みなさん、こんにちは。
本日イベントハンドラーをアップデートしましたのでお知らせします。
これまでソラコムのユーザーコンソールから設定できるイベントハンドラーは一部の機能のみでしたが、この度すべての機能をユーザーコンソールから設定できようになりました。(API/CLIからのみで設定できる機能がありました。)
イベントハンドラーは2015年サービス開始当初から提供している機能で、多くのお客様にご利用いただいています。
たとえば、POCKETALK(ポケトーク)を提供しているソースネクスト様も当イベントハンドラー機能を用いて、お客様が利用するデータ通信量をモニタリングされています。
イベントハンドラーとは
イベントハンドラーとはSORACOM IoT SIMを使用した通信のデータ通信量、SIM のステータス変更などを条件に設定し、この条件を満たした場合にアクションを実行できる機能です。アクションには、メール通知、速度クラスの変更、ステータスの変更のほか、WebhookやAWS Lambdaファンクションなどを実行できます。
お客様はイベントハンドラーを使用することで、たとえば以下のように通信を管理したり通知を受けることができます。とても便利な機能です。
<例>
- データ通信量が月に 1GB を超えたら、SIMを休止状態(通信できない状態)にする
- データ通信量が 1日10MB を超えたらメールで通知する
- SIM が通信を開始して Active になったら AWS Lambda を呼び出す
設定方法
当設定はコンソールの「イベントハンドラー」メニューから行うことができます。
イベントハンドラーでは以下の3つを設定します。
- ターゲット – イベントハンドラーを実行する対象となるIMSI、Operator、グループを指定します。
- ルール – アクションを実行するかどうかを判定するルールを設定する項目です。 例えば「月の通信量がXX MiBを越したら」というようなルールを設定することで、指定のアクションを実行できます。
- アクション – ルールで指定されたルールが適用された場合に実行されるアクションを指定します。例えば、ルールが適用されたタイミングで指定のアドレスにメールを送ったり、SIMの速度クラスを変更したりできます。
詳細は、イベントハンドラーユーザーガイドをご確認ください。
このようにそれぞれの設定を行うことができます。
料金
イベントハンドラーのご利用にあたって、料金は発生いたしません。無料でご利用いただけます。
セルラー通信をご利用の場合は、SORACOM Air for セルラーの基本料金、データ通信料が発生しますので、こちらからご確認ください。
最後に
お客様がより簡単にイベントを設定できるようにさらに改善をすすめて参ります。
ぜひお使いいただきフィードバックいただけると幸いです!
ソラコム エンジニア jay