投稿日 2020-08-17

8/5 Hello SORACOM Online 開催レポート

皆さんこんにちは、一気に夏がやってきましたね!暑い日々が続いていますが、熱中症にはお気をつけください。

さて、こちらのブログでは、8/5(水)に開催したHello SORACOM Onlineの開催レポートをお届けします。

Hello SORACOM とは?

Hello SORACOMは、IoTを自社ビジネスに取り入れたい、SORACOM のサービスについて知りたい、IoTシステムの構築をしたいとお考えの皆様向けに、SORACOMを知る入口としてご紹介するイベントです。

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今回は、「密」になりがちなホテルの大浴場の混雑状況を IoT で可視化した星野リゾート様をゲストにお招きし、約1か月で実現した「温泉 x IoT」のお話をご紹介いただきました。

ここでは、当日の動画と資料、お客さまからいただいた質問への回答をさせていただきます。

セッション動画と資料

ピンチはチャンス!戦う情シスがPoCなしで生み出した温泉IoTプロジェクト

株式会社星野リゾート 情報システムグループ
プロダクトオーナー 白根チエ様
ソリューションアーキテクト 杉山陽輝様
セッション資料

はじめてのSORACOM

株式会社ソラコム ビジネスプロダクトマネージャー 伊佐政隆
セッション資料

IoTプロジェクトはエキスパートと組むのがポイント!ソラコムのパートナープログラム活用

株式会社ソラコム ソリューションアーキテクト 大瀧隆太
セッション資料

ライブデモでわかる IoT への取り組み方 ~ 自らの手を動かして知る・活かす IoT

株式会社ソラコム
テクノロジー・エバンジェリスト 松下享平
ソリューションアーキテクト 小梁川貴史
セッション資料

質問内容とその回答

多数のご質問をいただき誠にありがとうございました。時間の都合上、当日回答できなかったご質問にもお答えしています。是非最後までお読みください。

星野リゾート様に関するご質問

Q. 星野リゾート様のシステムの構成を具体的に教えていただけますでしょうか。混雑状況の把握は、どのように何を使って誰にお知らせするのでしょうか。

A. 距離センサーが内蔵されたデバイスを利用し、お客様が入室方向に横切ったか、退出方向に横切ったかを検知しています。SORACOM通信を経由してセンシングデータをAWS環境に送り、出入りの人数をウェブ画面に表示しています。お客様は、ご自身のスマートフォンでQRコードを読み取り指定のウェブブラウザを開き、温泉の混雑状況を確認できます。セキュリティ上、施設内のWi-Fi経由でのみアクセスできるようにしています。アプリケーションとは違い、利用の際に別途ダウンロードが不要になるためウェブブラウザで確認できる仕組みとしました。

Q. 現在お客様に温泉IoTを利用いただいていると思いますが、お客様からの満足度はいかがでしょうか。

A. 星野リゾートでは長年顧客満足度調査を自社で運用しています。顧客満足度調査はデジタル化されており、滞在されたお客様の声が数日後には現場にフィードバックされます。顧客満足度調査の結果には、混雑可視化できているため安心したという声が多く上がっている一方、一部の施設では精度についてのご指摘をいただくこともあります。施設スタッフからは、お客様から便利に使えて好評だというコメントや、お客様から大浴場の混み状況への質問にすぐに回答できるため、助かっているという言葉をいただいています。また、お風呂の空き時間帯を予測する機能等リクエストいただいている機能もいくつか出てきているため、継続的に精度向上や、機能改善に取り組んでいます。

Q. ご登壇者が着ていらっしゃったTシャツにはなんて書いてあるのでしょうか?

A. イベント当日初披露となりましたこちらのTシャツには「旅に魔法をかけるITチーム」と書かれています。ITチームの中で公募を行い、メンバー全員で投票してメッセージを選びました。メッセージには、旅は人と人とを友人として結んでいく魔法でるという星野リゾートのビジョンを実現するITチームという思いを込めて作ったものです。

