こんにちは。ソリューションアーキテクトの takuya です。
「梅雨なのに雨が降らない」そんな年、実はこれまでも何度かあったってご存知でしたか?気象庁によれば、梅雨の定義は“長雨が続く季節”ではなく、“ある特定の気圧配置の変化”なのだそうです。それでは今週もアップデートを見ていきましょう。
アップデート
変更の詳細については ChangeLog を参照ください。
- 05/29(木)
- SORACOM Orbit で IoT SIM のタグの書き込みと削除に対応しました
- SORACOM Orbit (以下、Orbit) は、デバイスから Unified Endpoint に送信されたデータを、SORACOM Beam / Funnel / Funk / Harvest Data / Flux に送信する前に、任意のデータフォーマットに変換するサービスです。データ変換のアルゴリズムは、AssemblyScript、Rust、C/C++、TinyGo を使って独自に開発できます。
- これまで Orbit で実行するデータ変換のアルゴリズムでは、IoT SIM のタグの「読み出し」は可能でしたが「書き込み」と「削除」はできませんでした。
- 今回新しく配布する SDK では、タグの「書き込み」と「削除」にも対応しました。
- また、C/C++ SDK では、確保されたメモリを開放する関数が変更されました。
- SORACOM Orbit で IoT SIM のタグの書き込みと削除に対応しました
- 05/30(金)
- SORACOM Flux の AI アクションに新たな AI モデルを追加しました
- SORACOM Flux の AI アクション に、以下の AI モデルを追加しました。
- 本日から、SORACOM Flux の AI アクション で選択できます。
- SORACOM Flux の AI アクションに新たな AI モデルを追加しました
- 06/06(火)
- ソラカメ ネットワーク診断ツールのオープンのお知らせ
- Soracom Cloud Camera Services (通称: ソラカメ) を利用する際、「ソラカメ」のWi-Fi 接続時に確認すべき3つのポイント に従って、ソラカメ対応カメラが接続するネットワークがサービス要件を満たしているかどうかを確認する必要があります。これまでは、この確認のためにネットワークに関する知識と手間が必要でした。
- このたび公開した ソラカメ ネットワーク診断ツール を使うと、ソラカメ対応カメラを接続予定のネットワークが、ソラカメのサービス要件を満たしていることを簡単に確認できます。接続予定のネットワークに、スマートフォンやパソコンを接続した状態でこのツールにアクセスして、[診断を開始する] をクリックしてください。
- ソラカメ ネットワーク診断ツールでは、以下のことが確認できます。
- クラウド録画のアップロードに必要な帯域が十分であること。
- 通信に必要なネットワークポートが開放されていること。
- ソラカメを利用できない表示になった場合は、ネットワーク管理者と対応を検討してください。
- ソラカメ ネットワーク診断ツールのオープンのお知らせ
- 06/12(木)
- SORACOM ユーザーコンソールからデバイスに SSH コマンドや HTTP/S リクエストを送信できるようになりました
- SORACOM ユーザーコンソールで、デバイスに SSH コマンドや HTTP/S リクエストを送信できるようになりました。SIM 管理画面で IoT SIM を選択し、[操作] → [HTTP/S でコマンドを送信] または [SSH でコマンドを送信] の順にクリックします。
- この機能は SORACOM API でも利用できます。具体的には、Sim:sendDownlinkSsh API および Sim:sendDownlinkHttp API を利用してください。
- SORACOM ユーザーコンソールからデバイスに SSH コマンドや HTTP/S リクエストを送信できるようになりました
Blog記事
- 05/29(木)
- 06/13(金)
プレスリリース
- 06/02(月)
- 「SORACOM Flux」が、OpenAIおよびAzure OpenAIの最新モデル「GPT-4.1」シリーズに対応
- 株式会社ソラコムは、IoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、利用できる生成AIモデルとして、OpenAIおよびAzure OpenAIの最新モデル「GPT-4.1」シリーズに対応したことをお知らせします。
- SORACOM Fluxは、IoTシステムの自動化を目的としたIoTアプリケーションビルダーです。センサーやカメラなどのIoTデータをインプットに、通知システムや生成AIモデルによる分析を組み合わせ、現場の業務や設備管理を効率化するアプリケーションを、ソフトウェア開発の専門知識がなくてもブラウザ上で構築できることが特長です。現場主導のデジタル化を支援する仕組みとして、製造業や物流業、小売などさまざまな業界で活用が進んでいます。
