皆様、こんにちは。ソラコムでクラウド型カメラサービス「ソラカメ」とIoTオートメーター「SORACOM Flux」の事業責任者をしております、高見(ニックネーム:yuu)です。
この度2025年12月26日に、SORACOM Fluxに新たな機能「メッセージ収集」がリリースされましたので本記事にてご紹介させて下さい。本機能はSORACOM FluxのStandard planにてご利用頂けます。ご利用料金については、こちらのページをご参照下さい。
どんなときに使える機能なの?
現在、SORACOM FluxではSORACOM Air(IoT向け通信回線)やソラカメ等のカメラを含めたIoTデバイスからの情報収集し、それをトリガーに生成AIによる解析や様々なアクション(通知やデバイス制御等)を実施することができます。
具体的な例として、カメラを用いたメーター自動読み取り等のIoTアプリケーションをSORACOM Fluxを使って実装するユースケースを考えてみましょう。
ソラカメから対象となるメーターの画像を定期的に取得し、生成AIで解析して一定のしきい値を超えた場合に、メール等で通知するといったワークフローが設定されることになります。

しかし、当然実際の現場に導入する場合は対象となるメーターは1つとは限らず複数ある場合が一般的です。その場合、これまではカメラ4台それぞれのメーターの値を読み取り、判定した結果通知がメールが(またはWebhook)4通がユーザーに通知される仕様でした。
メッセージ収集機能を使うと、どう変わる?
今回リリースされたメッセージ収集機能を使うことで、結果通知を1つにまとめて送付することができるようになります。
これにより、例えば巡回点検担当者の方が、、複数メーターの計測値や、しきい値判定の結果(OK/NG等)をパッと確認することが可能になり、業務効率化に貢献します。

実際の操作画面をご紹介します
SORACOM Fluxにおいて、Fluxアプリを作成する画面「Flux Studio」の画面で確認してみましょう。
以下の画面キャプチャが実際にメッセージ収集機能を活用した、Fluxアプリのワークフロー設定画面です。右から2番目の紫色のボックスが「メッセージ収集」アクションです。
点線で四角く囲われているのは、この範囲のアクションが複数カメラ分ループ処理されていることを指しており、メッセージ収集アクションの対象となる区間であることを表しています。

上記Fluxアプリは以下のようなイベントソース、アクションが左から右に設定されています。
- イベントソースとしてインターバルタイマー(定期実行)を利用
- Republish アクションで 1回のアクションで複数台のカメラへのアクション指示を実行。ここで、カメラが4台あった場合、5秒間隔を開けて(間隔は設定可能)4回アクションがループ処理されます。
- ソラカメ画像取得アクションで静止画を取得
- AIアクションにて、生成AIによる画像解析を実施
- (省略可能)カメラ名称を通知文に出力するため、SORACOM APIアクションを実行して対象のカメラ名称を取得
- ここでメッセージ収集アクションを実行。
上記2~5の処理結果が4台分来るまで待機し、全てのカメラの実行結果が来たら収集して後ろの通知アクションへ回す処理をします。 - 最後に通知アクションで対象メールアドレスにメール通知(1通にまとめて送付される)
全てのアクションが正しく処理されると、以下のようなメール通知を受け取ることができます。
このメール通知の例では、カメラ2台にそれぞれ映っている車両台数をAIでカウントして、1通のメールにまとめて通知しています。

以上が、この度リリースされたSORACOM Fluxの「メッセージ収集」のご紹介でした。
今回は利用例として、ソラカメを用いたメーター巡回点検自動化を挙げましたが、例えばスケジュールタイマーを利用して特定の日時に複数SIMの状態変更をするといったIoT SIMの運用自動化にもご活用頂くことももちろん可能です。
今後はメッセージ収集機能を含めたFluxアプリテンプレートも随時追加し、SORACOM Fluxですぐ使えるテンプレートをご紹介しているIoTテンプレートギャラリーにも反映させて頂く予定です。
ぜひ、IoTアプリケーションを手軽に作れるSORACOM Fluxをご利用頂ければと思います。今後とも、宜しくお願い致します。
― ソラコム高見 (yuu)
