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  • SORACOM のアプリケーション系サービスの使い分け

    富士登山の可視化用デバイスを Wio LTE で作っている、ソラコム “MAX” 松下です。

    先日リリースされました「ダッシュボード作成・共有サービス SORACOM Lagoon 」 ですが、 パネルの詳細な作り方が公開されたり、お使いいただいている方にブログを書いていただいたりと、非常に活発です!

    一方、従来からあるサービス「SORACOM Beam」「SORACOM Funnel」「SORACOM Harvest」との使い分けでご相談いただく機会が増えましたので、このブログでご案内しようと思います。

    SORACOM のアプリケーション系サービス

    SORACOM サービスは 2018年 8月時点で SORACOM Air を含め全部で13あり、そののうちアプリケーション系サービスは7つありますが、データの利活用には SORACOM の「 データ転送 」もしくは「 データ活用 」のサービスを利用するのが、 IoT アプリケーションを素早く構築する近道 です。

    soracom-services/soracom-services

    SORACOM Harvest や SORACOM Lagoon 等の使い分け

    SORACOM サービスの使い分けは、結論から申し上げますと 「利用するクラウドサービスの有無」と「データを見たい人」の2つの軸 で決めることができます。

    soracom-services/use-case

    最初に活用したいのは SORACOM Harvest

    SORACOM Harvest は 利用するクラウドが決まっていないが、デバイス開発を進めるための可視化するサービス として重宝されています。

    IoT の初期段階においては「実現速度」がとても大切で、クラウドを活用すれば開発速度を向上させることができるのはご存知の通りです。
    ですが、様々な理由からクラウドの選定自体に時間がかかることが往々にしてあります。

    SORACOM Harvest は SORACOM のアカウントがあれば、設定を ON にすることで harvest.soracom.io というアドレスが開きます。設定はこれだけです。

    soracom-services/harvest-on

    ここにデータを送るだけで可視化されるため、極めて簡単に可視化をする準備を整えることができます。

    その次は SORACOM Lagoon でデータ共有

    SORACOM Lagoon は 利用するクラウドは決まっていないが、データを社外の人にも見てもらいたい といった要望の時にお使いいただきたいサービスです。

    SORACOM Harvest でデバイスからのデータ可視化を高速に実現した後、それが課題でした。例えば 社外のお客さんにデータを見てもらって、ビジネス面や技術面の検討をしたい というケースです。
    これまでは SORACOM Beam や SORACOM Funnel と、他のクラウドサービスを組み合わせていただいておりましたが、この段階で「利用するクラウドが決まっていない」時の手間が課題でしたが、SORACOM Lagoon はそれを解決するサービスです。

    SORACOM Lagoon は SORACOM Harvest に蓄積されたデータを利用するため、Harvest の利用が前提となっています。そのため、Harvest を利用しながら Lagoon を使うということも可能です。
    もちろん、SORACOM Lagoon が持っている表現力を活用したいときにもお使いください!

    利用するクラウドが決まれば SORACOM Beam / Funnel を活用

    SORACOM Lagoon を活用しながらも、利用するクラウドサービスが決まったなら SORACOM Beam や SORACOM Funnel と他のクラウドサービスと組み合わせる手法に切り替えていくという事も容易です。

    soracom-service/migration-path

    SORACOM Beam や SORACOM Funnel は様々なクラウドサービスに対応しています。これらのサービスを活用することが決まったなら、ぜひご活用ください。

    beam-funnel

    先日はソラコムのパートナーである Acroquest Technology 様と合同でハンズオンを行いました。
    まず SORACOM Harvest で可視化した後、SORACOM Funnel を通じて IoT データ分析プラットフォーム Torrentio を活用するというハンズオンでした。

    soracom-services/torrentio

    このように、成長させる開発をすることが可能となります。

    おわりに

    Wio LTE と SORACOM Lagoon で富士登山の様子を可視化する予定です。(この様子は別途ブログを書きますね)
    データが簡単に可視化できるようになると、楽しみながらシステムを作ることができます。

    「まず可視化、そして次。そのまた次へ。」とステップを踏んでいき、「いつの間にか成功していた!」ということのお手伝いに、SORACOM のサービスを活用ください!

    ソラコム “MAX” 松下