こんにちは、ソラコム shokiです。
4/13(日) は 【ハンズオン】オムロン×SORACOM UG「Wio LTEとGroveセンサーとIoTを始める私」にお邪魔させていただきました!
今回のイベントでは、オムロンさんから販売されている「絶対圧センサー」を組み合わせたWio LTEのハンズオンが行われました。ちょっと遅れましたが、参加レポートとして当日の様子をお伝えしようと思います
会場の様子
オムロンさんのセンサと組み合わせてたハンズオンということもあり、会場は品川にあるオムロンさんの東京の事業所でした。
イベント開始!
まずは 今回の協賛であるオムロンの高塚さんと、ハンズオンの主催を行っていただいたIoT.kyotoの辻さんからの開催の挨拶です。
オムロン髙塚さんからは、絶対圧センサー、いわゆる気圧が計測できるセンサーのご紹介です。今回のハンズオンでもお世話になる重要なセンサーなのですが、写真の背景のスライドに映っているとおり「小さい!」。
「手ではんだ付けするのも、正直難しいですよね。でも、誰にでも使っていただきたいという思いから、Groveコネクタ※を搭載した製品を作ったんです」とのこと。
※プラグのような感覚で抜き差しができるので、はんだ付けも不要なセンサーキット
IoT.Kyotoの辻さんからは、IoT.Kyotoのご説明。それだけでなく、オリジナル商品の積層信号灯監視LTE版 “SigTIA” と アナログセンサー(4-20mA)用クラウドアダプタ “CurrenTIA” の商品紹介、、、と思いきや、どのようにセンサーを活用して商品を作ったかという解説でした!中身は実はWio LTE JP Versionで、アイデアで商品は作れるという力強いお言葉。
ソラコム Max(松下)からは、Wio LTEとSORACOMの解説。そして、IoTへの取り組み方として「技術から入るのは楽しいけど、ビジネスを考えたときは課題から。でも技術から入るのはやっぱり楽しいよね」と、こういう場だからこそ、ビジネスのことを忘れて楽しんでほしいというお話でした。
いよいよハンズオンです。
ハンズオン
今回の内容は、WioLTEのセットアップ、Lチカから始まり、最終的にはSORACOM Beamを経由してAWS IoT Coreと接続しデータのPubSubや特定条件でデータ保存・他のサービスとの連携などまで行おうというものです。
全員、WioLTEのセットアップとSORACOM Harvest連携までは達成し、多くの方がクラウドのパワーの片鱗を感じることができたかと思います!
当日の資料はCOMPASSのイベントページから見ることができます。こちらにも、リンクを載せておきます。
Wio LTEとAWSを連携させ、IoTサービスを開発する – IoT.kyoto
20190413_SORACOM UGハンズオン – Google ドキュメント
また、上のドキュメントのは参加者のアンケートとソラコム maxのコメントも書かれています。当日の参加者の声を知りたい方は是非どうぞ。
基本的にはもくもくと資料を読みながら進めていきます。
わからん!となっても、スタッフがウロウロしているので存分に質問することができます。こういったハンズオンは往々にして実質AWSハンズオンになりがちです。
今回のハンズオンで利用した気圧センサーの面白さも紹介していきましょう。センサの基板はこんな雰囲気です。手前の銀色の四角形がセンサ本体。
このセンサの精度がどれほどのものかというと…
どうやら持ち上げたことがわかってしまいそう(!)と辻さんも驚いている様子。山の上の空気が薄いように、人の手元と頭の上でも微妙に気圧が違うのですね。
…というふうに、センサの性能次第で可視化も興味深い結果となりました。センサの精度が良いと、今まで見えなかった環境の変化というのを知ることができて非常に面白いですね
ところで、ここではサラッと流していますが、先の写真ではすべてWioLTE経由で一度クラウド側にアップロードしたデータをブラウザなどでグラフ表示しています。センサも含めたプラットフォームのお手軽さを感じることができたのではないでしょうか。
気圧センサーを持ち上げたいがためにラップトップを持って背伸びをする参加者の方々。現物のあるハンズオンならではの光景とも言えます。
LT大会
ハンズオンが終わると、最後にはLT大会が開催されました。
MicroPythonで遊ぶWioLTE
一発目はKenta IDAさん。MicroPythonという近年流行り始めた、組み込み機器向けのPython(のようなもの)をWioLTEでも動かせるようにした!というプレゼンでした。Arduinoのように毎回コンパイル→書き込みではなく、「Pythonコードを記述→転送」や「コンソール上でインタラクティブ実行」などができるようになるなど、WioLTEの可能性が広がる気配を感じます。
VisualStudioCodeで始めるWioLTE
二発目は、masato-kaさん。ArduinoIDEではなくVisualStudioCodeを使ってコード補完などを効かせながら開発しよう!というものです。やはりエディタの生産性は大事ですね。こちらも、なんとPlatformIO向けのWioLTEの設定を作成し公開されています!
おわりに
Wrap-upとして、辻さんから「ハンズオンはコピペが中心です。コピペでもいいからひとまずやってもらおう、その理解は各自自習で!理解できてやっとおわりです」というコメントなどをいただきました。
実際、何をやっているかをしっかり理解するのは途方もなく大変なときもあります。しかし、最初にコピペでもいいので楽しんでみる、その楽しさをそこなわないようサポートしていきます。そういうメッセージを感じられるのではないでしょうか。
最後ではありますが、本記事の写真の大半はLTにも登壇されたmasato-kaさんに撮っていただきました。参加者や運営の皆様、オムロン様、ありがとうございました!
ソラコム shoki