皆さまお疲れ様です、”Max” 松下です。
SORACOM では「ユーザーグループ(略してUGとも書きます)」と呼ばれる、SORACOMのユーザーによるコミュニティがあります。このSORACOM UGは、有志の方々による勉強会が中心なのですが、これまでの活動などはこちらのブログや、 SORACOM UG のFacebookページをご覧ください!
今回は、先日10/12(土)に広島で開催されたSORACOM UG Hiroshima #3に呼んでいただきましたのでその様子をご報告いたします!
懇親会盛り上がり過ぎて忘れてたけど、昨日の #soracomug 広島、無事終わりました!
発表していただいた2企業さんはいずれも社内でIoTを推進するためのヒントが盛り沢山でとても良いお話でした。 pic.twitter.com/GQJmHMkWSO
— みっちゃん/安藤 光昭 (@m_ando_japan) October 12, 2019
無事開催できたことに感謝
10/12は台風19号の接近/上陸に伴い開催が危ぶまれましたが、広島は大きく天候が崩れることが無く、幸いにも開催できました。
新しい朝が来たっ、広島の朝だっ!今日はSORACOM UG Hiroshimaの #3 です。こちらは風が強いものの、身の危険というところは無い模様。ハッシュタグは #soracomug ですー。 pic.twitter.com/PoIdMM4vFE
— 松下享平 (Max@SORACOM) (@ma2shita) October 12, 2019
一方、関東を中心として被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。 m(__)m
会場は中外テクノス様の会議室をお借りました
SORACOMのユーザーでもあり、今回発表もされる中外テクノス様より会場をお借りしました。休日にも関わらずご準備から当日はお飲み物まで出していただき、本当に恐縮ですがありがたかったです。
明日の #SORACOMUG HIROSHIMAで会場をお借りする中外テクノスさんから、準備OKの連絡が!
立派な立看板ありがとうございます!https://t.co/CRdr2vtV7K pic.twitter.com/HxQJT6MV3O
— みっちゃん/安藤 光昭 (@m_ando_japan) October 11, 2019
参加率100%! 他の支部からも応援に来てくださいました!
当日は参加率が驚異の100%ということで大変驚きました。この裏には「参加予定だったんだけど、行けなくなってしまって」と丁寧にキャンセルのご連絡などがあったということで、、運営としてはとてもありがたかったそうです。
申込者の出席率100%達成!#soracomug
— みっちゃん/安藤 光昭 (@m_ando_japan) October 12, 2019
また、SORACOM UG 岡山からも古里さんが駆けつけてくれまして、UG間での交流も深まりました。ありがとうございます!
SORACOM UG 古里さんから、きびだんごの差し入れ。あざます!#soracomug pic.twitter.com/MerXLyEVgE
— 松下享平 (Max@SORACOM) (@ma2shita) October 12, 2019
開会の挨拶からSORACOMセッションへ
SORACOM UG Hiroshima運営メンバーの安藤さんよりオープニングで話していただいた後、私から「IoT向けプラットフォーム SORACOM とは」をお話させていただきました。
#soracomug Hiroshima #3 はじまったよー。 pic.twitter.com/dzRJf7XWu3
— 松下享平 (Max@SORACOM) (@ma2shita) October 12, 2019
まずはMaxからSORACOMの紹介。 #soracomug pic.twitter.com/rSmxnwG5cd
— takeshi.furusato (@t_furusato) October 12, 2019
資料は Slideshare に公開してあります。みなさん、「ソラコム」と「SORACOM」の違い、覚えていらっしゃいますか!?
