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社員レポート#8 〜 エンジニア 〜

みなさまこんにちは。ソラコムの平です。

年が明けてオフィスの増床、if-up 2019、合宿の開催などあり少し間が空きましたが、社員レポート後半戦第3回目をお届けいたします!今回は、ソフトウェアエンジニアのtakuこと福島です。

SORACOM Junctionの産みの親でもあるtakuからは、仕事以外も含めた普段の姿をたっぷり語ってもらいました。エンジニアとしての開発体制の魅力から、多様性を重んじるカルチャーまで、見どころ満載のレポートとなっております。ぜひご覧ください!

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株式会社ソラコム

ソフトウェアエンジニア

福島 拓 taku

入社のきっかけはJust Do It

-今日もモニター一杯にコードが映し出されていますね!普段はどんな仕事をやっているのですか?

普段はソラコムが提供しているSORACOM Airのバックエンドや、いわゆるセルラーのコアネットワーク周辺の開発を担当しています。実際には入社時に既にCTOのkenta(安川)が構築したシステムがベースにあったので、その整備や改善、新機能追加をすることが多いです。そこから少し派生してSORACOM Junctionというサービスを2016年に他のエンジニアと作って現在はサービスの担当をしています。

ーtakuは初期のまだ公募がない時期の入社と思いますが、きっかけは何だったんですか?

僕は面白いと思った会社に直接連絡して突撃するということを結構やるんですが、ソラコムがSORACOM Air / Beamを2015年9月末に発表した時にTechCrunchが取り上げた記事をどこかで見て衝撃を受けて12月のミートアップに参加し、そこにいたCTOのkentaと話しをして採用しているのか質問した記憶があります。

その時はSDNとかNFVとかエンタープライズな分野でソフトウェアでネットワーキングをやるぞという業務に携わっていたのですが、もう少しサービス寄りでB2C/B2B2Cっぽいこともやってみたいなと思っていたので、ど真ん中のサービスがいきなり出てきてしかもコアネットワークを自前でAWS上で実装していますという話を聞いて、「一体どうなっているんだ、ヤベェ奴がいる…」と思ったのがきっかけです。

その後の正月休みに時間があったのでkentaにメールをしてやりとりを開始しました。そこから面接があったり宿題的なプログラミングの課題を終わらせて、めでたく採用して頂きました。ちなみにその時の課題は改善を加えた後に今もプロダクションで動いていて、実際に役立つし勉強になるものだったのでとても良い試みだったと思っています。

ーリリースの衝撃を受けて迷うことなく前進するtaku…最初からJust Do Itの精神だったんですね!

良く考えるとCTOに直接メールして雇ってくれと言うのって結構厚かましいと思うんですが、前職もそんな感じでインターンをすることになってからそのまま就職したりしたので意外と良いハックなのではないかと個人的には思います。うまく行くかは全く保障できませんが…

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エンジニア冥利に尽きるお客様からのフィードバック

ーソラコムでエンジニアをやっていて良かったな〜、と思う瞬間はどんな時ですか?

自分が関わったサービスを使ってくれるお客様がいたり、「あのサービス面白いよね!」と言ってもらえたりするのはやっぱり一番嬉しいですね。ソフトウェアエンジニアはみんなそうなんじゃないでしょうか。自分が作ったものが表立って外に出ていくというのがソラコムでは多いように感じます。

あとは直接お客様に見えないところでも何か改善できて自分が満足行く形になると嬉しいですね。実はこの自己満足的なものがエンジニア多かったりするんじゃないかと思うんですが、ソラコムだとユーザーと距離感が近いのでそれが直接役に立ってフィードバックを貰えたりするのが良いですね。興味深いエンジニアリング的な課題を解いてたらうまく解けて嬉しい、しかも何故かお客様から感謝されて二度嬉しいみたいなことも結構あるんじゃないでしょうか。

ソラコム・エンジニアカルチャーの特徴は DevOps & OpsDev

ーソラコムならではの特徴だと一番思うのはどういうところですか?