Q. 今後、この大浴場の混雑状況を可視化する「yumori」のシステムを、センサデバイス等も含めてパッケージ販売する予定等はありますでしょうか?

A. MAGLABのサイトで同じセンサーデバイスを使ったソリューションサービスが提供されていますので、ぜひMAGLABへお問い合わせください。

Q. 大浴場の人数検知、管内のセンサー検知と通信なのでSORACOM SIMを使って素早く作ったとして、その後は通常のWiFiやBLEを利用できる気がしますが、継続してSORACOM IoT SIMを使っている理由は何故でしょうか。

A. ご指摘の通りです。当初はWiFi環境の精査も出来なかったので安定して通信が確保できるSORACOMにしました。ある程度環境の精査ができつつあるので、施設によってはWiFiを主回線、SORACOMをバックアップ回線にします。これもPoCなしぶっつけ本番のためのリスクヘッジをした上での選択でしたが、その後の運用でのWiFi切り替えも視野にWiFI/LTE切り替えのルータを選択しました。

Q. 本筋と異なる質問で申し訳ないです。星野リゾート様の発表スライド内で、「Slack」と「Google Chat」の2種類のチャットツールアイコンが掲載されていましたが、複数のチャットツールをどのように使い分けいらっしゃいますか。

A. 弊社ではグループ全体でグループウェアとしてG Ssuiteを採用しているため、社内の他部署とのコミュニケーションはGoogle Chatを使うケースが多いです。これは部署に関わらず日常的に使っているので、社内では誰もが使い慣れたツールという事が大きな理由です。

一方、パートナー企業様を含めたコミュニケーションには、Slackを使っています。理由は、今回お付き合いさせていただいたパートナー企業様が共通して利用していたツールがSlackだったためです。これは、星野リゾートはもちろん、プロジェクトに関わる社外のパートナーメンバーで構成されたプライベートチャンネルで運用しております。社内の導入プロジェクトはGoogle Chat、開発パートナーとはSlackという形で併用しているのがここ数年のスタンダードです。

ソラコムに関するご質問

Q. SORACOMサービスは海外でも対応していただけるのでしょうか。その場合、対応可能な国や地域を教えていただけますか。

A. SORACOM IoT SIM は 140を超える国と地域でお使いいただくことができます。(2020年8月現在) 一覧はSORACOM IoT SIM のページをご覧ください。

Q. デモで利用したデバイス価格とクラウドサービスの価格を教えていただきたいです。

A. セッション内で紹介しましたGPS マルチユニット SORACOM Edition は 11,000円、SORACOM LTE-M Button Plus は 7,340円(いずれも税別・送料別)となっています。ソラコムではそれ以外にも様々なデバイスを取り扱っていますのでSORACOM IoT ストアのページをご覧ください。また、通信費用が別途掛かることになりますのでご留意ください。クラウド側はセッション内で紹介した SORACOM Harvest Data は 1SIM(回線)あたり5円/日のサービスです。Azure Logic Apps は料金のページをご覧ください。共通しているのは「使ったら使った分だけのお支払い」です。オンラインで利用開始・停止が可能となっているため、低価格でIoTシステム構築が可能となっています。是非おためしください。

Q. SORACOM LTE-M Button の簡易位置測位機能は、どの程度の精度でしょうか。

A. 都市部で200m ~ 500mくらい、郊外では最大で4km程度の誤差が生じることがあります。測位の仕組みなどはこちらのページをご覧ください。また、実際にご利用予定の地域でお試しいただくのが確実となります。

Q. データ収集・蓄積が可能な SORACOM Harvest の利用料金は、1日5円とのことですが、設定を残した形で、利用しない時は、契約を中断できるのでしょうか。

A. SORACOM サービスのほとんどは利用開始・中止を自由なタイミングでオンラインで行っていただくことが可能です。SORACOM Harvest Data も同様に ON/OFF をオンライン上で行っていただくことが可能で、同機能が不要であれば OFF にしていただければ翌日以降は当該機能の費用は掛かりません。また、設定自体は残っているため必要になったタイミングで利用を再開いただくことができます。

最後に

8/27は製造業のお客様に特化したIoT活用セミナーもご用意しています。データ収集から遠隔監視まで、貴社の課題解決のヒントとなるポイントを一挙にお届けします。

また、実際にSORACOMサービスを体験したい方、IoTシステムの構築を学びたい方に向けて、IoTワークショップを9/4に開催します。デバイス貸し出しオプションもご用意していますので、是非この機会をご利用ください。

ソラコム 熊崎