広報のkyonです。先日「テクノロジーの民主化」を感じる、嬉しい出来事がありました。
先日、2019年4月10日、国内最大規模のIoT展示会である、IoT/M2M展 初日の基調講演に、ソラコムのCEO玉川が登壇しました
その際、2018年10月提供開始になった、省電力長距離の特徴からIoT用途で期待されるセルラーLPWA LTE-M(Cat.M)についても紹介しました。
この基調講演で紹介されたLTE-M活用のユースケースには、個人の開発者の事例も複数ご紹介しました。
最新テクノロジーの活用事例として、企業のユースケースと合わせて、個人のユースケースが紹介されることは、この分野では初めてではないでしょうか?
今までは、ワイヤレス通信の新しい規格といえば、技術を提供する大手メーカーや通信会社が先導して業界団体を作り、平準化とともに新しい通信規格のユースケースを実証実験しながら進めていくようなケースが一般的な分野です。
ソラコムは「誰もが最新テクノロジーを手にすることができるようになれば、もっと多くのアイディアが形になって多くのユースケースが生まれるはず!」と考えています。
そこで、新しい通信仕様LTE-Mの提供開始とともに、誰でもすぐにLTE-Mの通信を使ってみることができる「SORACOM LTE-M Button」という用途に合わせてプログラミングできるボタン型デバイスを提供開始しました。
その結果、個人の開発者が「こんなことに使ってみたい!」「こんなアイディアも実現するかな?」そんな想いで作ってみてくださったユースケースはすでに100近くあります。些細なアイディアでも、「この業界に当てはめたら?」「この業務に応用したら?」など、使うイメージがわくのではないでしょうか?(実際に講演会場ではメモを取る方やうなずく方もお見かけしました。)
私達もユースケースをユーザーに教えていただいています。まさにソラコムが実現したい「テクノロジーの民主化」の世界、開発者個人やコミニティのアイディアとパワーを感じた出来事でした。
講演でご紹介した、LTE-Mのユースケースをピックアップしてご紹介します。
出典:https://kizawa.info/soracombutton-escape
出典:https://qiita.com/itox/items/c3388bfe64f0f9832230
出典:https://www.youtube.com/watch?v=j0yQEK7JsTA
出典:https://kuronyankotan.com/?p=1364
既に企業でも使われてる事例もあります。
「SORACOM LTE-M Button」の特徴
- LTE-MのeSIM搭載
- 単4電池2本で数ヶ月稼働(送信頻度や通信環境による)
- クラウド連携も簡単
- クラウド側で、1クリック、2クリック、長押しの3つのアクションをプログラミング可能
- 現在、用途にあわせて3種類のLTE-M通信搭載ボタンを提供中
SORACOM LTE-M Buttonは、SORACOMユーザーコンソールで1個単位で販売中です。ぜひ、最新テクノロジーを使ってなにか作ってみてください。
IoT/M2M展 初日の基調講演の資料はこちら