ソフトウェアエンジニアの片山(yaman)です。
データ収集・蓄積サービス「SORACOM Harvest」はもうお試しになりましたでしょうか?
デバイスから送った情報を非常に手軽に蓄積して可視化できるサービスす。また今回のSORACOM Discoveryにおいては、より高度な可視化を行える「SORACOM Lagoon」のデータソースとしても利用できるようになり、より一層利用の幅が広がっています。
従来、このSORACOM Harvestへデータを入れる場合は、セルラー回線内にあるエンドポイントへのデータの送信が必須でした。セルラー回線で暗号化できる分、デバイスの処理を簡潔に出来るためご好評を頂いておりましたが、いくつかのお客様から、wifiや有線でもHarvestにデータを入れられないか?というお問い合わせをいただきました。
あるお客様は、セルラー回線以外でつながっているデバイスもHarvestにデータを入れて同じく可視化したいというご要望で、またあるお客様は、テスト時に有線を使ったり、シミュレーターを使って送信データをフォーマットする部分を開発したい、というようなご要望でした。
今回この様なご要望を受け、SORACOM Harvestにインターネット経由(HTTPS)でデータを入れることが出来るようになりました。
データを入れる際には、デバイス管理サービスであるSORACOM Inventoryで生成したキーを利用します。
この際、作成したデバイスのHarvest利用設定を忘れずに行います。
あとはコンソールで生成したデバイスID(deviceId)とシークレットキー(deviceKey.secret)を使って、データ送信先のエンドポイントを組み立てます。
https://api.soracom.io/v1/devices/${deviceId}/publish?device_secret=${deviceKey.secret}
準備は以上で完了です。あとはcurlや好きなHTTPクライアンを使って、JSONを上記URLにPOSTするだけです。
非常に簡単ですね。GETのみにしか対応していないデバイスもありますので、HTTP GETでもデータ送信することができるようにしています。
以下のガイドもご確認ください!
SORACOM Harvest、SORACOM Inventoryともに無料枠がありますので、是非活用してみてください。
ソラコム片山