こんにちは、ソラコム 松下です
このブログでは、10月25日から幕張メッセで開催しているJapan IT Week 秋の IoTソリューション展の様子と、出展中のソラコムブースの様子を現地からお送りします!
IoTの実例に触れたり、センサーからクラウドまで相談できる5社のパートナーのソリューションも合わせて紹介します。
Japan IT Week 秋とは
Japan IT Week 秋とは、IT・DX・デジタルなど最新のIT製品・サービスを様々なテーマで展示を行っているIT展示会です。今回は千葉/幕張メッセで10/25〜10/27の3日間に渡って開催されています。
AI・業務自動化や、クラウド 業務改革といったテーマの中で、私たちソラコムは「IoTソリューション展」という、IoTのセンサーやモジュール、通信、クラウドサービスなどが展示されているところへ出展しています。
ソラコムブースの場所と展示内容
ソラコムのブースは「3ホール 小間番号21-12」です。3ホールの入口から入っていただき、まっすぐ進むと左手に見えます。
ブースでは、IoTプラットフォーム「SORACOM」の全体像やクラウド型カメラサービス「ソラカメ」に加えて、カメラや予知保全といったソリューション、そしてソラコムのパートナー企業5社による展示もあります。
1日目が終わった感想は、多くのお客様が「デバイスの実物を見てみたい」「少し相談があるので立ち寄った」「パートナーの製品を紹介して欲しい」と、具体的な目的を持った方が多かった印象です。
また、「名前は聞いたことがあるが、具体的なサービスの説明が聞きたい」「社内のDXを担当することになったが、相談先がわからない」といった、これからIoTやDXに取り組む方にも足を運んでいただきました。
ここからは、ソラコムブースに展示している内容について、パートナー5社のソリューションを含めてご紹介します。
多くの製造業 DX を支援、技術もビジネスも相談できる「KYOSO」
京都に本社を置く株式会社KYOSOは、ソラコムの「SELECTED インテグレーション・パートナー」です。
無料のIoTデータ可視化サービス「IoT.kyoto VIS」を中心に、IoTのコンサルティングから運用まで、トータルで提供しています。特に近畿圏の製造業DXに強く、その実績からソラコムの「2022年間最優秀パートナー」にも選出されています。
KYOSOが導入を支援した事例
展示内容はスマートファクトリーです。
昨今の人手不足に能動的に対処する方法として、異常を予知する仕組みが求められています。こちらのブースでは、機器から得られる周期性のあるデータをセンサーで集め、周期が異なった場合を異常として検知する仕組みを展示しています。
KYOSOでは、センサーによるデータの取得方法やデバイス選び、クラウドの活用までご相談いただけます。製造業の DX でお悩みの方は、ぜひお立ち寄りください。
IoT や DX の内製化のスタートダッシュに寄り添う「Fusic」
福岡を拠点にクラウドや IoT のシステム開発を行っている株式会社Fusic(フュージック)は、ソラコムの 「インテグレーション・パートナー」です。要件定義から運用保守まで、高い技術力とプラスαの自由な発想でシステム作りの支援をされています。
Fusicでは、IoTなどを用いた現場のデジタル化について、内製化(自社内開発)をゴールとした PoC(Proof of Concept; 概念検証)や、新規事業におけるシステム面での支援を提供されています。
明瞭な金額設定もされているため、まずPoCや新規の取り組みにおける期間や費用を相談するのも良いでしょう。Fusicブースには赤いクロス(布)がかかっていますので、この色をめがけてご訪問ください!
10種のセンサーとノーコードでデジタル化「Gravio」
Gravio(グラビオ)とは、ソラコムのテクノロジーパートナーであるアステリア株式会社が提供している、ノーコードIoT/DX ソリューションです。温度や湿度、CO2や人感といった10種のセンサーと、それらをクラウドとつなげるノーコードシステムが揃います。
Gravio のブースで目立つのがセンサーです(写真:向かって左手)。今回は温度・湿度、人感、振動、ドアの開閉などの実機展示があります。これらが写真中央のゲートウェイ(中継機)を経由して、Gravioのクラウドとつながります。
クラウド側では、センサーからのデータの処理をノーコードで定義していきます。データの流れを組み立てるイメージです。ぜひ現地でご覧になってください!
