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SORACOM が 第5回 日本サービス大賞の総務大臣賞を受賞、Hondaのモビリティロボット「UNI-ONE」に採用、他 ほぼ週刊ソラコム 11/29-12/26

こんにちは。ソリューションアーキテクトの takuya です。

早いものでもう年末ですね。もうお休みに入っている方もいらっしゃるのかもしれません。今年も「ほぼソラ」をお読みいただきありがとうございました。皆さま、良いお年をお迎えください。それでは今週もアップデートを見ていきましょう。

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  • 12/01(月)
  • 12/02(火)
    • ソラコム、スズキのIoT実証を支援、多目的電動台車「MITRA」が2025国際ロボット展に参考出展
      • 株式会社ソラコムは、スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長 鈴木 俊宏、以下 スズキ)が開発を進める多目的電動台車「MITRA」が、2025年12月3日から開催される「2025国際ロボット展/ iREX2025」(主催:一般社団法人 日本ロボット工業会、日刊工業新聞社)に参考出展されることをお知らせします。
      • MITRAは、スズキが長年にわたり電動車いすの開発で培ってきた走破性や安定性などの技術を活かし、多様なロボットの足回りとして活用できることを目指した開発中の電動ユニットです。MITRAにパートナー企業が自律走行やAIなどの技術を組み合わせることで、物流、農業、土木建設といった様々な分野でロボットによる課題解決ができるよう取り組んでいます。
      • 今回のMITRAの展示では、悪路コースを難なく走破する試作機の走行をご覧いただけます。加えて、リニア設備検査ロボット、果樹園での作物センシングロボット、工事従事者を危険から守る情報表示ロボット、自動配送ロボットなど、7つのパートナー企業との取り組み内容や実機を紹介し、多彩なロボットたちの仕様や特長をご覧いただけます。
  • 12/03(水)
    • SORACOMのビジネスパートナープログラムに、新たに5社の認定済パートナーが参画
      • 株式会社ソラコムは、IoT活用を支援するソラコムのビジネスパートナープログラムである「SORACOMパートナースペース(以下、SPS)」に株式会社インスタテック、株式会社現場サポート、日本ラントロニクス株式会社、北菱電興株式会社、Megaport Japan株式会社の5社が、新たに認定済パートナーとして参画したことを発表します。
      • IoTプラットフォームSORACOMは、世界中の213の国と地域でつながるIoT向けデータ通信を軸に、IoTシステム構築に必要なサービスを提供しています。SORACOMのサービスにより、開発にかかる期間を短縮するだけではなく、大規模なIoTシステムを効率的に管理することが可能です。
      • SPSは、デバイス、ネットワーク、セキュリティ、クラウド、アプリケーション、AIなどの専門領域に強みを持つ企業が参画するIoTビジネスパートナープログラムです。中でも認定済パートナーは、専門領域におけるIoT導入やSORACOM活用の実績と知見を持っています。IoTプロジェクトを推進する企業が外部パートナーとの協業を検討する際、SPSから最適なパートナーを探すことが可能です。
  • 12/05(金)
    • AIボットサービス「Wisora」の機能を拡張、 社内問い合わせ対応の自動化を支援
      • 株式会社ソラコムは、AIボットサービス「Wisora(ウィソラ)」の機能を拡張し、企業で広く利用されているコミュニケーション基盤「Microsoft Teams」との連携、クラウドストレージ「Box」のドキュメント読み込み機能を、2025年12月5日より提供開始します。あわせて、ボットへアクセスする際のシングルサインオン(SSO)認証にも対応しました。これにより、社内向けの情報を元にして、社員だけが使える問い合わせ窓口を、社内ポータルやMicrosoft Teams上に構築することが可能になります。
      • Wisoraは、社内外のドキュメントやウェブサイトを取り込み、生成AIを活用して最適な回答を提供するボットサービスです。AIやシステムの専門知識がなくても利用を開始できる点が特長で、ブラウザ上の画面からPDFやOfficeファイル、ウェブページなどを読み込ませる簡単な操作・設定により、自然言語での質問に対して最適な回答案を得ることができます。
      • 作成したボットは、ウェブサイト、ウィジェット、Slack、Teamsなどに設置でき、一次回答を担う「AIアシスタント」として活用できます。ボットのデザインやキャラクター設定、多言語対応も可能です。さらに、追加学習を繰り返し行うなど、継続的に改善できる仕組みも備えています。
      • 営業部門では、質問に即時回答する一次対応AIとして活用できます。人事、経理、システム部門では、社内手続きや設定ガイドなどに関する問い合わせ対応の自動化が可能です。問い合わせ対応の負荷を減らすだけでなく、問い合わせをする社員にとっても、資料を探す時間を削減し、必要な情報を得やすくなります。
