みなさまこんにちは。
SORACOM のエンジニアをやっています。keith こと山口です。
今日は たくさんのお客様にご利用いただいている Harvest、 Lagoon についての新機能のお知らせです。
Harvest Files の画像データを Lagoon で表示できるようになりました!
Harvest とは、IoT デバイスからのデータを収集、可視化およびファイルを保存するサービスです。
その中の Harvest Data はテキスト、JSON、バイナリなどデータを扱い、Harvest Files は画像やログなどのファイルを扱います。
Lagoon は Harvest に蓄積したデータに対してのダッシュボード作成/共有サービスです。
Harvest Files はデバイスから Harvest エンドポイントに POST するだけで簡単にファイルをアップロードすることができますが、その画像データを Lagoon でダッシュボード化したいというご要望を多数いただいておりました。
本日より Harvest Files の画像ファイルを Lagoon で表示することができるようになりました。
設定方法
本日よりHarvest Files の設定で指定したパスにデータを保存すると Harvest Data に自動連携することができます。
下記のように設定することで /lagoon
というパス以下に保存された画像データの URL が Harvest Data にも保存されるようになります。
Harvest Data に連携されてきた URL を Lagoon で表示することができます。
注意事項
- Harvest Files から Harvest Data の連携されるデータについては Harvest Data に保存する料金がかかりません。
Harvest Files, および Lagoon の料金でご利用いただけます。 - Harvest Files から Harvest Data へのデータ連携は SORACOM Air for セルラー 経由のアップロードのみが対応しています。
Lagoon の Dynamic Image Panel が Basic認証に対応しました!
Lagoon の Dynamic Image Panel は Harvest Data に保存されるデータを元に動的に URL を生成することで表示する画像を動的に変更できます。
本日のアップデートにより Basic認証が設定された URLに対して Username/Password を設定し、セキュアにリクエストできるようになりました。
Lagoon のデータフォーマットとして文字列が利用できるようになりました!
Lagoon ではセンサーデバイスから上がってくる数値データを可視化することができていましたが、本日より文字列データが扱えるようになりました。
例えばテーブルパネルなどで時系列にデバイスログなどを表示したい場合に利用できそうです。
ソラコム 山口