僕が一番特徴的だと思うのは、サービスの開発、運用、保守、サポートなどを担当するソフトウェアエンジニアがオーナーシップを持って全て行なうことだと思います。(サポートはサポートエンジニアがリードしてfirst responderとして対応することも多いです) NetflixのFull Cycle Developers に近いものがあると思いますが、Netflixがblogで発表するよりもずっと前、それこそ創立時からこの形でエンジニアがプロジェクトを回していたと思います。割と最近では段々と見られるスタイルになっていると思いますが、Eat your own dogfoodを体現できている上にCustomer Centricになるような仕組みが確立されているというのは先進的だと思います。

サービス開発の段階でも後々の運用、保守、サポートが楽になるように意識してコードを書くようになるというメリットがあります。もちろん運用、保守、サポートは大変なのですが、サービスを開発したエンジニアが一番コードに近く改善やバグ修正も担当エンジニアがやった方が絶対に早いので結果的に効率が良く開発、運用、保守、サポートのサイクルが回せます。

ーここはまさにソラコムが誇る DevOps / OpsDev のカルチャーですね。

多様性を尊重するソラコム

ー入社してカルチャーでびっくりしたことは何かありますか?

正直に言うとびっくりしたことはあまり無いですね。というのも、前職もスタートアップだったので日本的なカッチリした企業のカルチャーというのを僕は知らないんです。ただ、あるべきカルチャーがあるべき形になっているというか、無駄で非効率なことはなるべく避けるあたり前のことができているというのは普段意識していないことですが凄いことだと思います。別のスタートアップから来てもスムーズに移行できたので、それはとても良いことだと感じます。

あと今思い付いたんですが、元々エバンジェリストやソリューションアーキテクトといったお客様とやりとりする仕事を経験してきた人が多いためか、コミュニケーション力・プレゼン力が高い人が多いですね。CEO・CTOはもちろん、エンジニアもみんなプレゼンが上手くて面白いのでレベルが高いな、と入社してびっくりしました。

ー多才なメンバーと仕事をする中で、何か自分で意識していることはありますか?

自分の強みをなるべく活かせるようにすること、あとは誰もやってなさそうなところをやってみたりすることですかね。エンジニアへのタスクのアサインは入社直後は社内の様子分からないのでまずはCTOやメンターと相談して自分の得意分野を中心に行なわれると思います。そこから馴れてくると色々分かってくることも多いので自分が貢献できそうとか興味がある方向に視野を広げていくと面白そうで誰も手を付けていない分野があって、強いオーナーシップでリードしていけるので楽しいと思います。

また、ソラコムは日本だけでなく海外へ事業を展開していて、世界で使われるプラットフォームを提供しようとしています。海外に複数の拠点があり、日本拠点も日本人だけが働いているわけではありません。コミュニケーションコストの問題もあり全て英語でやりとりする必要はないと思いますが、僕個人はなるべく英語を話したり書くようにしています。これは僕個人が特に意識して実行しているだけなのですが、コードやコメント、その周りのドキュメントはなるべく英語で残すようにして自分以外の非日本語話者が僕の書いたコードを読むことがある場合に備えています。Happy hour(注:隔週開催のカジュアルな社内親睦会)ではビールを飲みながら雑談やディスカッションを英語でしたりしていますが、盛り上がって飲み過ぎないように注意しています。

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(写真:とあるhappy hourにて)

ー仕事以外でも多才なメンバーが多い印象ですが、takuもイベント用の動画編集をしていたり、happy hourで動画作品を見せてくれたりしたこともありました。動画は一番の趣味ですか?

