みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトのshunです。
今回は2/4(火)に行われましたSORACOM UG Tokyo #14に参加しましたので、その様子をレポートしたいと思います!
ソラコムの赤坂オフィスで開催となりまして、下の写真はフォトプロップス(写真の小道具)です。「オフィスにきたよ!」他にも多くの種類があり、SNSを始めとして多くの参加者に写真撮影されていたようです。
SORACOM UGとは?
SORACOMユーザーが主体となって運営を進めるコミュニティのことです。今SORACOMを使っている方はもちろん、これから使っていきたい!という方もご参加いただけます。
全国各地で開催されておりますので、お近くのUGにぜひご参加ください!
今回はS+ Camera特集回!!
昨年のDiscoveryで発表して以来、話題のS+ Camara Basic(サープラスカメラベーシック 以下S+ Camera)。
こちらのサービスのをお使いいただいている事例も少しずつ増えてきたということで、実際にS+ Cameraをご活用いただいている事例をご紹介いただきました!
また、ソラコムサンタの振り返りやLT大会も一緒に開催したり、実際のプロトも展示していたりと非常に盛り上がった会となりましたね。熱気がすごかったです!
では、細かく振り返って参りましょう〜、いざ!
ソラコムサンタ振り返り
まず私、shunが前座としてソラコムサンタの振り返りを務めさせていただきました。
お話を始める前に簡単にアンケートをしたら半分近くの方がUG初参加とのことでソラコムサンタの内容をできるだけわかりやすく解説したつもりです。(ご参加された方いかがでしたでしょうか?)
ソラコムサンタは恐らく今年も実施すると思いますので、もしぜひご参加いただければと思います!
本振り返りはSlideshareに資料を公開しておりますので、ご参加いただけなかった方もぜひ御覧ください。
S+ Camera事例ご紹介!
最初のセッションはIntelligence Design 末廣様による「交通量調査におけるS+ Camera活用事例」です。
みなさまも街中で見かけたことはあると思います。道路でカウンターを持ってカチカチと地道に通行する人や車の数をカウントをするお仕事。それが交通量調査です。
非常に重要な仕事ではあるのですが、実際の実施には多くの人や時間が必要となりとても大変だということで、代わりにS+を利用して画像認識で特定の区間を通行する人の数を計測する事例をご紹介いただきました。
S+は日経XTech EXPOでお知りになったとのことでした。そこでS+の設置性や、SORACOM Harvest・SORACOM Lagoonを使うことでデータ収集・可視化の環境をスピード感を持って構築できることが非常に魅力的とのことで選んでいただけたようです。
そして、実は同じものをソラコムのオフィスにも設置いただいており、カウントのデモをしておりました!実機があると実感が湧きますし、面白いですね!
「実は会場に設置してあります」
「なんだって!(・ω・)」
ということで探しました( ・`ω・´)#soracomug pic.twitter.com/ZoydyLGqA2— くろにゃんこたん® (@kuronyankotan) 2020年2月4日
発表資料はこちらに公開いただいております。とても参考になると思いますので、ぜひ見てみてください!
お次はAcroquest Technology 鈴木様による「S+Cameraを利用した在庫チェック」のセッションです。
在庫管理は当たり前のように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、必ず人が見に行く必要があるため時間が取られる上、しっかり管理できずに欠品するとクレームとなってしまったり、記録を正確に取るのが難しかったりと多くの課題がある難しい問題らしいです。
そこでS+を使うことで簡単に設置ができ、人が現地に行かずとも在庫の状況の監視ができる仕組みが作れるのではないかというところからプロジェクトが始まったようです。
具体的にはオフィスに入っている購買のパンを画像認識を使って在庫管理する事例をご紹介いただきました。
なぜパンの在庫チェックをやり始めたかというと、まずせっかく購買に行ったのに売り切れだったときのがっかり感がハンパない(わかる!)。それから購買の仕入れ担当の方も常に在庫を気にしていることができないとのことでした。
システムとしてはS+で撮影した画像からパンの有無を認識し、欠品するとMicrosoft Teamsというチャットツールに通知を飛ばすという形です。
Acroquest Technology さんのソリューション。
「S+ Camera」で棚からパンが品切れてるかどうかをAI判定して、欠品になったらTeamsに通知!#soracomug pic.twitter.com/kduuwi6eMB— 小野寺修(Sam) // Maker Faire 京都 (@SAMonodera) 2020年2月4日
S+ Cameraはデバイス上で動かす画像処理アルゴリズムをユーザーが変更して利用できるという特徴があります。そのため購買のパンの有無を認識するという独特なケースでも対応が可能で、実際に認識している画像も見ることができました。すごい!
