ソラコムの年次カンファレンス Discovery2019
昨年のSORACOM Discoveryのお申込みの4割くらいが事業会社様でしたが、その中でも半数が製造業、次いで多かった業界が電気・ガスなどの社会インフラ業界でした。
そこで、今年は特別企画トラックとして「IoT x 社会インフラ」におけるIoT活用だけをご紹介するセッションを企画しました。半日かけて、社会インフラ業界の最新の取り組みをご紹介します。
基幹産業として実績のある社会インフラ業界では、センサーや通信が活用・検討されてきました。しかし、今、急速にその動きが加速しています。
何が起きているのか?なぜ今なのか?
電力自由化、スマートグリッドなどの社会の動きと合わせて、HEMS/BEMS、VPP(仮想発電所)などの動きが加速、センサーを用いたIoT、さらには集まりはじめたデータを基にAIによる分析や最適化、デバイスの制御の適応範囲の拡大しています。最新テクノロジーは、古くから実績のあるエネルギー流通や物流、メンテナンス方法などにも新しいやり方をもたらしています。
この動きをまとめてご紹介するトラックです。
キーノート
日本瓦斯和田社長に、最新の取組をご紹介いただきます。
ガスと言う既存ビジネス・インフラを持っている会社であっても、そのポジションに甘んじることなく新しい仕組みに挑戦し続ける。その挑戦を支える情熱、仕組みを刷新し続ける日本瓦斯様のお話は、ガス業界以外の方にも多くのヒントとなりそうです。
トラックF 特別企画「インフラ x IoT」セッション紹介
F1:IoTを活用したエネルギー業界のデジタルトランスフォーメーションを目指すニチガス
日本瓦斯(ニチガス)様をゲストにお招きします。
ニチガス様はクラウドプラットフォーム「雲の宇宙船」を構築し、これを核に業務と物流をデジタルトランスフォーメーションし、効率化に取り組んでいます。ガス業界という古くからある業界において、デジタル化がもたらす効果をご紹介いただきます。
F2:IoTで広がる電力分野の新規ビジネスモデル
中央電力様をゲストにお招きします。
中央電力様は、「マンション一括受電サービス」という、マンションにおける電力料金の最適化を実現するサービスを提供しています。電力小売全面自由化後に見えてきた、ビジネスと今後の展望についてご紹介いただきます。
F3:蓄電池 x AI x IoT 〜HEMS最新動向〜
グリッドシェアジャパンを立ち上げた伊藤忠商事様をお招きします。
グリッドシェアジャパンでは、蓄電池SmartStar LにIoTのテクノロジーを加え、集約したデータをGridshareというAIエンジンで解析、最適化を行うサービスを実現しています。IoT/AI対応の蓄電池のビジネスをご紹介いただきます。
F4:デジタライゼーションにおける社会インフラの未来
高度成長期以降に整備したインフラが急速に老朽化していくことに対し、テクノロジーを活用していかに安全の為にどうメンテナンスし、最適化していくのかを、日立製作所(社会インフラの点検)、自律制御システム研究所(ドローンを用いたメンテナンス)、大阪ガス(簡単に電気・ガスの使用量を計測・お知らせ e-kul)をお招きします。
以上、 未来予想や動向だけではなく、「インフラ x IoT」の最前線の実践プレイヤーの話を直接聞いていただける機会です。ご来場お待ちしています。