投稿日

AIとIoTは業界を変革できるか?小売・物流業界で必見の6セッション【SORACOM Discovery 2023】

こんにちは、ソラコムのテクノロジー・エバンジェリスト 松下 (ニックネーム: Max) です。

IoTは今や「現場のデジタル化」すなわち DX (デジタル・トランスフォーメーション) に不可欠なテクノロジーであり、業種業界を問わず取り組むべき課題です。7/5と7/6の2日間に渡って開催するIoTカンファレンス「SORACOM Discovery 2023」では、先進的なIoTやDXの業界事例がご覧いただけます。

今回は、小売・物流業界の方に役立つセッション6つをご紹介します。

《7/5 10:30~》ヤマト運輸の新たな取り組みを知る ― 【特別講演】AIとIoT、テクノロジー活用と事業の変革

本セッションは早稲田大学の入山章栄教授にモデレートいただきヤマト運輸、フジテック、GOの3社に「競争力向上のためのテクノロジー活用」をお伺いします。

とくに注目いただきたいのは、ヤマト運輸の新たな取り組み「クロネコ見守りサービス」です。既存の物流網をデジタルでどのように活かしているのか、また狙いはどこにあるのかをセッションでご確認ください。自社の強みをデジタルで変革したいヒントをお探しの方にオススメです。

《7/6 13:00~》デジタルとリアルは融合できるか? ― リテールと外食産業のデジタル活用の歩みとこれから

外食とリテール(小売)の共通点は「お客様との距離の近さ」にあると言えるでしょう。実店舗での物理的な距離に加え、これからはスマートフォン等のデジタルを用いた「情報の距離」が、お客様との接点を増やすカギとなります。

本セッションでは、新たな外食体験「デジタル塚田農場プロジェクト」を牽引されているエー・ピーホールディングスの野本周作氏、デジタルとリアルの融合で新たな店作りを進めているJ.フロントリテイリングの島袋孝一氏をお迎えし、デジタルによる情報の距離の縮め方を、これまでの取り組みと共にご紹介いただきます。デジタルによる顧客体験向上の実例をお探しの方におススメです。

《7/6 13:50~》遠くの現場をカメラで見る ― ベイシアが推進するカメラ活用による店舗業務の省力化

「お客様が満足する安さ」を提供するため、店舗業務の省力化にデジタルを活用されているのがベイシアです。コスト削減のためのオペレーションの画一化と、商圏やお客様のニーズに合わせた店づくりという、相反する命題をデジタルで解決しています。

ポイントは「クラウド型カメラ」です。遠く離れた現場でもカメラを用いて、現場と共に店づくりを進められます。本セッションでは、初期費用3,480円で始められるクラウド型カメラ「Soracom Cloud Camera Services “ソラカメ”」の活用による、店舗業務の省力化をご紹介いただきます。今すぐにでも遠隔の現場を見られるようにしたい方にオススメです。

《7/6 14:15~》物流の2024年問題 ― DXリーダーが語る:デジタルとスマート物流

物流業で話題となっている「2024年問題」。トラックドライバーの労働環境が改善される一方、荷物の流量が減ることは避けられません。そこで求められるのがデジタルによる「スマート物流」です。

本セッションでは、いまある物流のスマート化に取り組んでいるJPデジタル/日本郵政、そしてグローバル水準のサプライチェーンプラットフォーム「Blue Yonder」を提供しているパナソニックコネクトをお迎えして、スマート物流の本質とこれからの取り組みをお伺いします。スマート物流の最先端を知りたい方におススメです。

《7/6 15:10~》モバイル通信で「どこでも店舗」を実現、オンワード樫山のIoT活用

『組曲』や『23区』等で有名な大手アパレルメーカーのオンワード樫山は、販売店舗も広く展開されています。ここで必要となるのが「決済の仕組み」です。一般的には工事をして通信回線を準備しますが、催事場での臨時店舗や海外店舗となるとハードルが一気に上がります。また、決済用回線としてよく用いられたISDNも2024年にはサービス終了のアナウンスがされており、通信環境の手配はますます困難となります。

本セッションは、通信回線とセキュリティを両立しつつ、既存システムとの融合を果たした「ハイブリッド型ネットワーク」で短期かつ、どこでも店舗を実現した背景と、SORACOMの役割についてお話しいただきます。POSや店舗との通信や、イベントやお祭りといった会場での販売で通信回線を検討されている方にオススメです。

《7/6 16:10~》短期間でDXはできるのか? ― 実録!ラーメン店の現場DX、30日の挑戦

DXと聞くと長期・大がかりなものとイメージしがちです。しかしDXの本質は「デジタルによる競争力の向上」であり、期間や規模では無いのです。

本セッションでは、ラーメン文化の発信基地/ラボ型店舗「ラーメンWalkerキッチン」(ところざわサクラタウン)で、実際にデジタル活用に取り組んだ現場DXについて、実際に取り組んだ関係者が語ります。カメラやセンサーを用いてどのように競争力を高めたのか、そして30日間という短期間で何が実現できたのかをご紹介します。競争力の見つけ方からデジタルへ落とし込む様子など、DXプロジェクトの実情を知りたい方におススメです。

セッションの合間には「25を超える展示会」をご覧ください!

今回のブログでは、小売・物流業界の方に役立つセッションをご紹介してきました。

SORACOM Discovery 2023の2日目(7/6)には、25社を超えるDXソリューションやIoTデバイスの展示があります。下の写真は2月に開催したソラコム主催イベントの様子ですが、これを上回る展示を予定しています。実物を見ながらのご相談も可能です。お名刺をお忘れなく!

2023年2月開催のIoT Solution Dayの様子

SORACOM Discoveryの最新情報と、参加申し込み方法

SORACOM Discovery 2023のタイムテーブル等の最新情報につきましては、イベントWebサイト、メールにて随時ご案内します。当社公式のTwitterやFacebookでもお知らせいたします。ご活用ください。

お申し込み、詳細はSORACOM DiscoveryのイベントWebサイトページをご覧ください。
ぜひ同僚の方にもご紹介いただき、お誘い合わせの上ご参加ください。

皆さまのご参加、ソラコムメンバー一同で心よりお待ちしております。私も当日は現地にいます!
ぜひ SORACOM Discovery でお会いしましょう!

― ソラコム松下 (Max)