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コミュニティの祭典!SORACOM UG Explorer 2020参加レポート

皆さんこんにちは、ソラコムでコミュニティマーケティングを担当している熊崎(nao)です。

先日12月19日(土)、SORACOMのコミュニティグループ主催の年次イベント「SORACOM UG Explorer 2020」が開催されました。

SORACOM UG Explorer 2020とは?

日本各地に支部を持つ、コミュニティグループSORACOM User Groupのメンバーが主催する、全国規模のイベントです。IoTに取り組むエンジニアの方から、企画やマーケティング担当の方、これからIoTに関わる方を対象に、学びとネットワーキングの場を提供しています。

4つの会場とオンラインをつなげてのハイブリッド開催

2018年からスタートし3回目となる今回は、東京・北海道・高知・福岡の会場とオンラインをつなげるハイブリット型で開催しました。

SORACOM UGは様々な方のご支援で運営・開催されています。特に今回は会場スポンサーとしてパナソニック(Vieureka)様、LTと呼ばれる登壇スポンサーには私たちソラコムの他にKYOSO様、Fusic様、MAGLAB様に、ロゴ掲載スポンサーにはネクストモード様、ヘプタゴン様、東雲研究所様と多くのご協力をいただきました。イベントの当日の様子はTwitterのまとめからもご覧いただけます。

多くの方にとって、2020年は働き方が様変わりした年だったかと思います。パネルディスカッションでは、ニューノーマルの下で新しい働き方を実践しているパネリストのお話や、日本各地の地方の盛り上げに関わるゲストお招きしたこれからの地方創生についてお話いただきました。

登壇者の皆様

個人的には、働き慣れた場所から、住みたいと思う場所で働くのはスキルの問題じゃない、覚悟の問題だというメッセージが響きました。

園児の見守り、土石流・道路交通板・ハウスの燃料残量を遠隔監視、IoTテクノロジーが解決する多数の事例

人手がどれだけあっても足りない保育現場の課題に取り組んでいるユニファ様から、園児のお昼寝見守りのIoT化についてお話いただきました。これまでは保育士さんが目視で園児の体の向きを確認し手書きで記録していましたが、ルクミー午睡チェックを使うことで、園児に取り付けたセンサーのデータを基に、うつ伏せで寝ているかを検知し、自動で体の向きを記録でき、本質的な業務により時間を割けるようになりました。

広島から登壇いただいた荒谷建設コンサルタントさんでは、度重なる豪雨で二次災害を生まないよう、カメラを使い土石流発生現場を遠隔監視する仕組みにSORACOMをご利用いただいております。ソーラーパネルを使うことで電源施設の無い環境でも使える仕組みを構築されています。

高知県からは、道路板のIoT化、ハウス栽培施設の燃料残量の遠隔監視の2つの事例をご紹介いただきました。1つ目はISDN回線廃止に伴い道路板の通信にSORACOM SIMをご利用いただき、SORACOM Napter機能を使い、遠隔からRaspberry Piの操作が可能になり大幅に保守工数削減に寄与しました!2つ目は、IoT未経験だった相愛さんが、高知で行われたSORACOM UGイベントのハンズオン参加をきっかけに、ハウス栽培施設の燃料(木質ペレット)の遠隔監視システムに取り組まれました。燃料となるペレットの残量を収集するため、山間部でも利用できるよう、SigfoxとLTE-Mの両方のネットワークをご利用いただいています。(詳細事例はこちらでもご紹介しています。)実現にあたり、「コミュニティ、ブログ記事、登壇資料、雑誌の記事から情報収集することでIoTシステムの実現まで漕ぎ着けることができた」という言葉がとても印象的でした。

ソラコムからはMVC(Most Valuable Contributor)を発表!

ソラコムセッションでは、テクノロジー・エバンジェリストの松下(max)とカスタマーリライアビリティエンジニアの三國(mick)がSORACOMの1年の振り返りと仮想デバイスハンズオンのお話しました。詳細はこちらのスライドをご覧ください。

UGのコミュニティ活動に対して、最も貢献された方に感謝の意を表す制度としてSORACOM MVCを3名発表させていただきました!SORACOMに関するブログを多数書いてくださった舩原さん、SORACOM UG 札幌の立ち上げと継続開催に貢献した不破さん、東京UG運営からイラストバナー作成まで幅広く運営を支えている大竹さんの3名に、SORACOM MVC 2019をお贈りさせていただきました。おめでとうございます!

みんなでアウトプットするワークショップ

ソラコムでは、Amazonのカルチャーに倣い新機能や新サービスの仮想プレスリリースを書くことがあります。今回は、未来のソラコムが提供するサービスのプレスリリースを書いてみよう!というテーマでワークショップが行われました。

食べられるSIM、細胞SIMなど様々なアイディアが出てきましたが、優勝はタイムマシンが発明された世界で迷子にならなくて済むSORACOM Air for TimeTravel(福岡会場チーム)でした。おめでとうございます!

参加者とSORACOMポーズ(手でSマーク)で集合写真

ご登壇いただいた皆さん、スポンサー企業の皆さん、イベント運営のスタッフの皆さん、そして参加いただいた皆さん、学びあり笑いあり交流ありの素敵な時間をありがとうございました!

来年最初の会は1/23にSORACOMサービスを初めて体験するビギナーズ編となっていますので、興味のある方は是非ご登録ください。

ソラコム 熊崎(nao)