こんにちは。ソラコム田渕です。2月14日開催のif-upが近づいてきました。if-up 2019 は、そんなハードウェアとインターネットサービスがつながる「これからのプロダクトづくり」をテーマにしたカンファレンスです。
IoTは、スマートホームやスマートウォッチなど私達の暮らしに身近なコンシューマー製品にも活用が進んでいます。家電や車などのハードウェアがインターネットにつながり新サービスを提供し、インターネットサービスの企業が住宅や店舗などの物理世界にそのインターフェースを拡張する、顧客の体験を軸に新しいプロダクトづくりが始まっています。
しかし、本来、企画開発のサイクルや手法も異なり、全く異なる企業文化をもつように見えるハードウェアとインターネットサービス。
午後のトラックAは、これからのプロダクトづくりにおいてキーワードを詰め込みました。
「テクノロジーとイノベーション」「クラウドにつながるハードウェア」「顧客志向なハードウェアづくり」「進化するプロダクトをつくるためのチーム作り」をテーマに、各界で新たなチャレンジを続けるゲストスピーカーにお越しいただきご紹介します。
それぞれのセッションを「みどころ」とともにご紹介します。
A1【13:00-14:00】プロダクトxテクノロジーxイノベーション
<ゲスト>
- 馬場 渉 氏 / パナソニック株式会社 イノベーション本部長
- 濱田 優貴 氏 / 株式会社メルカリ 取締役 CPO
- 川島 優志 氏 / Niantic, Inc. アジア統括本部長
- 玉川 憲 / 株式会社ソラコム 代表取締役社長
みどころ:
家電メーカーとしていち早く家電プラットフォームHomeXを打ち出すパナソニック、フリマアプリ流通額が1兆円を超えR&Dの設立など技術部門を強化するメルカリ、IngressやポケモンGOなど位置情報を活用したユーザーに新たな体験を提供するゲームを提供するNianticからゲストをお招きします。
このセッションに関しては、推しポイントを書く必要もない気がしますが、ユーザーに愛されるプロダクトはどう生まれてくるのか、これからのプロダクトづくりはどう変わっていくのか、お話を伺う予定です。
A2【14:20-15:10】 クラウドにつながり始めたハードウェア
<ゲスト>
- 北迫 清訓 氏 / アマゾンジャパン合同会社
- 岡嵜 禎 氏 / アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
みどころ:
スマートスピーカー Alexa、Amazon Echoと、エッジ側の機械学習ができるラジコンカーDeep racerのセッションです。
ラジコンカーDeep racerの話が日本で聞けるのはほぼ初めての機会ではないでしょうか?
クラウドにつながるプロダクトといえば、昨年急激に普及したのがスマートスピーカーですが、クラウド連携は、日々進化し続ける音声認識のアルゴリズムを利用できるだけではなく、この機能を組み込んだサードパーティ製品の登場にエコシステムを形成しています。
どこまでをクラウドで、どこまでをエッジコンピューティングで実装すべきか、本セッションを通じて考え方をキャッチアップしていただければと思います。
【15:30-16:30】ハードウェアプロダクトをどう作るか
<ゲスト>
- 鳴海 禎造 氏 / glafit 株式会社 代表取締役 CEO
- 川竹 一 氏 / ソースネクスト株式会社 技術戦略室 執行役
- 岩田 和宏 氏 / JapanTaxi株式会社/株式会社IRIS 取締役CTO
みどころ:
クラウドファウンディング1億円達成、そして先日ヤマハ発動との協業を発表した折りたたみ電動バイクglafit、明石家さんまさんのコマーシャルでお馴染み累計20万台出荷のAI翻訳機POCKETALKを手がけるソースネクスト、配車アプリからタクシーの決済や無線端末まで手がけるJapanTaxi。
ハードウェアはソフトウェアのように簡単に仕様変更もできません。その制約の中で、どのように取り組めば顧客が本当にほしいハードウェアになるのでしょうか?
いずれの会社も、大手の製造業ではないポジショニングからハードウェアの製造販売を手がけておられ、中国での製造を経験されています。いろいろ興味深いお話が聞けそうなセッションです。
【16:45-17:45】進化し続けるプロダクトを作るための開発チーム
<ゲスト>
- 及川 卓也 氏 / 株式会社tably
- 成田 一生 氏 /クックパッド株式会社 執行役 CTO
- 横路 隆 氏 / freee株式会社 共同創業者 CTO
- 安川 健太 /株式会社ソラコム CTO
みどころ:
GoogleやAmazon、Facebookなどのインターネット企業がハードウェアを手がける時代。これからのプロダクトづくrが、インターネットサービスと同様のスピードとアジリティを必要とされることは避けられません。
しかし、何のためにスピードが求められるのか、どれくらいのスピードがあればよいのか、実はインターネットサービス企業も常に挑戦し続けています。キーワードは「進化し続けるプロダクト」。開発手法としての「マイクロサービス」は、ソフトウェアコンポーネントを機能を小さい単位に区切って、それぞれを独立させて開発する手法です。マイクロサービスの実践から、その背景や思想、チームのあり方について伺います。
インターネットサービスを提供するcookpad、freee、プラットフォーマーのソラコムそして、デンソーなどメーカーのプロダクト開発のアドバイザーも務める及川氏をモデレーターに迎え、これからのチーム作りについて考えていきます。
エンジニアな方も、エンジニアじゃない方もぜひ聞いていただきたいセッションです。
if-up 2019 でお待ちしています。
ソラコム 田渕