こんにちは、ソラコムでパートナーアライアンスを担当している、細川(ニックネーム:daisuke)です。
IoT活用を支援するソラコムのビジネスパートナープログラム「SORACOM パートナースペース(以下、SPS)」では、年間を通じて特にご活躍いただいたパートナー企業を表彰しています。
2026年6月11日「SORACOM Partner Space アワード 2025(以下、SPSアワード 2025)」の受賞企業を発表しました。
本ブログでは、受賞された企業の皆さまの受賞に至った背景、IoT導入の事例やSORACOMの活用方法などを一部ご紹介します。
SPSアワード 2025について
SPSアワードは、SPSパートナー企業の中から、年間を通じたビジネス成長、IoT導入事例の実績数と先進性、SORACOMを活用したビジネスへの貢献などの視点から、優れた取り組みを表彰するものです。
2025年度は、7社のパートナー企業が受賞されました。

SPSアワード 2025 受賞企業
最優秀賞<ビジネス・オブ・ザ・イヤー>
TTS株式会社(田中電気)
SORACOMを活用したIoTビジネスの取り組みが最も高く評価され、TTS株式会社が最優秀賞「ビジネス・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
TTS株式会社は、中古車販売・カーレンタル事業者向けに車両GPS管理システムを提供しています。支払い遅延時の遠隔エンジン制御や動態管理など、リスク管理から資産追跡まで幅広く対応し、SORACOM IoT SIMとトラッキングデバイス、クラウドサービスを組み合わせたわかりやすいサービス形態で、ソリューション導入実績を伸ばしました。
ウェブサイト:https://tts-tech.co.jp/
<セールス優秀賞>
株式会社オージス総研
株式会社オージス総研は、SORACOMサービスの提案・活用・導入実績が評価され、「セールス優秀賞」を受賞しました。
同社は、大阪ガス100%出資の情報子会社として、製造・金融・公益など幅広い業種に向けて、システムコンサルティングから運用・保守まで一貫したソリューションを提供しています。
自動ドアの見まもり保守サービスでは、自動ドアに搭載されたセンサーや稼働ログをクラウドへ連携し、保守サービスとして活用する仕組みを支援しました。SORACOM FunnelやSORACOM Beamを活用することで、自動ドア側に認証情報や証明書を持たせる負荷を抑えながら、AWS環境でのデータ活用につなげています。
この取り組みにより、稼働状況や異常情報をメール・レポートなどで見える化し、保守サービスの普及に貢献しています。導入拡大にもつながっています。
ウェブサイト:https://www.ogis-ri.co.jp/
<ルーキー・オブ・ザ・イヤー>
クラウドテレコム株式会社
直近2年間で、SPS認定済パートナーとなった企業の中から、SORACOMの活用に最も貢献したパートナー企業として、クラウドテレコム株式会社が受賞されました。
クラウドテレコムは、アナログ電話のIP網移行デバイスと、SORACOM IoT SIMを活用したIoTルーターを提供しています。固定回線障害時の自動切替による冗長構成、VPG Type-Fを活用した高品質通話、自社CRM連携による自動通知などを実現し、場所を選ばない通信インフラ構築の取り組みが評価されました。
同社は「止めたくない通信」をSORACOMのSIMで守る取り組みとして、2つのプロダクトを展開しています。1つは、光回線の障害を検知し、LTEのバックアップ回線へ自動で切り替える通信冗長化ソリューション「クラウドスケッター」。もう1つは、従来のアナログ電話機をそのままIP電話網へ接続する「SIMモバビジ」です。いずれも、現場の業務を止めないための通信インフラとして、SORACOMの特長を活かしたソリューションとなっています。
ウェブサイト:https://www.cloudtelecom.co.jp/
<SPSイノベーター・オブ・ザ・イヤー>
株式会社アイ・オー・データ機器
株式会社アイ・オー・データ機器は、新しい用途や技術との組み合わせによってSORACOMの活用を広げた取り組みが評価され、「SPSイノベーター・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
同社は、PC・家電・スマートデバイス周辺機器のメーカーとして培ってきたデバイス開発の知見を活かし、シニア向けテレビ電話サービス「memet(めめっと)」を提供しています。memetはSORACOM IoT SIMを内蔵し、インターネット工事不要で利用できるサービスです。
