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AIカメラ活用のポイントや文字読み取り(OCR)アルゴリズムを解説!AIセミナー#1開催レポート

皆さんこんにちは、ソラコム熊崎です。
先日、AIカメラ「S+ Camera Basic(サープラスカメラベーシック)」の特徴や利用方法を解説するSORACOM AI セミナーを開催しました。

SORACOM AI セミナーとは?

株式会社ソラコムが提供するAIカメラ「S+ Camera Basic」の使い方や、アルゴリズムの開発方法や詳細をご紹介するセミナーです。AI活用のアプローチを知りたい方、サンプルアルゴリズムの特徴や使い方を知りたい方、ご自身に合わせたアルゴリズムを作りたい方まで幅広く対象としています。

以下は本セミナーのレポートです。当日の動画は下記よりご覧いただけます。

AIカメラの活用シーン、S+ Camera Basicの特徴を解説

最初に、テクノロジー・エバンジェリストの松下よりAIカメラを支えるIoTの仕組み、現場で役立つカメラの活用シーン、ソラコムが提供するS+ Camera Basicの便利なポイントを簡潔に解説しました。

S+ Camera Basicは、モバイル通信がすでに搭載されているため設置環境を選びません。さらに、撮影した画像を活用するためのサンプルアルゴリズムが使えることから、現場のデジタル化の可能性を広げてくれます。

資料はこちら:改めて知っておきたい「AI」と「カメラ」の基礎 ~ 効果が出やすい利用の仕方、活用時の注意点

サンプルアルゴリズムOCRで文字認識を体験

続いて、ソリューションアーキテクトの今井より、S+ Camera Basic エッジデバイス統合管理サービス「SORACOM Mosaic」、アルゴリズムの1つ画像の文字を読み取りができるOCR(Optical Character Recognition)の詳細をご説明しました。S+ Camera Basicは、電源を挿すだけで800万画素のカメラで撮影したデータをお好きなアルゴリズムで処理することが可能です。カメラ側にアルゴリズムが搭載されているため、必要なデータのみ切り出す等処理を加えることが出来、得たデータのみをクラウド側に送信します。

お客様は、「Mosaic」を通じて、アルゴリズムのデプロイや変更、削除が可能です。一度デプロイしたアルゴリズムから、別のものに変える際も、遠隔でコンソール上からボタンを押すだけです。

サンプルアルゴリズムは現時点で7つと多岐に渡ります。その中の1つ、文字読み取りのOCRアルゴリズムの使い方を、ステップごとにご紹介。実際にサンプルアルゴリズムを体験した後で、物足りなさを感じた方は、自前のアルゴリズムを開発したりサンプルをカスタマイズ出来ます。自前のアルゴリズムを構築したい場合も、すべて一から作る必要はなく、コンソールからサンプルアルゴリズムのコードをダウンロードし活用できます。

資料はこちら:
SORACOMの提供するAIカメラ「S+ Camera Basic」と、デバイス管理プラットフォーム「Mosaic」
サンプルアルゴリズムを使ってS+ Camera Basicで画像ベースの文字認識を体験する

無料でS+ Camera Basicを体験できるトライアル機能!

ソラコムオフィスに設置されているS+ Camera Basicの操作を実際に体験できる仕組みをご用意しています。リモートからの画像確認や、必要な情報のみを取り出す「画像の切り出し」、本セミナーでもご紹介した紙や電光掲示板と言ったアナログ情報をデジタル化できる「文字読み取り(OCR)」を試すことが可能です。購入を検討している方や、アルゴリズムの性能を知りたい方はぜひお試しください。
利用するためには、ソラコムアカウントの作成(無料)が必要です。詳細はこちらをご覧ください。

次回のAI セミナーはアルゴリズム開発情報をお届けします

6月2日(水)に開催のAIセミナー #2では、サンプルアルゴリズムをカスタマイズ方法や、自前のアルゴリズムを作りたい方に必要となる情報をお届けします。コードの書き方から、機械学習モデルの作り方、構築したアルゴリズムのデプロイ方法を学べるセミナーです!ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

ソラコム 熊崎