IMEI とは、International Mobile Equipment Identity の略称で、3G/LTE の通信モジュールに付与されている、ユニークな識別番号のことです。
SIM カードには、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)が付与されており、SORACOM Air や Beam をお使いのお客様は、識別子として IMSI を利用されていると思いますが、今回IMSIに追加して、IMEIの利用が可能となり、デバイスや通信モジュールの特定が可能となりました。
SORACOM のコンソールでも、IMEI の表示が可能となっており、また getSubscriber や listSubscribers などの Subscriber 取得 API でも、“imei”という属性が追加されています。
{
"imsi": "440XXXXXXXXXXXX",
"sessionStatus": {
"lastUpdatedAt": 1453039562467,
"imei": "XXXXXXXXXXXXXXX",
"location": null,
"ueIpAddress": "10.198.116.15",
"dnsServers": [
"100.127.0.53",
"100.127.1.53"
],
"online": true
}
}
IMEI を利用すると、特定の SIM と特定の通信モジュール(デバイス)の組み合わせを検証することが可能になります。
例えば IMEI を記録しておき、IMEI が変更された場合(つまり SIM カードが別のデバイスに挿された場合)に通信を止めるといった処理を行うことも出来ますし、SORACOM Beam のヘッダーに入った IMSI と IMEI のペアを検証して、特定のペア以外の通信を不正なものとみなして拒否することもできます。
また同様に、SORACOM Endorse でも IMEI を利用することができますので、特定のデバイス/SIM のペア以外は認証しないような仕組みを簡単に作ることができます。
IMEI は既に Subscriber 情報に入っており、すべてのお客様にご利用頂けるようになっています。
https://soracom.jp/services/air/
https://soracom.jp/services/beam/
https://soracom.jp/services/endorse/
ソラコム 片山 (Twitter: @c9katayama)