こんにちは!ソラコム事業開発担当の名児耶(ニックネーム:saki)です。
ソラコムでは、IoTデバイスや通信に必要となるIoT SIMを1台から購入できる「SORACOM IoTストア」を運営しています。また、デバイスの活用方法について、必要な機器や具体的な設定方法を「SORACOM IoT DIYレシピ」として公開し、ステップバイステップで分かりやすく提供し、皆さまのIoTプロジェクトのスタートを支援しています。
2025年4月1日より、SORACOM IoTストアで販売中の、CO2濃度・温度・湿度を計測してクラウドに送信できるIoTデバイス「LTE-M CO2センサー RS-LTECO2 スターターキット」を以下の価格に改定しました。
- 価格改定前:税込19,800円(IoT SIM・1,800円分のソラコムクーポン含む)
- 価格改定後:税込12,100円(IoT SIM・1,000円分のソラコムクーポン含む)
この記事では、価格改定によって導入しやすくなったRS-LTECO2について、活用方法を解説するSORACOM IoT DIYレシピとともにご紹介いたします。
LTE-M CO2センサー「RS-LTECO2」とは

LTE-M CO2 センサー「RS-LTECO2」は、スイスに本社を置く、センシリオン社の高精度なCO2センサーと温湿度センサーを搭載したIoTデバイスです。センシングを行いたい場所に設置し、電源供給を行うだけで、簡単にCO2濃度・温度・湿度データをクラウドに定期送信できます。
セルラー通信(LTE-M)を利用するため、ネットワーク環境がない、もしくは既存のネットワークに参加することが難しい現場や、Wi-Fiの電波が届かない場所での設置にもおすすめです。
オフィスや店舗、生産現場などでのCO2濃度・温度・湿度の遠隔監視に活用できるほか、あらかじめ設定したCO2濃度・温湿度の閾値を超えた場合にアラートを送信することも可能です。
SORACOM IoTストアで販売している「LTE-M CO2 センサー RS-LTECO2 スターターキット」には、IoT SIMカードが付属しており、SORACOMプラットフォームへの連携があらかじめデバイスに設定されています。
RS-LTECO2向けSORACOM IoT DIYレシピのご紹介

SORACOM IoT DIYレシピ「IoTで、CO2と温湿度を計測し換気促進」では、「RS-LTECO2」を使ったCO2濃度・温度・湿度のデータ収集・蓄積からダッシュボード作成・共有までを解説しており、SORACOMのコンソール画面の簡単な操作のみで設定できる、初心者にもおすすめのレシピです。
「RS-LTECO2」はCO2センサーとしてだけでなく、温湿度センサーをメインに活用した監視や通知にもお使いいただけます。
SORACOM IoT DIYレシピ「サーバールームの異常な温度上昇を通知」では、人の常駐しないサーバールームや倉庫などで、室温の上昇などの異常が発生した場合にメール、Slack、LINE Notify等で通知する仕組みを構築できます。
おわりに
今回の価格改定により、CO2濃度・温度・湿度を可視化できるRS-LTECO2がより手頃な価格になりました。
オフィスや店舗、生産現場、サーバールームなど、さまざまな環境での空気・温度管理に活用でき、SORACOM IoT DIYレシピを使えば、簡単な設定ですぐに遠隔監視の仕組みを構築できます。
この機会にぜひ「RS-LTECO2」を導入し、IoTを活用した温湿度や空気環境の可視化と管理にチャレンジしてみてください。
― ソラコム名児耶 (saki)