2023年3月3日に、ソラコムは知財の取組みを表彰する第4回 IP BASE AWARD において スタートアップ部門 奨励賞を受賞しました。
IP BASE 第4回IP BASE AWARD受賞者が決定! 3月3日(金)15時より授賞式LIVE配信!
経済産業省ニュースリリース 第4回IP BASE AWARD受賞者が決定しました!
ソラコムでは、創業時から知的財産の重要性を認識し、ビジネス部門・開発部門・知財部門が連携し、経営を支える知的財産の創出・権利化・活用を進めてきました。
IP BASE AWARDとは
IP BASEは、特許庁が運営するスタートアップに不可欠な知財戦略に関する基礎知識や支援施策、イベントなどの最新情報を集約した知財コミュニティポータルサイトです。
今回で第4回となるIP BASE AWARDでは、スタートアップにおける知財コミュニティの活動を促進させるべく、スタートアップ部門、知財専門家部門、エコシステム部門の各部門で、知財全般に関して、先進性、斬新性等の観点から目覚ましい取組をした個人・組織を表彰しています。
スタートアップ部門では、着実な知財活動(出願件数、知財ポートフォリオ、社内体制整備等)を基礎として、他企業の模範となる、優れた知財戦略の構築や知財に関する取組・活動を行っているスタートアップを評価しています。
創業時は創業者の一人でもあるCOOの船渡が中心となり推進し、その後2017年からは知財部門が主体となって推進してきました。3月3日の受賞式には、エンジニアリングチームで知財活動を推進してきた 上級執行役員/ VP of Engineeringの片山が登壇しました。
今回は、ソラコムで、知財関連業務を担当している深野(ニックネーム:noa)に、その活動について聞きました。
企業の活動を支える知財とは
Q:経営における知財の役割について教えて下さい。
知財は、経営の原動力だと思います。
ソラコムは、「すべてのヒトとモノが共鳴する社会に向けて、モバイルとクラウドのテクノロジーイノベーションで世の中に非連続な革新を起こし、世界をより良い場所にする」をビジョンに掲げて事業を展開しています。ソラコム社員による日々の創作・創造・創意工夫等により、この活動は成り立っています。
知的財産というと、特許権、商標権等の知的財産”権”をイメージしがちですが、アイデア、デザイン、ブランド、営業秘密、ノウハウ、創意工夫等も含まれます。つまり、ソラコム社員の創作・創造・創意工夫などにより生み出されるすべてのものが知的財産であり、ソラコムの経営の原動力になっています。
Q:ソラコムではどのような知財の活動をしているのでしょうか?
ソラコムは、創業当初より知的財産の重要性を認識し、経営に資する知的財産の創出・権利化・活用を国内外で進めてきました。各国のお客様に安心してソラコムの製品・サービスをご利用いただくために、自社での技術開発に力を入れ、開発した技術について特許権を取得し、また、製品・サービスの信用が蓄積される名前やロゴについては、商標権を取得しています。
スタートアップにも不可欠な知財への取組み
Q:知財というと大きな企業が取り組むイメージですが、スタートアップにおいても知財は重要になってきていますか?
はい、スタートアップこそ知財が重要だと思います。
スタートアップは、革新的なアイデアによりお客様の課題を解決することで急成長を目指す企業だと考えます。これを実現するためには、優れた知的財産を活用して他社の製品・サービスとの差別化を生み出す必要があります。
Q:今後取り組んで行きたい分野など、今後の展望があれば教えてください。
開発部門にとって有益な知的財産情報を提供し、お客様から選ばれる新しい製品・サービスの開発や新しい事業の創造をサポートしていきたいです。
ソラコムでは、引き続き知財に取り組んでいきます。
― ソラコム 田渕