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SORACOM IoT SIMのサブスクリプション追加制限が無くなり、日本国内でより有利な通信料金を選択しやすくなりました

こんにちは、ソラコムのプロジェクトマネージャーの岡本(kiyo)です。

サブスクリプションコンテナの以下の制限がなくなりましたのでご案内します。
・planP1が入っているSORACOM IoT SIMにおいて、planP1の回線を利用してplanX1を追加することはできません

SORACOM IoT SIM(以下、IoT SIM)では標準で、plan01s という世界140を超える国と地域でお使いいただけるサブスクリプション(契約回線)を提供しています。

IoT SIMにはplan01sに加え、2つのサブスクリプション「APACで有利となるplanP1」「日本国内で有利となるplanX1」の計3つのサブスクリプションを「サブスクリプションコンテナ機能」によってまとめることができます。

3サブスクリプション入りのIoT SIMを作成する場合、これまではplan01s入りIoT SIMへ最初にplanX1を、続いてplanP1という順番で追加をお願いしていましたが、今回の機能改善により、順番を考慮することなく3サブスクリプション入りのIoT SIMを作ることが可能となりました。

サブスクリプションコンテナとは / 複数のサブスクリプション入り IoT SIM の利点

IoT SIM(plan01s)1枚に複数のサブスクリプションを格納することができる機能です。 plan01s内のサブスクリプションコンテナエンジンが滞在国や地域に応じて利用するサブスクリプションを自動的に最適なものに切り替えます。

このサブスクリプションコンテナにより、地域においてよりリーズナブルなデータ通信料金を利用したり、これまで対応していなかった通信キャリアのネットワークを利用したりできます。

追加可能なサブスクリプション

SORACOM IoT SIM(plan01s)に追加できるサブスクリプションは下記の通りです。

  • planX1: 日本においてKDDI LTE回線に接続可能なplanです。$0.02/MBでご利用が可能です。
  • planP1: 日本においてSoftBank 3G/LTE回線、及びアジア、パシフィックの20カ国で利用可能です。APACの各地域を$0.02/MB~からご利用が可能です。2G/3G/4G(LTE)までの全ての通信規格に対応しています。

    最新の対象国、対応キャリアの詳細情報については、こちらをご覧ください。

サブスクリプションの追加方法

では、次にサブスクリプションの追加方法を見ていきましょう。planP1を既に追加されているSIMにplanX1を追加する手順を紹介します。

  • plan01sはグローバルカバレッジですので、グローバルカバレッジの画面に切り替えます。
  • 次に、サブスクリプションを追加するplan01sのSIMを選択し、「サブスクリプション追加」を選択します。
  • planX1の「SIMにサブスクリプションを追加する」画面で、planX1を選択し「追加する」を選択します。
  • すると、SORACOM OTAサーバーからplanX1が配信されます。配信中は、サブスクリプションの列のステータスがplanX1(shipped) OTA配信開始→planX1(ready) 配信完了 とステータスが変化します。readyとなると無事にOTAが完了したことを示します。
  • しばらくして、デバイスがネットワークへの接続が完了すると、planX1とステータスが変化します。

注意事項

サブスクリプションコンテナのご利用にあたっては、plan01sの基本料金に加え、以下の料金が発生します。

  • サブスクリプション追加費用 : 3.0 USD / 1追加サブスクリプションあたり
  • サブスクリプション利用料金 : 1.8 USD / 月

サブスクリプションコンテナの詳細はこちらをあわせてご確認ください。

まとめ


今回、planP1が利用可能なエリアでplanX1を追加できるようになったことで、通信ネットワークの選択がより柔軟になりましたので是非ご活用ください。

― ソラコム 岡本(kiyo)