層が集まり、最新の事例や現場のリアルな声に触れられる場です。

服装は私服やビジネスカジュアルが主流で、スーツだけでなくTシャツにパーカーといった方もいらっしゃいます。実際、ソラコムのメンバーもチェレステ色(イタリア語で青空の意味をもつ明るい水色)のTシャツで皆様をお迎えしています。また、セッション中の写真撮影やハッシュタグ #SORACOM によるSNS投稿も歓迎されており、“オープンでフラット” な空気感が特徴です(撮影やSNS投稿は現場での指示にもご注意ください)。

会場までの行き方

会場の「東京ミッドタウン」は、東京メトロ(地下鉄)六本木駅に直結しています。そのため、悪天候(にならないことを祈るばかりですが)でも濡れずにご来場いただけます。駅から東京ミッドタウンの会場までは徒歩で5〜6分程度です。

はじめての「SORACOM Discovery の歩き方」展示からセッション選びまで

SORACOM Discovery は、30を超えるセッションやライブデモに加えて、展示ブースも数多くあります。時間も限られている中で、まず初めての方にオススメのセッション選びや展示の回り方をご紹介します。

まずは基調講演からスタート

イベント全体のテーマや方向性が語られる 基調講演(キーノート)は、IoTとSORACOMの全体像をつかむのに最適です。AIをはじめとして今年注目されている技術や、SORACOMが描くIoTの展望が語られ、その後のセッション選びにも役立つヒントが得られます。

朝10:00からスタートですが、昨年は9:45の時点でかなりの席が埋まっていました。先着順ですので席はお早めに確保いただくのがオススメです。ちなみに開場・受付開始は9:00からです。

午後のセッション前に展示会場を見学

基調講演は11:30に終了し、午後のセッションは13:30からスタートです。セッションがない時間も展示会場はオープンしていますので、このタイミングで展示会場を見学するのはいかがでしょうか。その間、もちろんランチ等と休憩いただくのも大切です。

IoTは現場のデジタル化を担う「デバイス」、デジタルデータを活かす「クラウドやソリューション」そして、現場とクラウドをつなげる「ネットワーク」と3つの要素でできています。展示ブースもそれぞれの得意分野をご紹介いただいていますので「センサーやカメラが欲しい」「AI活用や可視化の仕組みを探している」といった課題が明確ですと、よりフィットした内容が見つかります。

また、課題の探し方や明確化といったコンサルティング的な対応をしていただけるパートナーもいます。まずは展示員にお気軽にお声がけいただくのが、IoTの第一歩です。是非お名刺を多めにお持ちください!

IoTの “やってみた” をその場で見る・聞ける「IoT プロトタイピングコーナー」

展示会場と併せてご覧いただきたいのが、IoTプロトタイピングコーナーです。

プロトタイピングとは「試作」を意味します。手軽に入手できるセンサーやIoTデバイスを利用して、身近な困りごとを解決する作品が10種類以上並びます。

身近な課題解決はもちろん、ビジネス活用のヒントまでIoT活用のリアルな情報が得られる毎年大好評のコーナーです。作品はソラコムのメンバーと、SORACOMのユーザーコミュニティからも展示します。

ここには製作者もいますので、困難だった点や工夫したポイントを直接お話しいただけます!

午後のセッション ― 選び方

午後1:00からスタートするセッションは、会場が5つに分かれています。
Aトラック〜Dトラックは専用の部屋で、オープンシアターは出口付近のオープンスペースです。

セッション一覧はタイムテーブルでご覧いただけます。
はじめての方には、オープンシアターのセッションがオススメです。ここでは10分程度のコンパクトな時間で、IoTの最新事例を網羅的に見ることができる他、デモを通じたIoTへの取り組みやSORACOMの使い方を学べます。

もちろん他のセッションも大きなヒントになるかと思います。数多くあるため、以下のタグで絞り込み、セッション選びに役立てていただければと思います。

ここで、初めて目にするかもしれない単語2つを紹介します。
後付けIoT」とは “レトロフィット” とも言われるもので、既存設備に手を加えずにIoTを後付けして現場をデジタル化をする手法の事です。コスト削減や省力化を実現したい方にオススメです。

「組み込みIoT」とは製品やサービスにIoT通信を組み込み、新たな製品やサービスを創り出す手法の事です。新規事業や既存サービスのさらなる拡大を検討している方にお役に立ちます。

お問合せが増えているこの2つのワードで、今年から新たにセッションをタグ付けしていますので参考にして下さい。

夕方は、IoTやSORACOMの仲間が共に学び交流するコミュニティ「SORACOM UG」

SORACOM には、IoTやSORACOMを学び合うコミュニティ「SORACOM UG(User Group)」があります。コミュニティとはボランティアの勉強会グループです。

昨年も多くの「UGは初めて参加する」という方にもご参加いただきました!

展示会やセッションで学べたことや楽しめたことを語り合う・アウトプットし合う場として、是非このセッションにもご参加ください!

SORACOM Discovery の最新情報は?

SORACOM Discovery をはじめ SORACOM の情報は、様々なチャンネルを通じて発信しています。イベントWeb サイトだけでなく、SNS や YouTube のフォローを通じて最新情報を得てください。

皆さんと、7/16(水) に現地でお会いできることを楽しみにしています!

― ソラコム松下 (Max)