みなさま、こんにちは。ソラコムの江木です。
本日SORACOM Inventoryのカスタムモデルの登録数、カスタムモデルに登録できるリソース数の上限を大幅に増やしましたので、お伝えします!
そもそもSORACOM Inventoryとは
SORACOM Iventory はデバイス管理サービスです。SIM や通信の管理とは異なり、IoTデバイスを管理します。
どんなデバイスを管理するのか?というと、OSがLinuxであるデバイス、加えてJava用のクライアントエージェントが動けば動作します。もちろん、インターネットに接続できることが必要です。
たとえば、リモートからデバイスやサービスを再起動したり、SORACOM アプリケーションサービスと連携してデバイス側で値に変化があった場合にお客様のサーバーやクラウドサービスにデータを送信することが可能です。
SORACOM Inventoryのデバイス管理とは
Inventoryでは、OMA LightweightM2M(LwM2M)と呼ばれるデバイス管理のため軽量の M2M 用プロトコルを利用しています。デバイスとLwM2Mでは定義済みのモデルがあります。(リソースモデルといいます)
以下のような形式でモデルが定義されています。(↓はソラコムのユーザーコンソールです)
詳しいモデルの定義は、LwM2M Object Registoryをご覧ください。
カスタムモデルって?
LwM2Mでは、LwM2M Registryに多くのリソースが定義されていますが、独自に定義することができます。これをカスタムオブジェクトと呼びます。 カスタムオブジェクトはXML, JSONで定義します。
これまでカスタムモデルの上限を3つ、1オブジェクトあたりのリソース数を10個までに制限していましたが、それぞれ10個、20個になりました。
これまで:
- カスタムモデルの上限を3個
- 1オブジェクトあたりのリソース数を10個
今後(本日から):
- カスタムモデルの上限を16個
- 1オブジェクトあたりのリソース数を20個
今回、Inventoryをご利用のお客様からご要望をいただき、当制限を緩和いたしました。
ぜひ、ご利用ください!そして、ご要望やフィードバックをお待ちしています!
江木(nori)