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新サービス「SORACOM Arc」に関するブログ記事のご紹介

こんにちは。ソリューションアーキテクトの桶谷(ニックネーム: takuya)です。
先日の SORACOM Discovery 2021 で発表された SORACOM Arc について多くの反響をいただいており、Blogや記事を多数書いていただいております。今回はその SORACOM Arc に関するブログ記事をご紹介します。

SORACOM Arc を利用して色々できる

SORACOM Arc は任意の IP ネットワークから SORACOM プラットフォームへのセキュアなリンクを提供するサービスです。例えば Wifi (インターネット回線)と SORACOM Arc を組み合わせて⼤きなファイルの通信をオフロードしたり、SORACOM Air が利⽤できないデバイスから SORACOMプラットフォームを利⽤することができます。まず最初に SORACOM Arc を利⽤することで何ができるのかを試していただいたブログ記事をご紹介します。

SORACOM Arcのセルラー回線を使ったブートストラップと回線の冗長化を試してみる

SORACOM Air と SORACOM Arc(Wifi)を用いて、回線冗長化を実現する方法をまとめていただきました。ルート設定やルート変更時の挙動、回線切替スクリプトまで詳細に記載いただいており、必見です。

SORACOM Arcで自宅ネットワークをSORACOMプラットフォームに接続する

自宅ネットワークに SORACOM Arc に接続する Gateway を用意して、ネットワークごと SORACOM プラットフォームに接続する方法をまとめていただきました。先にご紹介したルーターから SORACOM Arc に接続する方法と同じように、自宅ネットワークにあるデバイスから簡単に SORACOM プラットフォームを利用することができます。

SORACOM ArcとGateで作るデバイス / クラウド / オンプレ統合ネットワーク

SORACOM Arc に SORACOM Gate を合わせて利用し、色々なネットワークを相互接続し、柔軟にアクセスさせる方法をまとめていただきました。ここまでくると企業内ネットワークでも利用できそうですね。

いかがでしたでしょうか。SORACOM Arc のユースケースについては以下のドキュメントの「ユースケースと構成例」も参照ください。

色々なプラットフォームから SORACOM Arcを利用

SORACOM Arcは WireGuardを使用して SORACOM プラットフォームと VPN 接続を作成するサービスです。 VPN 接続を作成するために soratun というクライアントエージェントを提供しておりますが、 WireGuard が利用できるプラットフォームであればどこからでも VPN 接続を作成することができます。
soratun でサポートしているのは Linux となっていますが、Linux 以外のプラットフォームから SORACOM Arc に VPN 接続する方法に関するブログ記事をいくつかご紹介します。

WindowsとcliでSORACOM Arcを試してみた

利用している人が多い MS Windows 環境から、しかも SORACOM CLI を用いて SORACOM Arc に接続する方法をまとめていただきました。

MacPCにWireGuardを入れて、SORACOM Arcを試してみる。

MS Windows の次に利用されている Mac 環境から SORACOM Arc に接続する方法をまとめていただきました。

SORACOM ArcをRaspberry Piで試してみた

Raspberry Pi OS(Debian Linux ベース)も Linux なので WireGuard が利用可能です。これまでは Raspberry Pi + USB ドングル + SORACOM Air という構成が多かったと思いますが、 SORACOM Arc を利用することでシンプルにスピーディに SORACOM プラットフォームを使い始めることができます。

SORACOM Arcをスマートフォンで試してみた

WireGuard では Android/iOS 用のスマートフォンアプリが用意されています。スマートフォンには各種センサーや GPS、カメラなどが搭載されています。それらの値を取得して SORACOM Arc で SORACOM プラットフォームに送信するアプリを作成することで、 GPS マルチユニットの代わりにスマートフォンを利用することや、S+ Camera Basicの代わりにスマートフォンを利用することができるかもしれません。
また SORACOM Air 以外の SIM (モバイル通信網)を利用して SORACOM Arc を接続することもできます。

SORACOM ArcとDockerで作る仮想デバイス

みんな大好き Docker からも SORACOM Arc で接続できます。 Docker で接続できる、ということは Docker が動く環境であればどこからでも接続できる、ということで SORACOM Arc の活用の幅が広がりそうです。

すべてが S になる (SORACOM Arc をルーターで使う)

少し変わったところでは、ルーターから SORACOM Arc に接続する方法をまとめていただきました。WireGuard に対応したルーターをお持ちでしたら、WireGuard に対応していないデバイスも簡単に SORACOM プラットフォームを利用することができますね。

色々なクラウドから SORACOM Arc を利用

WireGuard が動くのは物理的なデバイスだけではありません。クラウド上の仮想サーバやサービスでも WireGuard を動かすことができれば SORACOM Arc で接続することができます。

SORACOM Arc + Napterで安全にAzure VMにアクセスする

Microsoft Azure の仮想マシン( VM )から SORACOM Arc に接続する方法をまとめていただきました。

SORACOM へデータを送信する仮想デバイスを SORACOM Arc+EC2+AWS CDK で構築してみた

AWS の Amazon EC2 Instance から soratun を用いて SORACOM Arc に接続する方法をまとめていただきました。

SORACOM Arcはデバイスだけじゃなくてクラウドでも動かせるんだよ!という話

AWS CodeBuild から soratun を用いて SORACOM Arc に接続する方法をまとめていただきました。 soratun は 1 つのバイナリファイルをコピーするだけで利用することができます。 CodeBuild の他にも AWS Lambda のように独自ライブラリを利用できるサービスであれば SORACOM Arc に接続することができそうです。

その他、SORACOM Arc の利用方法、応用機能やリファレンスについては以下のドキュメントを参照ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。色々なプラットフォームやクラウドから色々な用途で SORACOM Arc を活用することができそうですね。また現在、 SORACOM Arc ブログコンテストを開催しております。

SORACOM Arc があるから解決できた課題、SORACOM Arc を使ってこんなことやあんなことが実現できたよ、というブログ記事がありましたら応募をお待ちしております。

以上、SORACOM Arc に関するブログ記事のご紹介でした。様々な SORACOM Arc の活用方法をまとめていただき、ありがとうございました!