ハッシュタグ #SORACOMUG も盛り上がりました
特にTwitterになりますがハッシュタグ #SORACOMUG をつけてツイートしていただき、今回のブログもそうなのですが振り返りがとてもしやすく、ありがたかったです。
ユーザー事例登壇1:荒谷建設コンサルタントさん
今回のUGではSORACOMをご利用いただいている事例からのご登壇をお願いしたところ、快く引き受けていただき発表していただきました。
1社目が荒谷建設コンサルタントの渡部さんです。
荒谷建設コンサルタント 渡部さんから、土木インフラマネジメントの SORACOM活用のお話!「わかりやすくしようとしたら枚数が増えてしまって」#soracomug pic.twitter.com/pf6v0vPCcl
— 松下享平 (Max@SORACOM) (@ma2shita) October 12, 2019
お仕事が営業系ということもあり、1年前までは「え?Wi-Fiって何?」とあまり技術とは縁がなかったそうですが、地場の中堅企業が最新技術つかったらサービスレベルが格段に上がるんじゃないのか?という思いから一念発起してRaspberry Piなどを使ったIoTの世界に飛び込んでみたそうです。
どうやらSORACOMのYouTube動画を見ていただき「できそう」と思っていただいたとの事。やってよかった (^^
7/2 の SORACOM Discovery 2019 でご紹介させていただいた事例は広島県の山奥における土石流監視の仕組みになります。SORACOMとSORACOMのパートナーの仕組みを利用することで、設置コストの半減、運用の安定化、そして何よりも地域住民の方々の安心につながる仕組みができたということです。
私が一番印象に残ったのは、実は「渡部さんが初めて作った IoT システム」というのがあり、その成功体験がもとになって土石流監視の仕組みに至ったとの事。そのシステムが人感センサーを用いた「上長、いまどこの建屋に居るの?」在席確認システムです。上長が在席/離席しているのかがGoogle Spreadsheetを通じてわかるというもので、決裁をもらうために色々探し回らなくても良くなったとそうです。
こういったスモールスタート&早期の成功体験が次のプロジェクトへの原動力になるという実例だと感じました。
荒谷建設コンサルタントさん、自社でやってみるという姿勢がすごすぎる。簡単に言われているけど、こういうのを社内で試す風土が出来てるのが素晴らしい。
#soracomug— みっちゃん/安藤 光昭 (@m_ando_japan) October 12, 2019
現在は別のプロジェクトにも取り組まれているそうで、Node-REDとWatson IoT Platformを組み合わせた就活生への応対Botの運用や、OpenCVを利用してピンボケ写真の除去や動画解析といった事にも挑戦されているとのこと。
1年前まで「W-Fiってなに?」とおっしゃっていた方とは思えない取り組み力で驚きました!引き続きSORACOMを使っていただけると嬉しいです。
ユーザー事例登壇2:中外テクノスさん
会場をお貸しいただいた中外テクノスさんからもご登壇いただきました。発表者は尾崎さん。タイトルが「ありがとう、ソラコムさん」と、何をお話されるのか興味津々です (^^
中外テクノスの尾崎さんから「ありがとう、ソラコムさん」という、タイトルだー。なんだろう!?#soracomug pic.twitter.com/BDCQiAv5al
— 松下享平 (Max@SORACOM) (@ma2shita) October 12, 2019
中外テクノスさんさんは「総合検査企業」という企業カテゴリで、例えば今回事例となった環境モニタリングを行っている会社とのこと。
SORACOM Discovery 2019では「工事現場の騒音、振動、粉塵、風向、風速を監視&通知」の事例として紹介させていただきました。 今回はこれの裏話(?)的な内容をご紹介いただきました。
従来から有線ケーブルやPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)を用いてモニタリングは行っていたのですが、IoTとその周辺技術によるモダナイズで機器や設置の低価格化が実現できたそうです。
このCEEMS(Chugai Efficient and Effective Monitoring System)と呼ばれる環境モニタリングシステムは中外テクノスさんのクラウドシステムとしてお客様に提供されているのですが、中外テクノスさん内部にはクラウド系技術者が少ないということもあり、元々は外注を予定していたそうですが、紆余曲折あり内製することを決断されました。
その時ソラコムが行っている「無料 IoT 個別相談会」でご相談いただいたところ、応対させていただいたセールスメンバーの即答力に感動されたとの事 (^^
