SORACOM Air for Sigfoxも好きなソラコム 松下(max)です。
Sigfoxが1回線からご利用できるという手軽さから、すでに多くのお客様に使っていただいています SORACOM Air for Sigfox に、Arduino UNO R3向けの開発シールド「Sigfox Shield for Arduino – UnaShield V2S」が追加されたのでご紹介します!
(製品ページへ)
Sigfox Shield for Arduino – UnaShield V2S の特徴
- Arduino UNO R3 のシールド(拡張ボード)としてお使いいただけます
- 日本国内のSigfox通信(RCZ3)に対応したモジュールを搭載
- 技適対応のアンテナ標準添付
- シールド上には通信モジュールだけでなく、押しボタンスイッチ、LED2つ、加速度センサー、温湿度&気圧センサーを搭載し、シールドだけで開発やセンシングが可能
- Grove コネクターを2つ搭載、I2CとアナログのGrove センサーモジュールを後付け可能※1
- 残りの空いているピンはArduinoの標準ポートとして利用することも可能です
- ライブラリやサンプルが公開されており、リファレンスも充実
※1 供給電圧は5Vと3.3Vのどちらか一方をシールド上のジャンパで指定します
Sigfox Shield for Arduinoが使用しているピン等のハードウェアの情報は UnaShield V2S (20170325) を参照ください。
Sigfoxの通信可能地域
Sigfoxの通信可能地域は Sigfox社のcoverageページを見るのが一番です。
前回紹介したときよりも、通信可能な地域が増えている!!
Sigfox Shield for Arduino の始め方
ご購入は SORACOM Webコンソールの「発注」から、ご注文が可能です。
Sigfox Shield for Arduinoがお手元に届いたら、SORACOM Webコンソールの「発注」のご注文履歴から「受け取り確認」をクリックするだけで、その瞬間からお使いいただくことができます!
ここまでの画面イメージは、同じSigfoxデバイスである Sens’it の受け取り画面を参考にしてみてください。
Sigfox Shield for Arduino を用いた開発
早速開発をしてみましょう。とはいえ、Arduino側の開発はとてもシンプルで済みます。
- ライブラリをインストールした後
SIGFOX.h
をinclude - UnaShieldV2S オブジェクトを初期化
transceiver.begin
を行いtransceiver.sendMessage
やtransceiver.sendString
で送信
これだけでSigfoxネットワークへデータを送信することができます。
SORACOM Harvestでデータを可視化するサンプルを作ってみましたが、約20行と極めて簡単です。
これだけシンプルにできるのは、ライブラリのおかげでもありますが、 SORACOM Air for Sigfox が SORACOMの各サービス「データ転送サービスSORACOM Beam」 「クラウド・アダプタサービスSORACOM Funnel」 「データ蓄積・可視化サービスSORACOM Harvest」 と連携するため、デバイス側の開発をシンプルに保つことができるんですね。
おわりに
今回ご紹介した「Sigfox Shield for Arduino」で色々なセンサーを接続できるようになるので、より詳細な開発ができるようになりました。
逆に手軽に開発したい、Sigfoxネットワークを体験したいという方には、7種類のセンサ・バッテリを内蔵したSens’it や 2チャンネルの接点をSigfox通信できるドライコンタクトコンバーター もご検討ください!
ソラコム 松下