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PLCの遠隔監視パターンの解説を公開、SORACOM Beam でクライアント証明書が使用可能に、他 ほぼ週刊ソラコム 01/25-02/07

こんにちは。ソリューションアーキテクトの takuya です。

2月に入りデパ地下などはバレンタイン一色ですね。今年のソラコムはどんなバレンタインチョコを用意するのでしょうか。わくわくしながら当日のPostを楽しみにしています。それでは今週もアップデートを見ていきましょう。

アップデート

変更の詳細については ChangeLog を参照ください。

  • 01/27(月)
    • SORACOM Beam でクライアント証明書を使用できるようになりました
      • SORACOM Beam が転送先サーバーに HTTPS でデータを送信する際、TLS/SSL のハンドシェイク時にクライアント証明書を送信できるようになりました。
      • これまで SORACOM Beam では、MQTTS 通信時にクライアント証明書を使用できましたが、HTTPS 通信時にはクライアント証明書を使用することができませんでした。そのため、クライアント証明書を要求する転送先サーバーに対して、HTTPS でデータを送信する場合は、デバイス側でクライアント証明書を管理する必要がありました。その結果、デバイスの実装が複雑になったり、特に大量のデバイスを展開する際に証明書の更新や管理に手間がかかったりする課題がありました。
      • 本日リリースした機能を利用すると、SORACOM Beam でクライアント証明書を指定できるようになります。その結果、クライアント証明書を要求する転送先サーバーに対してデータを送信する場合でも、デバイスからは HTTP や TCP などの簡素なプロトコルで SORACOM Beam のエントリポイントにデータを送信するだけです。証明書の管理にかかる時間を削減でき、より重要な機能の開発に集中できることを期待しています。
  • 01/30(木)
    • eSIM プロファイル発行サービスで planX2 の発行が可能になりました
      • SORACOM ユーザーコンソールおよび SORACOM CLI / SORACOM API で eSIM プロファイルを発行するサービス (以下、本サービス) において、planX2 の発行が可能になりました。
      • eSIM プロファイルを利用すると、物理的に SIM カードを挿入する作業を必要とせず、eSIM プロファイルに対応したデバイスで SORACOM Air for セルラーを利用できます。
  • 01/31(金)
  • 02/03(月)
  • 02/07(金)

SORACOM Users

Blog記事

外部メディア

プレスリリース

  • 01/30(木)
    • データ転送サービス「SORACOM Beam」で、クライアント証明書の登録が可能に
      • 株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、IoTプラットフォーム「SORACOM」においてデータ転送を支援する「SORACOM Beam」において、IoTセキュリティを向上できる「クライアント証明書」に対応しました。この技術により、ユーザーやデバイスを正確に認証し、なりすましや不正アクセスを防ぐとともに、通信データを強力に暗号化します。
      • このたび「SORACOM Beam」においてクライアント証明書に対応し、証明書に基づくIoTデバイスの認証をサーバー上でできるようになります。これらの証明書はSIMに紐付けてSORACOMプラットフォームで管理・付与できるようになりました。SORACOMの認証情報ストアにクライアント証明書を登録すれば、デバイス側の開発や設定は不要ですぐに利用可能です。また、運用開始後も一括管理、変更に対応します。
  • 02/03(月)
    • ソラコムとShizen Connectが、資本業務提携を締結
      • 株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、株式会社Shizen Connect(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 松村宗和)と、次世代エネルギーインフラであるVPP(Virtual Power Plant: 仮想発電所)分野におけるIoT活用を推進するため、ソラコムからの出資を伴う資本業務提携の契約を締結したことを発表します。
      • 「Shizen Connect」は、さまざまなメーカーのエネルギー機器をクラウドで接続し、個別の機器制御やVPP全体の管理を一元的におこなうプラットフォームです。電力小売事業者との連携を通じ、電力供給の効率化を図るとともに、蓄電池などのエネルギー機器の制御によって企業や家庭のエネルギーコスト削減をサポートします。
      • 今回の提携を通じ、両社はVPPビジネスおよびIoT分野の専門性を活かし、VPPの発展に不可欠なIoT技術を強化します。また、ソラコムは、Shizen Connectのエコシステムを通じて、グリーンテックや次世代型エネルギー・ユーティリティ管理の先進的なユースケースを深く理解し、その知見を基にSORACOMのさらなる進化を目指します。
  • 02/05(水)
    • ソラコムと仏Sequansがパートナーシップを強化、SORACOMのIoT通信搭載の評価キットを欧州と北米で提供開始
      • 株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、セルラーIoT向け半導体およびモジュールを提供する仏Sequans Communicationsとのパートナーシップを強化し、SORACOMのグローバルIoT通信を搭載した新しい評価キット(EVK)が欧州と北米で提供開始されることをお知らせします。
      • 今回提供される評価キットは2種類です。低消費電力が特徴の通信規格LTE-M/NB-IoTに対応した「Sequans Monarch2 GM02S EVK」は、スマートユーティリティメーター、産業用センサー、健康およびフィットネストラッカーなどバッテリーで駆動するようなデバイスに最適です。
      • また、通信速度と電力性能を両立する通信規格LTE Cat.1 bisに対応する「Sequans Calliope2 GC02S1 EVK」は、車やトラックなどの移動体や貨物のトラッキング、移動体向け情報システムなど、国境をまたぐグローバルサービスにおいてシームレスに利用できます。北米および欧州で認証済みです。
      • 各キットには、最大3か月間利用可能なソラコムのグローバルIoT SIMカードがプリインストールされています。このSIMカードにより、世界中の170を超える国と地域で1枚のSIMでセルラーネットワークを利用できます。
      • SORACOMのIoTプラットフォームを利用することで、クラウドサービスとの連携、セキュリティ強化、デバイスのリモート管理といった高度な機能を短期間でシステムに実装することが可能です。

スライド公開

  • 02/05(水)
    • APIファーストで実現する運用性の高い IoT プラットフォーム: SORACOMのアプローチ
    • Solutions Architect: masa

今後のイベント

他に「こんなことを書いてほしい」「読者からのお便りを紹介してほしい」などなどご要望やご質問、本ブログ記事の感想などございましたら、X のハッシュタグ #SORACOM で Post いただけると幸いです。#ほぼソラ でも大丈夫です!

それでは。また次回をお楽しみに!― ソラコム takuya @okeee0315