こんにちは、バックエンドエンジニアの原(ニックネーム: harry)です。今回は、クラウド型カメラサービス「ソラカメ」をご利用いただく際に発生する料金を計算し、見積書を作成する方法をご紹介します。
「ソラカメ」っていくらかかるの?
ソラカメは、クラウドへの常時録画や API 操作に対応したクラウド型カメラサービスです。ソラカメを利用するには、ソラカメ対応カメラ「ATOM Cam 2」や「ATOM Cam Swing」を Wi-Fi 環境に設置して、ソラカメの「クラウド常時録画ライセンス」を契約いただく必要があります。
また、「Wi-Fi のない環境でもソラカメを利用したい!」というお客様の声にお応えし、ソラカメ専用セルラーパックの販売を開始しています。ソラカメ専用セルラーパックは、ソラカメ専用の容量無制限データ通信サービスです。購入特典として、ソラカメ対応カメラ「ATOM Cam 2」が 1 台付属します。ソラカメ専用セルラーパックを購入し、「クラウド常時録画ライセンス」を契約すると、すぐにソラカメを使い始めることができます。
ところで、ソラカメやソラカメ専用セルラーパックに興味をお持ちのお客様の多くは、以下のように感じるのではないでしょうか。
- 結局のところ、全部でいくらかかるのか知りたい
- 購入してみたいけど、社内申請のために見積書が欲しい
ソラコムでは、各種利用料金を簡単に計算し、見積書の作成まで行える「SORACOM 料金見積もりツール」を提供しています。この度、SORACOM 料金見積もりツールが新たにソラカメ専用セルラーパックの見積もりに対応しました。SORACOM 料金見積もりツールを利用いただくことで、ソラカメ専用セルラーパックやクラウド常時録画ライセンスを利用する際に発生する料金を簡単に計算し、PDF 形式の見積書に出力することができます。
見積書を作成する
それでは、ソラカメ専用セルラーパックと、ソラカメのクラウド常時録画機能を使用するための見積書を作成してみましょう。今回は、以下のような状況を想定しています。
- Wi-Fi のない環境でソラカメを使いたい
- まずはカメラを 1 台導入し、ソラカメの常時録画機能や API を検証したい
- 検証期間は半年(6ヶ月)とする
- ソラカメのクラウド常時録画の保存期間は、最も安価な 7 日とする
初期費用の見積もり
SORACOM 料金見積もりツールは、初期費用(IoT ストアでのデバイス購入費用)の見積もりと、月額費用(毎月の SORACOM サービス利用料)の見積もりに大きく分かれています。まずはソラカメ専用セルラーパックの初期費用を見積もってみましょう。
まず、SORACOM 料金見積もりツールにアクセスします。続いて「IoT SIM / IoT デバイスの見積もり」をクリックすると、ソラカメ専用セルラーパックを含む、ソラコムで販売している各種デバイスが表示されます。「デバイス」タブにあるソラカメ専用セルラーパックの数量に「1」を入力します。送料を見積もりに含めたい場合は、発送先の地域を選択します。
画面の右側に見積内容が表示されています。この内容で良い場合は、「見積書 PDF をメールで送信」ボタンを押し、メールの送信先を入力します。「送信」ボタンを押してしばらく待つと、見積書 PDF へのリンクが記載されたメールが届きます。
月額費用を見積もり
次に、月額費用を見積もってみましょう。
SORACOM 料金見積もりツールの「SORACOM サービス利用料の見積もり」に進み、「その他」タブを開くと、「Soracom Cloud Camera Services ソラカメ」の入力フォームが表示されます。入力フォームは折りたたまれていますので、クリックして開きます。
今回は、ソラカメ専用セルラーパックの数を「1」とし、付属の ATOM Cam 2 で利用する「クラウド常時録画(7 日間)」の数も「1」とします。
見積もりのオプションとして、サポートプランと、利用月数を指定できます。今回は、利用月数を「6」とします。
ソラコムでは、無料のベーシックサポートプランよりもサポートの範囲を拡大し、初回応答時間保証が付属するプライオリティサポートプランを提供しています。プロジェクトを短期間で立ち上げたい方にもご活用いただけますので、ご検討ください。
画面の右側に見積内容が表示されています。この内容で良い場合は、初期費用の見積もりと同様に、「見積書 PDF をメールで送信」ボタンを押し、送信先を入力すると、見積書 PDF へのリンクが記載されたメールが届きます。
おわりに
今回は、SORACOM 料金見積もりツールで「ソラカメ」の見積書を作成する方法をご紹介しました。
SORACOM 料金見積もりツールは、他にも様々なデバイスやサービスの料金を見積もることができます。みなさまが社内で「ソラカメ」や IoT の活用をスムーズに推進するための一助となれば幸いです。
― ソラコム原 (harry)