ちょっと前から動画を作ったりしているんですが、それは元々映画を観るのが好きで高校生の時に自分でも撮ってみたいとちょっとやっていた時の名残りですね。何で今またやっているのかというと、未練があるというのもあるんですが実は戦略的なところで、YouTubeやNetflixのおかげで映像という観点で消費者であるところのエンジニアのスタンダードというのも上がってきているんですよね。ガジェット系で有名なテックYouTuberのMKBHD (Merques Brownlee) なんか機種は違いますが映画「ソーシャルネットワーク」で使われたREDのカメラを個人で使っていて一昔前では考えられないことをやっているし、ソフトウェア系のYouTuberも出始めています。サービスの紹介やプロモーションビデオのクオリティもどんどん上がってきています。カンファレンスの録画やMOOC(Massive Online Courses; オンライン講座)のビデオも良いカメラで撮られていて、テックジャイアントもキーノート時にはクールなコンセプト映像を流しまくっているわけです。これは業界としての流れで、もやは動画というのはエンジニアリングを対外的にプレゼンする時の一つの要素になっているんですね。ユーザーとしてもそれを期待していて、ある種インターフェースになっている。

そこに近年デジタルビデオカメラの低価格化と4K化の波が来ていて、動画プラットフォームは豊富に存在するし、コストパフォーマンス的にとても良い環境ができあがっているという流れがあります。ビデオというのももう車と同じくらいITと密接に結びついていて、カメラ自体がもうセンサーとレンズが付いたコンピュータなんです。つまりエンジニア的な観点で非常に興味深い分野で、時間を投資する価値のあるものだと思っているので個人的に取り組んでいるという感じです。今は対外的な発表やトークなどにはプレゼンテーション用の資料を作ってそれをSlideshareやSpeaker Deckなどで共有するというスタイルが一般的ですが、それに加えて動画を使うことが差別化要因になってくるのではないかと個人的に思っています。

ー熱いですね・・!しかし、この後もどんどん続きそうなのでここで一旦カット入ります

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(カーット!)

ー旅行もよく行っている印象です。そういえば旅先のスペインからリモートワークしていたこともありましたね。

そうですね、旅行は好きなので行ける時には良く行っています。特に海とビーチと離島が好きです。ソラコムではリモートワークが可能なので、長めの連休もずらして取得したり、現地に行って平日は普通に働いて週末は離島へ行くなどといった働き方もできます。海外でもSIMフリーのスマートフォンとWi-Fiがあれば大抵は何とかなりますね。最近はホテルでもホステルやゲストハウスでもFree Wi-Fi完備の所が多くなってきました。作業内容によって4Kモニタなどが欲しくなることもありますが、事前に計画しておけばそういったことも可能ではあります。ただ世界にはまだセルラーやWi-Fiの回線が細いところがあるので、現地に行く前にある程度下調べしていった方が良いと思います。

スペインではグローバルSIMの正式発表前だったので、グローバルSIMを現地で使用してみて「あれ、動かないんですけど…」となってCTOに報告してバグが修正されたりしました。入社前にはタイの離島に遊びに行ったのですが、採用時の課題のパッチにLGTM (マージ許可) が出たので離島行きのロングテールボートの上でiPhoneでGitHubを見てマージした記憶があります。フレキシブルな働き方ができるのはソラコムの魅力の一つですね。

ーエンジニアチームはtakuが入った当初からは随分と数が増え、大所帯になって来ました

大分人数が増えてきましたね。ソラコムの事業はとてもユニークで、技術もモダンなWebスタックから内製テレコム系スタック、クラウド上のサービス運営、果てはJavaCardやデバイスまで多種多様で広い分野で活躍できる場所があると思います。低いレイヤから高いレイヤまで興味がある方、いくつかの分野へ横断的に関わりたい方、リモートでの開発に興味がある方、ソフトウェアでネットワーキングするのに未来を感じる方などは定期的にオープンハウスやイベントを開催しているので、是非一度遊びに来てください。

ーぜひ動画も披露してください。ありがとうございました!

最後に
ソラコムでは一緒に働くメンバーを募集しています。
カジュアル面談も受け付けておりますので、ご興味のある方のご応募お待ちしております。

ソラコム asako 平