新年あけましておめでとうございます。広報の田渕です。ソラコムの行動規範「リーダーシップステートメント」のひとつに「Just Do It」という言葉があります。ソラコムでも昨年は多くの新しいチャレンジがありました。そんな時、幾度となくこの言葉に力づけられました。
年始にあたり、株式会社ソラコム CEOの玉川とCTOの安川より、2021年に向けたメッセージをお届けします。
IoTはDXのイニシアティブに /ソラコムCEO玉川
おかげさまで、IoTプラットフォームSORACOMはサービス開始6年目を迎えました。
IoTは幻滅期* を超え、IoTのみならずDXのイニシアティブとして本格的に取り組むお客様も増えて参りました。
昨年の春には契約回線数200万回線超えを発表でき、パートナー様も600社を超えました。
これも皆さまの暖かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
昨年はコロナ禍により、非接触、移動抑制といった新しい生活様式を誰もが体験しました。
ソラコムは以前からフルリモートの働き方を推進しておりましたが、この状況下で様々なものの本質というものを改めて考えさせられる良い機会となりました。
一方でこのような社会環境を物ともせず、IoT、AI、ブロックチェーンを活用し、ビジネスを力強く進化させているお客様もおられます。ニチガス様では、1年間で90万台のガスメーターをオンライン化し配送を効率化するプロジェクトが進行中、この12月には60万台が既に設置済みという発表がありました。本プロジェクトでは、ソラコムのIoTコンサルタントが技術面を支援するプロフェッショナルサービスが、実証実験からサポートさせて頂いております。
星野リゾート様も、IoTによる温泉の混雑度可視化を6週間で実現されています。このように、出張することなく遠隔地の設備を管理する、混雑度をセンサーを使って共有するといったIoTニーズも高まりました。
年次イベントSORACOM Discoveryでは、お客様登壇に加え、例年通り沢山のサービス発表を行い、SORACOM Airからスタートしたサービスも、SORACOM Orbit、SORACOM Peekの2つの新サービスが加わり全18種類となりました。
ソラコムはグローバルプラットフォームを目指しさらなる成長のため、「スイングバイIPO」を検討 していることを発表しました。スイングバイとは、宇宙探査機が惑星の重力を借りて方向を変え加速することを指す言葉です。
これまで通り、テクノロジーの民主化の取り組みも続けています。
IoT活用の裾野の広がりを受け、IoTデバイス、スターターキットなどがウェブサイトから購入できるSORACOM IoTストアや、IoT DIYレシピにも力を入れています。引き続き、最新テクノロジーを使いやすくご提供できるよう邁進してまいります。
2021年もご支援・ご指導の程よろしくお願いいたします。
株式会社ソラコム
代表取締役社長
玉川 憲
*幻滅期:ガートナー社が毎年発表する「テクノロジーのハイプサイクル」で使われる言葉。技術トレンドキーワードのビジネスへの浸透を示しており、期待が高まる黎明期、過度の期待を経て一度関心が薄れる幻滅期、テクノロジー活用の事例が増え理解が深まる啓発期、適用可能なテクノロジーとして一般化する生産性の安定期の四期のサイクルで定義されています。
困難な時代は技術が進化するチャンス /ソラコムCTO安川
技術評論社の情報サイト gihyo.jp の新春特別企画にて、ソラコム CTO安川がインタビューを受けました。技術トレンドやSORACOMサービスの進化を紹介するとともに、変化する時代における技術者の役割について語っています。詳細は、インタビューをご覧ください。
本年もよろしくお願いいたします。
ソラコム 広報 田渕