みなさんこんにちは、ソラコム shokiです。元号が令和に改元され,GWも終わり,気持ちを新たに今月を始めた方も多いのではないでしょうか.先月(元号が一つ前になりますね!)はエイプリルフールに始まり、4/10は「ひげボタン」ことSORACOM LTE-M Button Plusの発表を行いました。4/13にはOMRON × SORACOM-UG Tokyo、4/24にはSA Night #1とソラコムも関わったイベントが開催されました。中には、ひげボタンを4月中に受け取った方もいるかもしれません。そんな平成最後の1ヶ月を振り返って行きます
SORACOM MOCAROS(エイプリルフールネタ)
SORACOM MOCAROSで世界を反転させて愉しむ
SORACOM MOCAROS を使ってみたら「ずうとるび」にはならなかった
4/1にリリースした「SORACOM MOCAROS」を早速お使い頂いた方からの投稿です!サービスに込められた些細なネタを拾っていています
SA Night #1
SA Nightとは、ソリューションアーキテクトについていろいろと語り合う勉強会です。そもそも何をしているのか?といった役割から普段の仕事の内容までを紹介し、知見を共有しようという目的で開催されました。ソラコムからは、kei <須田> が「IoTシステムはどう作られるか – ソラコムでのSAミッション」というタイトルで登壇しました。
SA Night行ったのでレポートするぜ
[レポート] ソリューションアーキテクトを熱く語る勉強会!SA Night 第 1 回 #sanight
どちらの方のレポートでも、SAという職について熱く語っている各登壇者の思いが強く伝わってきますね。「技術重視ではなく お客様の 課題解決重視」「技術面での信頼を獲得する」というのはもとより、IoTであれば「課題解決に必要なことならレイヤの上から下まで時にはハード開発まで何でもやる」といった姿勢も伝わったかと思います。他社様のSAでは共通するところが多いものの、少しずつ特化した部分が異なってくるため、気になる方はぜひレポートのほうを御覧ください!
イベント系ということでこちらも。
IoT Technology Conference if-up 2019 にいってきたよレポート(前半)
if-upブログ枠でのエントリーです!キーノートで語った「テクノロジー×情熱」の部分に強く共感頂いたようで何よりかと思います。感想が沢山書かれている記事ですので、当日の内容が気になる方は必見です。後半もあるようなので、見逃せません!
Visual Studio Codeで始めるWio LTE
4/13のOMRON × SORACOM-UG TokyoのLT枠で登壇された masato-ka さんのスライドです!ArduinoIDEではなくコード補完などが充実したVSCodeでWioLTEを開発しよう、という内容になっています。ハンズオンイベント当日の様子はこちらからも 確認できるので、ぜひお読みください。このスライドの発表時の様子も垣間見ることができます。
ボタン系
4/10に発表された SORACOM LTM-M Button plus (通称 ひげボタン)は、通常の 「LTE-M Button powered by AWS」(通称 あのボタン)と比較して、「連携先クラウドがAWS IoT 1-Clock(=Lambda 経由)ではなくSORACOM Harvest等のSORACOMサービスである」「ボタン入力が本体の押し込みだけでなく外部にもスイッチを伸ばせる」という点が異なります。つまり、ハードウェア的にもクラウド連携的にも少しカスタマイズ性が高まったボタンということです。4/26頃には発送もされ、早速触っていただいた方もいらっしゃるようです!
ちなみに,Enterpriseボタン(通称 しろボタン)も購入しやすくなりました。このあたりは、こちらのブログを参照ください。
SORACOM Button のボタンをソレノイドで押してみた。(はじめてのブログ) / 30℃以上になった時に、SORACOM BUTTON で電話をして「30℃以上になりました。」と音声を出す
SORAACOM-UG 信州でのハンズオンの経験を元に「PCの状態をボタン経由で通知する」という仕組みを作成されています。記事最後にはひげボタンの登場を心待ちにしていた様子がうかがえます。ぜひ新しいボタンでもチャレンジしていただければと思います!
勉強会用にSORACOM LTE-M Buttonで受付機能を作りました
ハンズオン会場のセキュリティゲート前での呼び出しにボタンを利用する仕組みを構築されています。実際、ハンズオンセミナーでは「電話で呼び出してね~」という形式が多いため、このような自動化は非常に喜ばれるものかと思います!(ちなみに筆者は以前とあるセミナー会場入口でスマートフォンの電話アプリが起動せず、しばらく会場に入れないというつらい経験を得ました…あのときにワンクリック呼び出しがあれば…)
ソラコムのボタンでUbuntuとサーバーレス通信してみた!(AWS IoT 1-click / Lambda / AWS IoT / Windows Subsystem for Linux: WSL)
3月のまとめブログでも紹介させていただいた、2月のJAWS DAYS 2019で勢い余ってボタンを購入してしまった方 のアップデートの記事のようです!順番に部分部分を構築し、いよいよ今回の記事で連携を初めています。完成も間近なようで、非常に気になります!!
キャンプIoT – 城南島海浜公園
ボタンを持ってキャンプ WiFiがない環境でも動くIoTボタンの強みが実はしっかりと発揮されてますね
SORACOM LTE-M Button for Enterpriseを使ってみた
「しろボタンを購入し開通させる」ということを順番に記述いただきました!また、Twilio連携を視野に入れた署名検証スクリプトも記述されています。気になる方はぜひご覧ください!
