こんにちは!Customer Releiabirity Engineer の峯(mike)です。
近年、Claude Code や OpenAI Codex、 のように、Model Context Protocol (MCP) を通じて外部のツールやドキュメントを参照しながら作業する AI エージェントが広く使われるようになっています。このたび、これらの AI エージェントから SORACOM の公式ドキュメントを検索できる、「SORACOM Knowledge MCP サーバー」 を公開しましたのでご紹介します。
SORACOM Knowledge MCP サーバーとは
AI エージェントは学習時点の知識や Web 検索で得た情報をもとに回答します。そのため最新でない情報や一次情報でない情報、人向けに要約されされた情報をもとに回答するため、度々「ハルシネーション」を起こします。これまで、IoT を実装・運用する中で、AI エージェントに対して SORACOM に関する質問をする場合にもこの問題がありました。
これを解決するために誕生したのが SORACOM Knowledge MCP サーバーです。SORACOM Knowledge MCP サーバーは、AI エージェントから SORACOM のユーザーガイド・料金ページ・IoT レシピ・API リファレンスを検索できる、読み取り専用の MCP サーバーです。AI エージェントが学習済みの知識や Web 検索に頼らず、SORACOM が公開する一次情報に絞って検索・参照できます。また、必要であれば、ページ全文を AI エージェントが扱いやすい Markdown 形式で取得できます。これにより、SORACOM に関する質問への回答のハルシネーションを抑制することが期待されできます。
接続方法
SORACOM Knowledge MCP サーバーは、HTTPS エンドポイントで提供され、AI エージェントからは Streamable HTTP トランスポートで利用できます。SORACOM Knowledge MCP サーバーに認証は必要ありません。また、無償で利用できます。
Claude Code の場合:
claude mcp add --transport http soracom-knowledge https://knowledge-mcp.soracom.com
OpenAI Codex の場合:
codex mcp add soracom-knowledge --url https://knowledge-mcp.soracom.com
接続後は、claude mcp list または codex mcp list で登録状況を確認できます。
利用できる 3 つのツール
SORACOM Knowledge MCP サーバーは、次の 3 つのツールを提供します。いずれも SORACOM の公式ドキュメントを検索・取得するもので、お客様のアカウントやリソースを変更することはありません。
- search_soracom_docs: ユーザーガイド、サービス概要・料金ページ、IoT レシピなどでSORACOM が公開する情報を検索します。
- search_api_docs: API リファレンスを検索します。
- get_document: URL のページ全文を取得します。
search_soracom_docs、 search_api_docs による検索は、既定でキーワード検索とセマンティック検索を組み合わせた結果を返します。曖昧な自然言語のクエリでも、意図に近いページを見つけやすくなっています。get_document では URL からページ全文を取得できます。AI エージェントはこれらのツールを使って、検索結果とページ全文を参照しつつ、SORACOM に関する指示や質問に対応できます。例えば、「この SORACOM API のパラメーターは何だっけ」「この機能の料金は?」といった疑問を、コンテキストを離れずに解決することができます。
まとめ
SORACOM Knowledge MCP サーバーによって、AI エージェントが自律的に SORACOM の一次情報を検索・参照できるようになりました。IoT の実装と運用にぜひご活用ください。詳しい利用方法と注意点は SORACOM Knowledge MCP サーバーのドキュメント を参照してください。
― ソラコム峯 (mike)
