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デバイス管理サービス SORACOM Inventory のカスタムモデルを16個まで追加できるようになりました。

みなさま、こんにちは。ソラコムの江木です。
本日SORACOM Inventoryのカスタムモデルの登録数、カスタムモデルに登録できるリソース数の上限を大幅に増やしましたので、お伝えします!

そもそもSORACOM Inventoryとは

SORACOM Iventory はデバイス管理サービスです。SIM や通信の管理とは異なり、IoTデバイスを管理します。

どんなデバイスを管理するのか?というと、OSがLinuxであるデバイス、加えてJava用のクライアントエージェントが動けば動作します。もちろん、インターネットに接続できることが必要です。

たとえば、リモートからデバイスやサービスを再起動したり、SORACOM アプリケーションサービスと連携してデバイス側で値に変化があった場合にお客様のサーバーやクラウドサービスにデータを送信することが可能です。

SORACOM Inventoryのデバイス管理とは

Inventoryでは、OMA LightweightM2M(LwM2M)と呼ばれるデバイス管理のため軽量の M2M 用プロトコルを利用しています。デバイスとLwM2Mでは定義済みのモデルがあります。(リソースモデルといいます)

以下のような形式でモデルが定義されています。(↓はソラコムのユーザーコンソールです)

詳しいモデルの定義は、LwM2M Object Registoryをご覧ください。

カスタムモデルって?

LwM2Mでは、LwM2M Registryに多くのリソースが定義されていますが、独自に定義することができます。これをカスタムオブジェクトと呼びます。 カスタムオブジェクトはXML, JSONで定義します。

これまでカスタムモデルの上限を3つ、1オブジェクトあたりのリソース数を10個までに制限していましたが、それぞれ10個、20個になりました。

これまで:

  • カスタムモデルの上限を3個
  • 1オブジェクトあたりのリソース数を10個

今後(本日から):

  • カスタムモデルの上限を16個
  • 1オブジェクトあたりのリソース数を20個

今回、Inventoryをご利用のお客様からご要望をいただき、当制限を緩和いたしました。
ぜひ、ご利用ください!そして、ご要望やフィードバックをお待ちしています!

江木(nori)