GPS マルチユニット SORACOM Edition スターターキット でデバイスが送信するデータ送信内容や送信頻度といった設定を取得するタイミングを指定できるようになりましたのでお知らせします。
これまで、データ送信のスケジュール設定によってはデータ送信と設定取得のタイミングが重複してしまい、データの欠損や設定取得の失敗の原因になることがありましたが、今回のアップデートでお客様は任意のタイミング(最大24時間間隔)で設定取得タイミングを設定できるようになります。
GPS マルチユニットとは?
GPS マルチユニットとは、位置情報(GPS)だけでなく温度、湿度、加速度センサーと充電式のバッテリーを内蔵したAll-in-oneなデバイスです。省電力なセルラーLPWANであるLTE-M通信を搭載しているので、電源を入れるだけで通信が可能です。ブラウザから簡単な設定をするだけで、すぐにデータ取得から可視化を始めることができます。
ソラコムのサービスとも連携しており、可視化や通知までも簡単にご利用いただけます。
詳細は↓の動画もご確認ください!
送信内容の設定とは?
GPS マルチユニットでは「なにを」「どんなタイミングで」「どこに送るか」は全て「SORACOM ユーザーコンソール」から設定することができます。
これまでは、デバイスの電源を入れた時点、または電源を入れた後にデバイスのボタンをクリックした時点を基準に 24 時間おきに設定を取得していました。
このため前述のとおり、データ送信のスケジュール設定によってはデータ送信と設定取得のタイミングが重複してしまうことがあり、データの欠損や設定取得の失敗の原因になっていました。
(今回のアップデート)設定取得モードの設定
今回、設定取得モードを設定いただけるようになりました。
「定期設定取得 – あり」の場合、設定取得間隔やタイミングを設定することができます。また、一度設定した内容を変えない場合は「自動設定取得 – なし」とすることで、定期的に設定を取りに行かず通信量とバッテリー消費を抑えられます。
「定期設定取得 – あり」の場合、「定期設定取得 詳細設定」で詳細に設定できます。
詳しい設定方法は「GPS マルチユニット SORACOM Edition と SORACOM Harvest Data で簡単に可視化する」を合わせてご確認ください。
このGPSマルチユニット SORACOM Editionは、IoTデバイスの知識が無くても、手軽にIoTを始めることができるデバイスです。具体的な活用方法は、IoTで解決したいこと・実現したいことを学べる「IoT DIY レシピ」でもご紹介しています。
是非お試しください!
それでは、良いGPSマルチユニットライフを!
― ソラコム江木(nori)