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【Ask SA!】SORACOMで複数の機器にリモートアクセスする構成例を公開しました

こんにちは、ソリューションアーキテクトのtakiponeこと大瀧です。SORACOM ユーザードキュメントは、SORACOMサービスの利用手順をご案内することに加え、活用用途に応じたSORACOMサービスの組み合わせ方や関連するハードウェア、ソフトウェアについてもご紹介しています。

今日はユーザードキュメントに「複数の機器にリモートアクセスするための構成例」を追加したことをお知らせします。

SORACOMを利用したリモートアクセス

SORACOM IoT SIMを利用してリモートアクセスしたい機器向けにSORACOMサービスやリモートアクセスソフトウェアの構成例を紹介するページを公開していますが、お客様より「機器に直接では無く、ネットワーク全体へのリモートアクセスを行いたい」といったお声をいただくことが増えてきました。それに応えるためにLTEルーターなどリモートアクセス用の通信機器を組み合わせた構成例をいくつか紹介しています。こんな感じです(チラ見せ

遠隔にある機器へリモートアクセスするニーズはますます高まっていると思いますので、ぜひご活用ください。
SORACOMではリファレンスデバイスとして産業用LTEルーター「Teltonika RUT240」の取り扱いをしています。上記の図でいう「ローカルゲートウェイ」としてお使いいただくことができます。

ここからは、SORACOMで複数の機器へのリモートアクセスを活用いただいている事例をご紹介します。

活用事例1 : クラスメソッド様 Developers.IO CAFE

クラスメソッド様が運営するスマートショップDevelopers.IO CAFE上越店(現在は閉店)はキャッシュレス/レジレスのICT活用店舗ということで、店舗に設置する複数の機器のメンテナンスが欠かせません。
通信には大容量アップロード用SIM「SORACOM IoT SIM plan-DU」を使用し、オンデマンドリモートアクセスサービス「SORACOM Napter」とローカルゲートウェイとなるLTEルーターのポートマッピング機能を組み合わせ、東京のオフィスからの遠隔でのメンテナンスを実現しています。

活用事例2 : システムフォレスト様

システムフォレスト様はクラウド・IoT・AIソリューションを提供するシステム開発会社です。九州・東北地域をフィールドとし地域密着での技術支援を展開されていますが、九州地域と言っても本社の熊本とお客様の拠点が離れていることが多く、サポートに課題がありました。SORACOM Napterを活用することでお客様の拠点に訪問せずとも遠隔から設置機器の状況を確認したりメンテナンスを行うことで高いサポートレベルを実現しています。

まとめ

複数の機器にリモートアクセスするための構成例をユーザードキュメントに追加しました。ぜひご覧いただき、参考になれば幸いです。SORACOMのユーザードキュメントは日々進化していますので、こんな資料が欲しい、この辺りの仕様を詳しく知りたいなどのご要望があれば、ぜひサポートチケットや担当セールス/SAにお寄せください!