2020年になりまして、早速講演活動をしておりますテクノロジー・エバンジェリストの松下 (Max) です。
1/22に環境装置やプラント等の産業機械メーカーの方々の業界団体「一般社団法人 日本産業機械工業会」の環境ビジネス委員会 IoT 調査分科会にて SORACOM を活用した IoT の先進的事例のご紹介を発表してきました。
この、日本産業機械工業会とは…
産業機械(環境装置・プラント、製鉄機械、ボイラ・原動機、風水力機械、等)を製造しているメーカが154社加盟した業界団体
とのことです。
その中の環境ビジネス委員会では「様々な産業で導入が進んでいる IoT を活用が必要なのでは?」ということから IoT 調査分科会を立ち上げ、現状、今後の IoT 活用に対する調査研究活動をスタートしています。
今回はその活動の一環で、SORACOMのお客様の中でも特に産業機械の事例や活用できる技術、そしてIoTへの取り組み方をご紹介してきました。
発表資料は以下です。
特にご注目いただいたのが、京都に本社がある受託製造からヘルスケア・環境改善を行う機器を製造販売されている JOHNAN の、エア・コンプレッサー周辺装置(ドレン水処理装置)の遠隔監視の事例でした。
ドレン水処理装置「ドレントーレ」は、工場のエア・コンプレッサが動作した際に発生する水滴 “ドレン水” を処理するための装置で、工場等ではこの装置を設置することで、法律で定められた水質基準を満たすことができることから、今回ご参加いただいたメーカーの方々にも身近に感じられる装置です。
お客様の現場に設置されるため、遠隔でのデータ収集を行うネットワークの部分に IoT 向けデータ通信サービス SORACOM Air 、そして可視化のアプリケーション部分をダッシュボード作成・共有サービスの SORACOM Lagoon を利用することで、4ヵ月という期間で実現できたという事例です。
(詳細な事例紹介はSORACOM 導入事例:JOHNAN株式会社を是非ご覧ください!)
会終了後の名刺交換の際には「(産業機械の環境ビジネス委員会に)似ている業界の先進事例がわかり、具体的な取り組み方がわかった」というお声をいただき、産業機械の分野でも着実に IoT の活用が進むのではないかと感じています。
― ソラコム Max (松下)