ダッシュボード作成・共有サービスである SORACOM Lagoon を使えば「すでに存在しているサービスを利用する」事ができるとご判断いただき、CEEMSのコアシステムとしてご利用いただいています。
また、SORACOMは2週間を目安としたアップデートを続けているのですが、その中で2018年10月のアップデートに「SORACOM Lagoon / Dynamic Image Panel」というものがありました。この機能も「これ、外注にお願いしたら数十万円かかる事がSORACOMを使い続けてると勝手に(!?)機能が追加される」というエンジニアリング力、そして「サポートに問い合わせたら期待値以上の回答が来る」というサポート面をお褒めいただき、だから “ありがとう、ソラコムさん” というタイトルだったんですねと納得しました。
待っていると勝手に欲しい機能が使えるようになっているww #SORACOMUG
— Kazuhiko Arima (@kz2121) October 12, 2019
セッションを聞いている最中はこそばゆい気持ちではありましたが、とても嬉しかったです。引き続きセールス、エンジニア&サポートでご支援したく思います。
尾崎さんは登壇事例1の渡部さんと共に中国/深センで開催予定のMaker Faire Shenzhen 2019にも行かれるそうで、SORACOMのユーザー同士での交流がもっと深まると嬉しいと思いました。
ちなみに「草刈ルゥーーン」という、草刈りをゲーム感覚で楽しんじゃおうというプロジェクトも紹介されてましたので、こちらもご紹介しておきます。
ハンズオンは「しろボタン & SORACOM Lagoon」
最後のセッションはSORACOM LTE-M Button for Enterprise (通称:しろボタン)を用いたハンズオンです。やはりIoTは「手を動かしてみる」のが一番ですね。
SORACOM LTE-M Button ハンズオン、始まりましたー。もくもくとした会場。。。#soracomug pic.twitter.com/YJGL7nagLU
— 松下享平 (Max@SORACOM) (@ma2shita) October 12, 2019
SORACOM LTE-M Button for Enterpriseは LTE-M の通信を利用して位置情報を取得することができます。早速「位置情報がでた!」といった現場からの声です。
ボタンを押した位置情報取れた!#soracomug pic.twitter.com/nV7cemuKlD
— takeshi.furusato (@t_furusato) October 12, 2019
非常に簡単だったらしく、予定時間よりも早く終わる方が続出したということもあり、私の方からIoTと相性のいいシステム「サーバレス」についての解説を行いました。
資料は公開してあります。Slideshare の 50ページ目からお読みください!
急遽紹介させていただいたのですが、活用できそうというお声をいただけて良かったです。是非使ってみていただければ!
・スケジュールドな処理:仮想サーバ(稼働時間課金)と相性がいい
・ボタンなどイベント発生型のデバイス(IoT):イベント駆動型のサービス(処理時間課金) Lambdaなど5秒に一回位置情報を送る→仮想サーバの方がいいかも
処理形態に適したクラウド型のアーキテクチャを検討すべし
#SORACOMUG— Kazuhiko Arima (@kz2121) October 12, 2019
懇親会は盛り上がりすぎて写真を忘れました
半分くらいの方に参加いただいた懇親会ですが、やはり話題はIoT。ボタンの活用の話からサーバレスの話など、様々なお話が聞けてとても充実していたのですが、、、写真を忘れてしまいました (^^;;;;;
すごい盛り上がったことだけご報告させていただきます (^^
あとがき
天候の件もあったので私は前日の金曜に移動しておいたのですが、皆さんにお会いできて本当にうれしく思いました。いつも紹介させていただいている事例一つ一つにストーリーや苦労、嬉しかったことが詰まっており、また一段と紹介にも熱が入りそうです。
SORACOM では @SORACOM_PR というツイッターアカウントがありまして、そちらでも様々なストーリーやイベントのご紹介をしています。お気軽にフォローしてください。もちろん私 (Max) も @ma2shita というアカウント名でツイッターをやっております。”Max” じゃないのか!というツッコミはあると思いますが、、、こちらもフォローいただけると嬉しいです!
広島での次回は、、、来年ですかね?それよりも前の11/23には SORACOM UG Explorer 2019 というUGの全国大会がありますから、そこでまたお会いできることを楽しみにしております!
― Max 松下