さらに今後としてはRaspberryPi4&Coral Edgeを使ったリアルタイム分析にも対応していく予定とのこと!技術的にも非常に楽しみな取り組みですので、ぜひまた発表していただきたいなと思っております。
懇親会&LTも大盛況!
恒例の懇親会 with ピザ&ドリンクで乾杯です。
ありがてえです!
#soracomug pic.twitter.com/WOXRoJK8M5
— ひつじ (@141mhz) 2020年2月4日
LTは今回も盛り上がりました〜!最初は、吉井さん@yoshiichannelによる「日中間の架け橋ボタン」。
www.slideshare.netご存知のとおり、中国はかの有名なグレートファイアウォールによってネットワークが制限されており、自由なアクセスはできない状態です。
しかし、Alibaba Cloudを使えば中国のリージョンと日本のリージョンを簡単につなぐことができる機能があるんです!その中国リージョンと日本リージョンの接続をSORACOM LTE-M Button for Enterpriseを押すことで一瞬で行えるデモを見せていただきました。
アイデアも面白く、実際に日本から中国のサーバーにpingが飛んでいるところが見れて「おぉ〜」と会場からは感嘆の声が上がっておりました!
二つ目は小岩井さんによる「わたし銀行ATMを作ってみた 」。
speakerdeck.comあの話題になった「幼稚園」の付録のセブン銀行ATM。こちらになんとQRコードでお金をおろせる機能を搭載した名作です!
仕組みとしては、スマホアプリでQRコードを読む→SORACOM BeamのMQTTを使ってクラウドを介し、内部に設置されているWio LTE に伝える→モーターを制御しておもちゃの紙幣を出す。というものです。
LT2番目の @kocko さん。
ついに伝説の、あの「スマホATM」を触ることが叶いました〜(o^^o)#soracomug pic.twitter.com/Xa12FgbdgE
— 小野寺修(Sam) // Maker Faire 京都 (@SAMonodera) 2020年2月4日
詳細はこちらのブログにかかれておりますので、技術的な内容を知りたいという方はぜひ読んでみてください!
LTのラストは、大竹さんによる「気がつけば2020年なので、 あのUGイベントを振り返る 」です。
あのUGイベントとはSORCOM UGの全国規模のイベントである SORACOM UG Explorer 2019のことです!
SORACOM UG Explorer 2019は非常に盛り上がったイベントだったのですが、その熱量はどこから?と聞かれたことからイベントを盛り上げるポイントを、SORACOM UG Explorerに負けない熱さで語っていただきました。
熱量を維持するためのポイントは「全員が一斉に放出(アウトプット)する」だそうです。そのアウトプットのポイントとして
- 放出ポイントを作る
- スイッチを入れる
- 継続的な燃料投下
の3つの観点で実際にSORACOM UG Explorerに仕込んでいただいた数々の仕掛けを紹介いただきました。盛り上がりの裏にはこんな努力をしていただいていたことを知り、感無量でした!
SORACOM UG Explorer 2019の参加レポートはこちらとなります。
最後は恒例の集合写真で締め!みなさんありがとうございました!
参加&登壇させていただいて
初のSORACOM UG Tokyoに参加&登壇させていただき、ありがとうございました!本当に熱量に満ちた会で、SORACOMは素晴らしいユーザーさんに支えられているんだなと実感しました!
ぜひ今後とも積極参加させていただきたいと思っておりますので、UGの方々は今後ともよろしくお願いいたします。
shun