      • さらに、PDFや画像内の文字情報を高精度に認識する新しいOCR機能の先行利用版を提供開始しました。パンフレットや提案資料など、デザインされた文字も高精度に読み取れるようになり、検索性と回答精度の向上が期待されます。先行利用版の提供期間中は無償でご利用いただけます。
  • 12/08(月)
    • ソラコム、JAPAN BUILD に出展。建設・施設運用でのIoT/カメラ活用を紹介
      • 株式会社ソラコムは、2025年12月10日(水)から12月12日(金)まで東京ビッグサイトで開催される、建築・土木・不動産の先端技術展「JAPAN BUILD TOKYO」(主催:RX Japan)にブース出展することをお知らせします。
      • 本出展は、JAPAN BUILD TOKYO を構成する「スマートビルディング EXPO」エリアでの展示となり、建設現場や施設運用の省人化・効率化に向けた、IoT とクラウド、AI を活用した最新の取り組みをご紹介します。
      • ソラコムブースでは、SORACOM の IoTプラットフォームを活用した環境モニタリングや設備のリモート点検、遠隔メンテナンスなどの具体的な IoT 活用事例とともに、IoT システムを短期間で開発・活用できる通信とサービスをご紹介します。
      • また近年、カメラの設置が「人の目の代わり」として拡大している背景を踏まえ、建設現場をはじめとするさまざまな現場で導入が進むソラコムクラウドカメラサービス「ソラカメ」を展示します。ソラカメは 1台あたりの導入がリーズナブルで、取り付けたい場所に“必要な台数を”設置しやすい点が特長です。Wi-Fi と電源があればすぐに利用を開始でき、リアルタイム視聴とクラウド録画により、カメラ映像を遠隔から確認できます。
      • ブースでは、建設現場や、道路、駐車場や資材置き場など、屋外でも臨機応変に必要な箇所に設置・移設が可能なセルラー通信搭載の「ソラカメ屋外スターターキット」と、太陽光パネルとバッテリーがセットになった「ソラカメ屋外ソーラーキット」を実機で展示します。
      • また、施工フェーズによって変化する建設現場を想定し、天井空の吊り下げや単管パイプ、カラーコーンなどの建設資材に簡単に取り付けできる「ソラカメ 建設現場向けアタッチメント」を用いたカメラの取り付け例をご紹介します。
  • 12/09(火)
    • Hondaのモビリティロボット「UNI-ONE」に、 SORACOMを採用
      • 株式会社ソラコムは、本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、取締役代表執行役社長 三部敏宏、以下、Honda)が開発したモビリティロボット「UNI-ONE」( https://www.honda.co.jp/UNI-ONE/ )のデータ通信基盤として、IoTプラットフォーム「SORACOM」が採用されたことをお知らせします。
      • 「UNI-ONE」は、Hondaが長年のロボティクス研究で培った技術を活用し、座ったまま体重移動するだけで歩行するように移動でき、両手が自由に使える、着座型のモビリティロボットです。施設内での回遊、オフィスや作業場所における業務効率化、高齢者をはじめとする多様な人材の移動支援など、幅広い用途での活用を想定し、2025年9月から日本国内の法人向けに発売を開始しました。
      • 今回の「UNI-ONE」では、搭載されたECU(電子制御ユニット)から、バッテリーの充電状況や位置情報、速度、センサー情報などをSORACOMを通じて取得し、サービス向上やメンテナンス、性能や運転行動の分析に活用しています。また、「UNI-ONE」の機能追加や改善などファームウェアのリモートアップデートにもSORACOMが安定した配信基盤を提供しています。
      • 今後、「UNI-ONE」の利用拡大や量産化に伴い、通信基盤には、限られた電源リソースの中で効率的なデータ通信設計が求められます。ソラコムは、IoT分野におけるデバイスからクラウドまでのシステム設計・運用で培った実績と、複数のキャリアで安定して通信できるマルチキャリア対応技術、およびデータ通信の最適化技術を活かし、「UNI-ONE」の事業成長を支援していきます。
  • 12/10(水)
    • IoTプラットフォーム「SORACOM」が 第5回 日本サービス大賞の総務大臣賞を受賞
      • 株式会社ソラコムは、公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会が主催する「第5回 日本サービス大賞」において、IoTプラットフォーム「SORACOM」(受賞サービス名:IoTの「つなぐ」を簡単に IoTプラットフォーム「SORACOM」)が、「総務大臣賞」を受賞したことをお知らせします。
      • 日本サービス大賞は、日本のGDPと雇用の7割超を占めるサービス産業で、サービスの高度化と産業の発展を先導する「革新的な優れたサービス」を表彰する制度です。今回、ソラコムは、IoTプラットフォームSORACOMの「IoTの導入を容易にし、誰もが利用できるプラットフォームを提供することでテクノロジーの民主化を実現している点」が高く評価され、「総務大臣賞」の受賞に至りました。
      • SORACOMは、あらゆるモノをインターネットやAIに「つなぐ」ための通信と、IoTシステム開発や運用、データ活用のためのサービスをワンストップで提供するIoTプラットフォームで、200以上の国や地域でご利用いただけます。必要なサービスを組み合わせることで、IoTシステムの導入やデータ活用を容易にし、お客様の業務効率化や課題解決に大きく貢献しています。
