ソラカメ対応カメラに ATOM Cam Swing が追加されたことを SORACOM Discovery 2022 online で発表し、8月出荷予定とご案内しました。
ご注文いただいていた皆さま、大変お待たせいたしました!ATOM Cam Swing の出荷を8月1日から開始しました。
ここで、ATOM Cam Swing とソラカメについて、改めてご紹介させていただきます。
首振りだけじゃない ATOM Cam Swing
ATOM Cam Swing は首振り(パン・チルト)とAI機能を搭載したIoTカメラです。一般的なカメラと同様にマウントできるネジ穴があり、小さなスペースにも設置できます。IP65の完全防水・防塵で屋外の設置も可能です(電源アダプタは防水非対応)。フル HD の高解像度、カラー映像でみられる高感度カラーナイトビジョンなどに対応しています。
ATOM Cam Swing の首振り機能を使えば、水平方向360度、垂直方向180度にカメラの向きを変えることができます。これによって、カメラの足元以外はほぼ全方位撮影することができます。iOS/Android アプリ経由で遠隔操作ができるため、現地に赴いて画角を調整する必要がありません。
登録地点を巡回するクルーズ機能
1台で複数の場所を見守りたい、そんなときにはクルーズ機能がおすすめです。クルーズはアプリ経由で登録した最大4地点を10秒程度の間隔で巡回する機能です。iOS アプリでは、カメラ画面の右上にある「歯車」アイコンをタップして開く「設定」画面から「モーター設定」→「クルーズ設定」でルートを設定できます。
設定したクルーズをON/OFFするには、カメラの映像が表示される画面に戻って右下の「その他」から「クルーズ」ボタンをタップします。
映像内の動体を追いかける追跡機能
ATOM Cam Swingは AI を搭載しており、動く物体がカメラのファインダーに入るとそれを認識します。追跡モードはその動体を首振りで追いかけて撮影しつづけるモードです。先述のクルーズモードと併用している場合、動体が視界外に出たあと、元のアングルに戻って撮影を続けます。
iOS アプリでは、カメラ画面の右上にある「歯車」アイコンをタップして開く「設定」画面から「モーター設定」→「自動追跡タイプ」で追跡対象を人に絞り込むことができます。
追跡機能をON/OFFするには、カメラの映像が表示される画面に戻って右下の「その他」から「追跡」ボタンをタップします。
「ソラカメ」とATOM Cam Swingの関係
「ソラカメ」(Soracom Cloud Camera Services)は、IoTカメラの映像を常時録画、いつでもどこでも再生できるSaaSです。
ソラカメ対応のIoTカメラには、これまで「ATOM Cam 2」がありましたが、この度「ATOM Cam Swing」が加わったことになります。
ATOM Cam(2やSwing)の無料版におけるクラウド録画機能は、 5分に一度、12秒間のモーション検知時が提供されます。「ソラカメ」をご利用いただくとクラウドへの常時録画となるため、撮り逃しを回避できます。また、モーション検知情報も共に記録されます。これにより、特に検知直前の状態確認も容易です。
モーション検知録画は iOS/Android アプリへ通知されアプリから簡単に確認することができます。
API を使ったインテグレーションも可能です。
購入方法
ATOM Cam Swing はソラコム IoT ストアならびにソラコムユーザーコンソールからお買い求めいただけます。
詳しくはソラカメのページをご覧ください。
まとめ
以上、ATOM Cam Swing のご紹介でした。興味を持っている方、いつか買おうと思っていたけど様子見されていた方、このタイミングでぜひ購入をご検討ください。
― ソラコム清水 (yuta)