投稿日 2020-08-12

イベントハンドラー機能アップデート:Standbyアクション、再実行しないオプション(runOnceAmongTarget)を利用できるようになりました。

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

さて、イベントハンドラー機能をアップデートしましたのでお知らせします!

このたびイベントハンドラーに以下を追加しました。

  • SIMステータスをStandbyとするアクションを追加
  • 「再評価を行うタイミングまで再実行しない」オプション

そもそもイベントハンドラーとは

イベントハンドラーとは、SIMのデータ通信量やステータス変更や有効期限などを条件に設定し、この条件を満たした場合にアクションを実行することができます。アクションには、メール通知、AWS Lambdaファンクション、SIMのステータスの変更などを指定できます。

お客様はイベントハンドラーを使用することで、たとえば月に 10MB のみ使用できる SIM、IoTデバイスの出荷開始後に使用開始をトリガーにお客様のデータベースを更新するなど、 お客様自身で通信を管理したり連携することが容易となります!

例:

  • データ通信量が月に1GBを超えたら、SIMを休止状態(通信できない状態)にする
  • データ通信量が 1日10MBを超えたらメールで通知する
  • SIM が通信を開始して Active になったら、お客様の AWS Lambda を呼び出し、お客様のデータベースを更新する

設定できる条件(ルールと呼んでいます)は、以下のとおりです。

イベントハンドラールール

また、アクションは以下のとおりです。

イベントハンドラーアクション

新アクション:SIMステータスをStandbyとするアクション

このたび SIM ステータスを Standby とするアクションを追加しました。

plan01s や planKM1 では Standby(利用開始待ち)というステータスを持つことができます。Standby(利用開始待ち)はSIMの基本料金が発生しません。ただし、利用開始待ちから使用中、休止中の遷移1回につき、アクティベーション料金が発生します。

SIMステータスをStandbyとするアクションの要望をいただいたお客様では、使用開始(Active)の1日後にStandbyとするアクションを設定されています。

イベントハンドラーアクション

このお客様では、デバイスの出荷前に工場で疎通テストを行い、疎通テストが完了すると1日後に自動的に「利用開始待ち」となります。その後、小売店で在庫として保管されている間は基本料金が発生せず、実際にエンドユーザーであるお客様が使用された時点で「使用中」となります。当イベントハンドラーにより「利用開始待ち」を自動化することができました。

なお、以下の点にご注意ください。

  • plan-D や plan-K は Standby(利用開始待ち)のステータスがありません。そのため、StandbyActionを設定してもStandbyには設定されません。
  • SIMの状態を利用開始待ちにする場合は、再評価のタイミングにご注意ください。繰り返し実行される場合状態を戻す度に料金が発生するため、適宜「再評価を行うタイミング」で「再評価を行わない」を指定するなどしてください。

「再評価を行うタイミングまで再実行しない」オプション

監視対象で「グループ」「SIM」「オペレーター」を選択した場合「再評価を行うタイミングまで再実行しない」オプションを有効にできます。

イベントハンドラーアクション

「再評価を行うタイミングまで再実行しない」オプションを有効にすると、監視対象に含まれるいずれかのサブスクライバのルールが適用された後、次に再評価を行うタイミングまでは監視対象に含まれる別のサブスクライバに対してルールの評価をしません。

以下のようにイベントハンドラーを設定します。

  • 監視対象: オペレーター
  • ルール: オペレーターにひもづく全 SIM の月次データ通信量合計が 100MiB を超えたら実行
  • 再評価を行うタイミング: 翌月初
  • アクション: メールを送信する

再評価を行うタイミングまで再実行しない : 有効の場合、オペレーターに紐づく SIM の月次データ通信量合計が100MiB を超えると一度だけメールを送信します。再評価を行うタイミングで指定した翌月初まではメールは送信されません。

再評価を行うタイミングまで再実行しない : 無効の場合、オペレーターに紐づく SIM の月次データ通信量合計が100MiB を超えると、オペレーターに紐づく各 SIM が通信を行った際にそれぞれの SIM ごとにメールが送信されます。

特に「監視対象: オペレーター」とした場合、Operator が持つすべての SIM に適用されますので、通知などのアクションの実行は1度で良い場合には便利です。

最後に

とても便利なイベントハンドラー機能はなんと無料でご利用いただけます!
ぜひ、ご活用ください!

詳細はイベントハンドラーユーザーガイドをあわせてご確認ください。

ソラコム江木(nori)