IoTの最新技術と事例を一堂にご紹介するソラコムの年次カンファレンス「SORACOM Conerence”Discovery”2017」を今年も開催します。
今回はキーノートを含めて合計25のセッションと、30社以上の展示、LPWAやスタートアップ製品の企画展示など、昨年より規模を拡大して開催します。参加は無料ですがお申込みが必要です。早めに
お申し込みください。
今回、セッションが多いので、どのセッションに参加するか迷われる方も多いかもしれません。
ここでは、参加目的別のおすすめセッションをまとめておきます。
IoTを推進することになったビジネスマネージャー、もしくは企画職の方にトラックB
最近「今年IoTの部署ができた」、「IoTビジネスの企画を考えている」そんなお声を多く聞く様になりました。
IoTを、ビジネス視点から見ることが出来るセッションもご用意しています。
トラックBは、新規事業、スタートアップ、既存ビジネスへの活用、システム部とIoTという、4つの視点から、IoTのビジネス活用を紐解きます。
おすすめのセッション
15:45-16:30
【B3】IoTでトップラインを伸ばす
ダイドードリンコ 経営戦略部 大平様、ヤンマー 中央研究所 大林様をお迎えし、IoTを既存ビジネスに組み込むことによる、効率化や業務改善、さらにはトップライン(売上)への貢献について取り組みをご紹介いただきます。
ダイドードリンコでは、IoT自販機にいち早く取り組まれ、SmileSTANDを展開しています。全国に数万台配置される機器においては、1台あたりの通信をいかに「小さいデータ量」にするかがとても重要です。ビジネスを支えるインフラとしてのIoTのあり方についてお伺いします。
16:45-17:45
【B4】IoT、クラウド、CIOは技術にどう向き合うか
IoTの実践においては、ビジネスとIT推進、さらには製品開発やオペレーション、様々な部署の関わりが必要となります。その中で、CIOは、IoTなどの新しいテクノロジーにどう取り組むべきか、ゲストに、エレベーターのフジテック 情報システム部長 友岡様、東急ハンズ オムニチャネル推進部長 長谷川様、そしてモデレーターにはマーケティング責任者として日本市場におけるAWSクラウドの立ち上げを推進した小島氏をお迎えします。
本セッションのゲストは、大胆かつ柔軟な発想でビジネスを変えるITを推進されてきた方々です。これらの新しい技術の潮流を、事業や業務にどう活かしていくか、その推進方法や発想法、企業のシステム部のあり方なども伺えそうです。
IoTプロジェクトを推進、提案する立場の方には、トラックC、トラックD
今年は、事例に関するトラックが充実しています。トラックCでは、大阪ガス、WHILL、小森コーポレーション、日置電機、トーア紡といったゲストをお迎えし、装置機器の遠隔監視や、工場での応用、さらには端末へのセキュアな通信利用の観点からは、金融・決済に関するトラックも企画しました。さらに、トラックDでは、技術からのアプローチで、モバイル、閉域網、LoRaWAN、クラウドと業務システムと言ったテーマでIoTシステムをご紹介していきます。
おすすめのセッション
13:30-14:15
【C1】インフラ・装置の遠隔監視
大阪ガス株式会社 エネルギー事業部 木村氏から、電気ガスの計測データを簡単に通知するサービスekul(イークル))を、パーソナルモビリティWHILL、新しく発売されたModelCに搭載されたログデータ利用について、WHILL CTO 福岡氏から紹介していただきます。
14:30-15:15
【C2】製造業が挑む 製品のIoTソリューション化
業務用プリンター装置の小森コーポレーションの遠隔監視サービス「KP-Connect」、他CH電圧計を提供する日置電機の遠隔サービス「GENECT Remote」、どちらも製造メーカーがIoTによりソリューション提供をはじめたケースです。製造業がIoTソリューションに挑戦する際の、技術的な課題と、お客様への想い、社内でのプロジェクトの進め方も伺っていきます。
個人的には、この事例セッションは、日本中から歴史ある企業が登壇してくださるのがとても嬉しいです。まさに、ソラコムが目指してきた、通信のハードルを下げることによる「IoTの民主化」が始まっていることを感じていただけると思います。
ぜひ、様々なセッションで、リアルなIoT実践企業のお話を聞いてみてください。
ソラコム 田渕