- 今回のアップデートにより、Fluxでは、OpenAIおよびAzure OpenAIが提供する最新モデル「GPT-4.1」「GPT-4.1-mini」「GPT-4.1-nano」に対応しました。GPT-4.1は、高精度な自然言語理解と複雑な文脈処理に優れたモデルで、IoTアプリケーションにおける高度な分析や判断に活用できます。加えて、GPT-4.1-miniおよびGPT-4.1-nanoは、応答速度とコスト効率に優れマルチモーダルな処理も可能な軽量モデルで、リアルタイム性が求められるユースケースや、センサーデータのスクリーニングといった定型処理において、コストを抑えながら柔軟に運用できます。
- なお、SORACOM Fluxでは、OpenAIモデルに加え、Googleの「Gemini 2.0 Flash」「Gemini 2.0 Flash-Lite」や、Amazon Bedrock上の「Anthropic Claude 3.7 Sonnet」にも対応しており、複数の最新モデルを用途に応じて使い分けることが可能です。
- 「SORACOM Flux」が、OpenAIおよびAzure OpenAIの最新モデル「GPT-4.1」シリーズに対応
- 06/04(水)
- SORACOMのビジネスパートナープログラムに、新たに3社の認定済パートナーが参画
- 株式会社ソラコムは、IoT活用を支援するソラコムのビジネスパートナープログラムである「SORACOMパートナースペース(以下、SPS)」に株式会社イノセント、株式会社クローネ、株式会社諏訪三社電機の3社が、新たに認定済パートナーとして参画したことを発表します。
- IoTプラットフォームSORACOMは、世界中の180以上の国と地域でつながるIoT向けデータ通信を軸に、IoTシステム構築に必要なサービスを提供しています。SORACOMのサービスにより、開発にかかる期間を短縮するだけではなく、大規模なIoTシステムを効率的に管理することが可能です。
- SPSは、デバイス、ネットワーク、セキュリティ、クラウド、アプリケーション、AIなどの専門領域に強みを持つ企業が参画するIoTビジネスパートナープログラムです。中でも認定済パートナーは、専門領域におけるIoT導入やSORACOM活用の実績と知見を持っています。IoTプロジェクトを推進する企業が外部パートナーとの協業を検討する際、SPSから最適なパートナーを探すことが可能です。
- SORACOMのビジネスパートナープログラムに、新たに3社の認定済パートナーが参画
- 06/09(月)
- IoT活用支援の優秀企業を表彰する 「SPSアワード 2024」を発表
- 株式会社ソラコムは、IoT活用を支援するソラコムのビジネスパートナープログラムである「SORACOM パートナースペース(以下、SPS)」において、今年度最もビジネスに貢献したパートナー企業を表彰する「SORACOM Partner Space アワード 2024(以下、SPSアワード 2024)」の受賞企業を発表しました。
- 本アワードは、SPSパートナー企業の中から、年間を通じたビジネス成長、IoT導入事例の実績数と先進性、SORACOMを活用したビジネスへの貢献などの視点から優れたパートナー企業を選出し、表彰するものです。
- SORACOMを活用したビジネスに最も貢献したパートナー企業を表彰する最優秀賞「SPSアワード 2024 ビジネス・オブ・ザ・イヤー」は、技研トラステム株式会社とJENESIS株式会社の2社が受賞しました。
- IoT活用支援の優秀企業を表彰する 「SPSアワード 2024」を発表
- 06/13(金)
- 療育センターエコルドが「ソラカメ」を採用、 支援の質向上と従業員の成長を実現
- 株式会社ソラコムは、D&I株式会社(東京都渋谷区)が運営する療育施設「療育センターエコルド」(大阪府池田市、取締役兼療育センター長中山のぞみ)において、クラウド型カメラサービス「ソラカメ」が採用されたことをお知らせします。
- 療育センターエコルドでは、知的発達や運動発達に特性のある1〜6歳の子どもたちを対象に、専門スタッフが個別の療育プログラムを提供しています。支援の現場では、子どもたちとの関わりが密になる分、予期せぬトラブルが発生する場面もあり、保護者への説明や従業員の精神的な負担が課題となっていました。また、近年は不審者対応や施設内での事故防止といった安全対策の強化、支援の透明性向上も重要なテーマとなっています。
- こうした背景のもと、リアルタイム視聴とクラウド録画に対応した「ソラカメ」の導入により、施設内の状況を常時可視化できる環境を構築しました。映像の活用を通じて、子どもたちの安全確保に加え、保護者との信頼関係の強化、さらには従業員の支援スキル向上といった多面的な効果が得られています。
- 療育センターエコルドが「ソラカメ」を採用、 支援の質向上と従業員の成長を実現
今後のイベント
- 06/24(火)
- 06/26(木)
- 07/10(木)
- 07/16(水)
他に「こんなことを書いてほしい」「読者からのお便りを紹介してほしい」などなどご要望やご質問、本ブログ記事の感想などございましたら、X のハッシュタグ #SORACOM で Post いただけると幸いです。#ほぼソラ でも大丈夫です!
それでは。また次回をお楽しみに!― ソラコム takuya @okeee0315