コストと運用性を重視した「Gravio Business プラン」は、10種類のセンサーから20個を選び貸し出してもらえます。例えば、人感センサーを10個、温湿度・気圧センサーを10個の計20個とできるわけです。
オフィスや事務所といった「働く場所のデジタル化」を安価・迅速に実現したい方向けです。
リアル店舗の人流を精細にデジタル化「技研トラステム」
リアル店舗への人流が戻り始めている今だからこそ、分析をするためのデジタル化による「データ主導の現場改善」が求められています。
ソラコムのソリューションパートナーである技研トラステム株式会社は、高精度な人数カウントシステムを開発・販売しており、リアル店舗をまるでECサイトのように分析できるデジタル化するソリューションを展示しています。
小売業の皆さんはもちろん、作業員の導線分析といった「人流のデジタル化」でソリューションをお探しの方にオススメです。精度やクラウド連携などを、ぜひブースでご相談ください。
漏水や結露を電力レスで検知できるBLEセンサー「CLEAN-Boost」
CLEAN-Boostは、水分で発電・BLEによるデータ送信ができるセンサーデバイスです。3滴程度の水滴で動作することから、パイプの漏水や室内の結露が電源無しに検知できます。
このセンサーデバイスを展示しているのがエイブリックです。ブースではCLEAN-Boostの実機や設置例が展示されています。また、センサーデータをクラウドへ送信するためのゲートウェイのご相談もできます。
配管の漏水検知から、食品関係や住宅における結露対策など、水分が課題となっている方はぜひご相談ください。
業界別IoT事例を知りたい方へ「SORACOM導入事例展示」
ソラコムブースでは、SORACOMの事例を展示しています。業界別に色分けされており、現場の課題をどのように解決しているかを一言で解説しています。
より詳しい解説をご希望の方や、探している事例が見つからない方は、お気軽にスタッフにお声がけください。また、写真撮影もokです(撮影の際は、周囲へご配慮ください)。
遠隔の現場をカメラで見る、クラウド型カメラサービス「ソラカメ」
初期費用3,480円、月額990円(いずれも税込)からスタートできるクラウド型カメラサービスが「Soracom Cloud Camera Services ― ソラカメ」です。
多くのお客様事例をパネルで紹介すると共に、防水・防塵化したソラカメの展示もあります。このカメラは動作展示しています。例えば映像の品質や画角を確認いただけますので、ご検討されている方や、まず見てみたい方にオススメです。
産業機械に “後付け” で予知保全できる「Amazon Monitron」
Amazon Monitronは、エアコンなどに使われているコンプレッサーや、ベルトコンベアを動かすモーターといった産業機械の予知保全を実現するAWSのサービスです。クラウドだけでなく、センサー、ゲートウェイ(中継器)といったハードウェア、そして現場での管理用スマホアプリが一度に揃います。
ソラコムブースでは、Amazon Monitronのセンサーとゲートウェイを実機展示しています。Amazon Monitronの導入方法から相談できますので、製造や機器メンテナンスの現場をお持ちの方で、既存機器の予知保全をお考えの方は、ブースにご来場ください!
また 11/8 には、Amazon Monitron の無料オンラインセミナーがあります。こちらも併せてご参加ください。
IoTの通信からクラウド連携、プロジェクト支援も「SORACOM」
これまでご紹介してきたサービスやソリューションを支えているのが、IoTプラットフォーム「SORACOM」です。
LTEや5G、LPWA、衛星通信といった複数の通信技術を、IoTビジネス向けにご利用いただきやすいような料金設定をはじめ、クラウド連携、回線管理、デバイス管理をWebやAPIを通じて提供しています。
技術的なご相談や、IoTによる現場のデジタル化やビジネス化のご相談も可能なスタッフが展示ブースにいますので、お気軽にお立ち寄りいただき、またお声がけください!
ソラコムのブースは「3ホール 小間番号21-12」です。Japan IT Week のページから無料の来場者登録をいただいた上でお越しください。ソラコムのパートナーの皆様と共にお待ちしております!(私は3日間います!)
― ソラコム松下 (Max)