投稿日

広角から望遠まで!通信するエッジAIカメラ「S+ Camera Basic」に、用途が広がる3種のレンズ提供開始

こんにちは、ソラコム でS+ Camera Basicのエンジニアを担当している五十嵐(ash)です。
今日は2020年10月12日(月)〜10月23日(金)まで開催されている日経クロステックEXPO 2020で発表するエッジAIカメラS+ Camera Basicの2つの新発表について紹介させていただきます。

  • 3種類のオプションレンズ発売
  • サンプルアルゴリズム選択インストールを可能にするUI

3種類のオプションレンズ発売

カメラにそれぞれのレンズを装着した様子

一台のS+ Camera Basicでより広い範囲を撮影することができる広角レンズ(0.6倍)、全景を撮影した場合に利用する魚眼レンズ(0.28倍)そして、遠方から一点を拡大して撮影したい場合に用いる望遠レンズ(10倍)の3種類のレンズを発売開始します。こちらは本日よりソラコム コンソールから購入可能です。レンズをつけない場合に比べて、広角レンズ、魚眼レンズおよび望遠レンズを用いることで様々な画角で撮影することが可能になります。それぞれのレンズの画角/性能については以下の図を参照してください(レンズの詳細)。

それぞれのレンズで撮影した様子

広角レンズ及び魚眼レンズについてはこちらの広角レンズの補正プログラムを利用することによって、外側の歪んだ画像を補正することができます。合わせてご利用ください。

サンプルアルゴリズムの選択インストールを可能にするUI

S+ Camera Basicでは購入後すぐにAIカメラによる効果を体感いただけるサンプルアルゴリズムを無償で提供しています。
これらのサンプルアルゴリズムは、S+ Camera Basicの管理画面「SORACOM Mosaic Console」を通じて、ブラウザからインストールが可能です。特殊な操作や専門的な知識が無くても、すぐに利用を開始することができます。

サンプルアルゴリズム選択UI

現時点で利用可能なサンプルアルゴリズムのリストは次の様になります。

設定した Interval 毎に画像をアップロードします。

顔(目線)を検出した際に、顔周辺の画像を切り取ってアップロードします。

顔(目線)を検出した際に、目線にモザイクをかけてアップロードします。

前後の画像に差分があった場合にアニメーション画像としてアップロードします。

 ARマーカーで囲まれた領域内の数字やアルファベットをデジタル化します。

カメラに写った物体および位置を認識します。

日経xTECH EXPO 2020での事例紹介

<セッション3> 講演番号:T-1941
開催日時:10月19日(月)14:05~14:35 
登壇企業:株式会社JR東日本情報システム、Intelligence Design株式会社、株式会社ソラコム

こちらではS+ Camera Basicの商用事例としてIntelligence Design様の交通量調査とJR東日本情報システム様が先日発表された株式会社アトレ 吉祥寺店様での「館内混雑情報サービス」について紹介いたします。

エッジAIカメラS+ Camera BasicはSORACOM Discovery 2020に続いてのアップデートになります。今後もサンプルアルゴリズムの追加を中心にアップデートを予定しておりますのでS+ Camera Basicを是非ご利用ください。

S+ Camera Basicエンジニア 五十嵐(ash)