まだまだ暑い日が続いてますね。ソラコム江木です。
本日、SORACOM Air for Sigfoxでお客様自身でご用意したデバイスを登録することができるようになりました!
これまで Air for Sigfox で使用できる Sigfox デバイスは、ソラコムで販売しているSigfoxデバイスを対象としていました。この度、お客様がご自身でご購入、調達されたデバイスをソラコムに登録してソラコムのサービスを使用することができるようになります!
デバイスの登録
登録にあたっては、SigfoxデバイスID、PAC、Product Certification ID が必要となります。
いずれも Sigfoxデバイスに付属してくるものですので、購入時にご確認ください。
登録は簡単です。
ソラコムのユーザーコンソールにログインしてSigfoxデバイス管理メニューに遷移し、デバイス登録をクリックします。
SigfoxデバイスID、PAC、Product Certification ID を入力してください。
料金
持ち込みデバイスのご登録及びご利用にあたっては、デバイス登録料として1440円/台及びSORACOM Air for Sigfox 通信料金(1440円/1年分)が発生します。
SORACOM Air for Sigfox 通信料金には、「SORACOM アプリケーションサービス利用料」の10円分が含まれています。Beam、Funnel、Harvestといったソラコムのサービスに適用されます。
料金の詳細は、SORACOM Air for Sigfox の利用料金をご確認ください。
解約と再登録について
なお、登録とは逆にSigfoxデバイスをソラコムから解約することも可能です。
その場合は、PACを忘れないように保存してください。再登録する場合に必要となります。
Sigfox デバイスの PAC は、解約済みのデバイスを選択して「PACの表示」から確認することができます。
デバイスを解約した場合は、解約してから24時間後にソラコムのデータベースから削除されます。それまでにPACをコピーしてください。
解約したデバイスを再度登録する場合は、24時間経過後となります。
LPWAに便利なソラコムのサービス
LPWAではデータ送信のペイロードサイズが非常に少ないという悩みどころがありますが、ソラコムのプラットフォームでは、例えばバイナリパーサーというバイナリデータをパースして、JSONに変換キーと値の組に変換するというかなり強力な機能があります。
もちろん、Beam、Funnelといったクラウド連携サービスも使用できるので、Sigfoxデバイスからバイナリで送って、そのままクラウドサービスに転送、といったこともクイックに実現できます。
一方で Sigfox デバイスが送信できるペイロード構造は事前にデバイスメーカーへのお問い合わせや公開されているドキュメントの確認をお願いします。
大きく以下のような 4 パターンに分類できます。
- お客さま自身で自由にペイロード構造をデザインできるデバイス
- デバイス側の SDK などが公開されていて、お客さま側である程度は送信するペイロード構造を指定できるデバイス
- 送信されるペイロード構造は決まっていて、デバイスメーカーが仕様書を公開しているデバイス
- 送信されるペイロード構造は決まっていて、デバイスメーカーが提供する専用のアプリケーションや Web サービスのみで利用できるデバイス
「1.」についてはバイナリパーサーのカスタムフォーマットをご活用いただく前提でペイロード構造をデザインしていただき、「2.」と「3.」についてはバイナリパーサーの仕様の範囲でデコードできるかご確認ください。「4.」についてはデバイスメーカーにSORACOM Air for Sigfox での利用実績があるか相談してみてください。
上記のことを確認しつつ、ぜひデバイスを登録してぜひご利用ください!
ソラコム江木(nori)