「かんたん、押すだけテレビ電話」をコンセプトに、利用者である親世代はボタンを押すだけで、離れて暮らす子世代とつながることができます。また、SORACOM APIを活用することで、Web上で月額契約を完結できる仕組みを構築。デバイスメーカーとして、機器提供にとどまらない新たなサービス領域に挑戦されています。
ウェブサイト:https://www.iodata.jp/
株式会社Fusic
同じく「SPSイノベーター・オブ・ザ・イヤー」として、株式会社Fusicが受賞されました。
Fusicは、福岡を拠点にIoT、AI、データ分析、クラウドなど幅広い技術を組み合わせたDX支援を行うテクノロジーカンパニーです。IoTデバイス選定からクラウド構築、データ分析、AI活用までワンストップで対応し、SORACOM IoT SIMを活用したQRコード勤怠管理システムを福岡県庁へ導入し、その後、公共分野へ横展開された実績が評価されました。
また、SORACOMのメタデータサービスを活用することで、現地作業やファームウェアのハードコーディングを抑え、デバイスごとの設定を遠隔から変更できる仕組みも実現しています。公共分野で求められる柔軟な運用にSORACOMを活かしている点も特徴です。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
ウェブサイト:https://fusic.co.jp/
<ソラカメセールス・オブ・ザ・イヤー 最優秀賞>
i Smart Technologies株式会社
クラウド型カメラサービス「ソラカメ」を活用したIoTソリューションを構築し、業界の課題解決に貢献したパートナー企業として、i Smart Technologies株式会社が「ソラカメセールス・オブ・ザ・イヤー 最優秀賞」を受賞されました。
i Smart Technologiesは、旭鉄工グループとして年4億円の労務費削減、電力22%低減の実績をもとに、製造現場の稼働状況や消費電力の見える化サービスを展開しています。製造業向けカイゼン支援システム「iXacs(アイザックス)」にソラカメを連携し、リアルタイムな現場データの収集・分析を提供しています。
任意の設備状態に紐づくカメラ映像をワンクリックで確認できるほか、ソラカメのデータをAI解析し、メーター読み取りなどへ活用する取り組みも進められています。データと映像を組み合わせることで、製造現場のカイゼンをより実践的に支援している点が特徴です。
ウェブサイト:https://www.istc.co.jp/
<ソラカメセールス 優秀賞>
株式会社アロット
「ソラカメセールス 優秀賞」は、株式会社アロットが受賞されました。
アロットは、SORACOMを活用した給油管理・タンク残量可視化ソリューションを展開しています。さらに、ソラカメを活用した現場DXの提案にも積極的に取り組み、高速道路の降雪量遠隔監視や、建設・石油などさまざまな業界の現場へソラカメを導入されました。
同社は、現場の「あったらいいな」をIoTで具現化する開発スタイルを強みとしています。中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋様向けの降雪量自動計測では、1時間ごとに現地で雪を確認し、積雪量を確認した後、積雪計の雪を取り除いて測定値をリセットする作業を、ソラカメとAI、Webアプリを組み合わせて遠隔から確認できる仕組みに発展させました。試作から本格開発、現場導入まで一気通貫で進める取り組みが高く評価されています。
ウェブサイト:https://a-lot.co.jp/
おわりに
SPSアワード 2025を受賞された皆さま、おめでとうございます!
今回の受賞企業の取り組みからも、車両管理、遠隔監視、通信インフラ、公共分野、製造現場、現場DXなど、IoTの活用領域がさらに広がっていることを感じます。
また、2026年6月11日のSPSパートナー会では、各社の発表を通じて、SORACOMのサービスが単なる通信にとどまらず、事業の成長、新しいサービスの立ち上げ、現場課題の解決、そしてパートナー同士の協業につながっていることを改めて実感しました。
今後もSPSを通じて、パートナー企業の皆さまの強みや取り組みをご紹介しながら、お客様のIoT活用をより力強く支援していきたいと思います。
SPS認定済パートナー、およびSORACOM認定デバイスは、以下よりご確認いただけます。
SPSでは、デバイス、ソリューション、インテグレーション、テクノロジーの4つのカテゴリーで参画を受け付けています。SPSについて詳しくは SPS紹介ページ をご覧ください。ビジネスパートナーとしてSPSへの参画をご検討中の企業の皆さまは、お問い合わせフォーム よりご連絡ください。
― ソラコム 細川(daisuke)





