Maker Faire Shenzhen 2017
大学の構内を借りて開催されたMaker Faire Shenzhen 2017では、Seeedさんブースの一角をお借りしてSORACOMの展示をさせていただきました。SORACOM の中国名はちなみに「宙连」です。
今回我々は、SORACOM Global SIMを利用して、遠隔操作ができるトーマスのデモと、先日販売を開始した Wio LTE を使ったデモを展示しました。
トーマスは、レールに流れる電力をタブレットとラズパイを使って遠隔操作。これが子供達に大人気。さらに、STEM 教育に対するお母さん方の熱をひしひしと感じるデモになりました。この仕組みを使ったパッケージされたキットはないのかと、何度も質問を受け国の盛り上がりには教育も切っては切れないんですね。
また Wio LTE は、温湿度センサーを取り付け、1分に1回データがHarvestに送りました。また、ボタンセンサーも取り付け、ボタンを押したタイミングにも温湿度データを送り可視化しました。
これが1日目のデータ。みなさんわかりますでしょうか。とってもいい天気で、さらにはデモ展示コーナーに直射日光があたり、真夏のような時間でした。
さて、Maker Faire Shenzhenは、日本や韓国、タイなどの別の国から来たMakersの皆さんの作品や、実施にその場で試して遊んでみることができるものが多々用意されていました。日本のMaker Faire と比べるとお子さんの数が倍以上。そして、女性もとても多い!STEM用のキット製品はとても多く展示されていました。
深センの街並み
せっかく深センに来たので電気街にも行ってみました。細かい部品や製品が陳列された 1m × 2m サイズぐらいの小さなお店がズラーッとひしめき合っている、そんなビルがいくつもありました。
いったいこの中からどうやってお気に入りのお店を見つけるのだろうかと気になりましたが、お店に来るお客さんは、人づてでどこのお店がいいとか悪いとかを聞き分けてくるようです。オンラインでの注文の方が数が多く、閉店間際のお店はそこらじゅうでダンボールに荷物を詰めている姿が見られました。中国から世界中のあちこちへ荷物を発送していくんでしょうね。
あるビルの1フロアは、スマホのSIMスロットだけが山ほど置いてあったり、スマホの画面の部分だけが置いてあったり、このビルの中にあるお店から好きなものを選んで、カスタマイズしながら自分専用のオリジナルスマホを作ることが出来ちゃうんだろうなと感じました。
作ってみて、売ってみて、売れなければまた部品に戻して、違う形で作り直してみる。といったトライアンドエラーが簡単に試せる環境がありました。
やってみるという心理的なハードルを下げて、失敗のコストを抑え、試してみることで次のチャレンジも見えてくる。アントレプレナーが深センで増えてきているのも、こう言った環境がとても大きく影響しているんだろうなと思い、大量のお店を見て回りました。
Seeed さんオフィス訪問
最終日に Seeed さんのオフィスに訪問させていただきました。Makers のみんなを引きつけるエコシステムをひしひし感じました。誰でもアイディアを形にできる世界を、そして
12/4に開催する Seeedさんとの共催イベントでは、こう言った会社のカルチャーや成り立ちなんかも聞けるかもしれないですよー!
12/4 Seeed Wio LTE ユーザーイベント
入口に書かれているこのアイディアを持った0を、少しだけ始められるプロトタイプのMakerへ。ここが0.1。そこから1へ、1,000、10k+ へと。Makers が増える世の中を作り、コミュニティの力でエコシステムを作るSeeedさんの考え方はソラコムの考え方に通じるものがありました。
2回目の告知になりますが、12/4 のWio LTE イベントでは Seeed 日本法人代表の坪井さんによるセッションも用意しています。ぜひぜひお越しください〜^^
12/4 Seeed Wio LTE ユーザーイベント
ソラコム 熊崎