      • 今回、特に評価されたのは、以下の3点です。
        • 利用しやすさの追求でテクノロジーを民主化:IoTシステムの開発・運用に必要な機能を、誰もが使いやすい形で提供するという価値を追求した独自の仕組みで、お客様ごとの利用価値を共創しています。
        • ユーザーとともに成長するプラットフォーム:お客さまからのフィードバックを受け、9年間で400回以上の機能・サービスのアップデートを実施。IoTシステム開発・運用で共通の機能をプラットフォームに実装し、利用者とともにプラットフォームを進化させています。
        • IoTの導入で社会課題を解決:IoTプラットフォームに技術者が集まり様々な社会課題の解決に貢献。日本発のグローバルな次世代の社会インフラとしてグローバルでの発展可能性を示しています。
  • 12/16(火)
    • AIボットサービス「Wisora」に、回答の厳密度を調整する「ハルシネーション対策機能」を追加
      • 株式会社ソラコムは、生成AIを活用したボット作成サービス「Wisora(ウィソラ)」において、回答生成時の情報参照範囲と厳密度を設定できる「ハルシネーション対策機能」を2025年12月16日より提供開始します。
      • Wisoraでは、RAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を活用し、ユーザーが指定したウェブサイトやドキュメントを読み込んで回答します。従来は、より自然で人間らしい対話を実現するために、読み込ませた独自のデータに加え、AIモデルが持つ広範なウェブ上の公開情報を利用して補完的に参照する仕様となっていました。しかし、この仕組みは柔軟な会話が可能になる一方で、読み込ませていない情報や、ウェブ上に残る古い情報を元に、事実と異なる回答を生成してしまう「ハルシネーション」の可能性もあります。
      • 今回提供を開始した「ハルシネーション対策機能」は、こうした課題に対し、ユーザーが設定画面のプルダウン操作だけで、AIの回答姿勢を「推奨モード」と「厳格モード」の2種類から容易に選択できます。「推奨モード」では、AIが持つ一般常識やウェブ上の知識も活用するため、指定ドキュメントに含まれない周辺情報についてもウェブ上の情報を参照して柔軟に回答します。一方、「厳格モード」を選択すると、AIは読み込ませた情報のみを正解として扱います。ドキュメントに記載のない質問に対しては明確に「情報を持っていない」と回答し、AIの推測や外部知識の混入を低減することで、情報の厳密性を担保します。これまで、このような挙動の制御には専門的なプロンプトエンジニアリングが必要でしたが、本機能により、誰でも直感的に利用用途にあわせてご利用いただけるようになりました。
  • 12/22(月)
    • SORACOM Flux、カメラ・GPS・ボタンと連携するIoT自動化テンプレートを拡充
      • 株式会社ソラコムは、IoTシステムの自動化や AI を活用したアプリケーションを構築できるサービス「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、用意されたテンプレートを選び、必要な項目を設定するだけでIoTシステムの自動化アプリケーションを構築できる「アプリテンプレート」を拡充し、提供テンプレート数が14種類になったことをお知らせします。
      • SORACOM Fluxは、センサーやカメラなどから取得したIoTデータをもとに、通知や生成AIによる分析といった処理を組み合わせることで、業務の効率化や自動化を実現するIoTオートメーションサービスです。プログラミングの知識がなくても、ブラウザ上の操作だけで設定できることから、現場主導のデジタル化を支援する仕組みとして活用が進んでいます。
      • SORACOM Fluxでは、イベントトリガー、条件分岐、アクション、出力先など、アプリケーションを構成する各要素をユーザー自身が設計します。「アプリテンプレート」は、代表的なユースケースに最適化されたワークフローをあらかじめ用意したもので、テンプレートを選択して複製するだけでIoTアプリケーションのワークフローが自動作成され、ユーザーは最小限のパラメーター設定のみで自動化アプリケーションをすぐに利用開始できます。
      • 新テンプレートのひとつである、「ソラカメで動画の解析と通知」は、ソラコムクラウドカメラサービス「ソラカメ」で取得した動画を生成AIで分析し、その結果に応じて通知を行う自動化アプリケーションを構築できるテンプレートです。静止画では、特定の作業や状態を狙ったタイミングで撮影・分析することが難しい場合がありますが、動画ではその前後の状況も含めて記録できるため、分析に適したフレームをAIが選択して分析することが可能になり、撮影のタイミングが重要となるユースケースにおいても、状況把握や検知を効率的に実現できます。ソラカメを利用したテンプレートとしては、このほかにも「ソラカメで人数検知して可視化と通知」などが提供されています。

お知らせ

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それでは。また次回をお楽しみに!― ソラコム takuya @okeee0315