SORACOM LTE-M BUTTON PLUS -発注から通信チェックまで-
こちらは「ひげボタンをコンソールから発注し開通させるまで」を丁寧に順番を追ってスライドにしていただきました!ぜひ勉強会の開催や登壇しての利用をご検討いただけると幸いです
SORACOM ひげボタンが届いたのでGWの自由研究をしてみた。
こちらも、ひげボタンを購入してデータ送信を確認するまでを紹介いただきました。自由研究がどう発展していくのか目が離せません
ポスト投函通知システム – 2019年版
アドベントカレンダー2019の頃に紹介させていただいた ポスト投函通知システム – 2018年版 のひげボタンverを作成されたようです!以前は機構を工夫することでボタンのボタン(? を実際に押していましたが、今回は「ケーブル同士が電気的に接触するようテーブで固定した」ということで、よりシンプルに実装されています。ひげボタンの組み込みの試みでは最速かもしれません。気になる方は要チェックです!
SORACOMサービス関係全般
SORACOMのドングルを識別して接続する方法
複数種のドングルを利用している際に、自動で種類を判別し接続用のコマンドを叩いてくれるようセットアップしたという内容になっています。こういうところの自動化はなかなか後回しになりがちなような気もしていますが、これを機にチャレンジしてみよう!という方は要チェックです。
1枚のラベルの向こうには、1人のユーザがいる【連載:クックパッドマート開発の裏側 vol.3】
クックパッド株式会社様によるソラコムの活用事例です。昨年よりサービス開始された「クックパッドマート」という、新鮮な食材をを当日注文・受け取りをするためサービスのうち、「販売店や生産者が出荷する商品に貼り付けるラベル」の管理をクラウドから行うための通信網にSORACOM Airをご利用いただいています。現在のプロトタイプにたどり着くまでにどのような問題点があったのかなども非常に細かくレポートされており、必見です。「1枚のラベル発行に失敗すると、1人のユーザが料理を作れない」という視点から伝わる真剣さが素敵です。
mui Developer EditionでSORACOMを使ってみる
muiという「素材感を大事にした」スマートディスプレイ(の開発者版)の制御に用いるRaspberryPiに、SORACOM Airを接続してみる!という内容になっています。WiFiを利用せずに表示内容をアップデートできるようになるため、本体を介したサービスなどの応用も期待されますね。
SORACOM Lagoon 設定メモ
SORACOM Lagoonの見た目に関するセットアップ手順を公開されています。グラフの形式や色など、細かく変更している様子をうかがい知ることができます。セットアップの参考にぜひご覧ください。
非接触温度センサのデータをLagoonで可視化
こちらも、SORACOM Lagoonをカスタマイズするお話です。Lagoon自体にはない可視化機能を、一旦外部で画像化し再度Lagoonに持ち込み直すことで独自のグラフ表示を実現しています。外部で画像化し持ち込み直す方法ではより多くのことができると思われますので、気になる方は是非確認してみてください!
SORACOMのSAM (SORACOM Access Management)をやってみた
ソラコムコンソールでアクセス権を分けたアカウントを作成する手順を紹介されています。
今回ご利用いただいている SAM (SORACOM Access Management) の仕組みそのものはSAM のドキュメントをご覧ください!
Wio LTE M1/NB1(BG96) でパケ死せずにデータを受け取る / 「ボタンを押したらパトランプ点灯してブザーを鳴らす」を、すべてLTE-M回線で実現してみた。
WioLTEで定期的にサーバーへデータを取りに行く頻度を変えずになるべく通信量を少なくする方法を模索されています。通信頻度・通信量はIoTの課題になりがちなので、こういった方法を活用したいものです。 すぐに展開できるデモ機の組み立てまで行われているのも非常に素敵で、感謝が尽きません。
SORACOM API を Google Apps Script から叩くための汎用ライブラリの使い方
Google Apps ScriptからSORACOM APIを叩いてデータを持ってきたり加工したり出来るようにしよう!という記事です。GASプロジェクトの開始方法から設定例まで多くの画像を使って非常に丁寧に説明されています。SORACOM API用のライブラリも公開されているということで、同じような処理を行ってみたい方は必見です、Don’t Repeat Yourselfです!
ちょっとだけWio LTEのサンプルコードを改善してみた
WioLTEのサンプルコードに手を加えて、ステータスの細かい変化を表示したり、時間をNTPサーバーから撮ってこれるようにした!という内容になっています。こういったステータスの変化をしっかり追ってみると、デバイスが何をやっているかのイメージが掴めるようになって楽しい瞬間がありますよね
以上、4月のIoT記事まとめでした。平成最後を締めくくる、たくさんの記事を紹介することができました。ブログまとめを4ヶ月続けると、「以前書いた記事からここが変わりました!」という記事も見かけるようになってきました。皆様が新しいことにチャレンジし、アウトプットをしている様子を間近(?)で見ることができて大変うれしく思います。同じ勢いで、ぜひ、令和も一緒にやっていきましょう!
ソラコム shoki