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AWS re:Inventやソラコムサンタの振り返り!SORACOM UG Online #3 参加レポート

皆さんこんにちは、ソラコムnao(熊崎)です。
IoTプラットフォームを提供している「SORACOM」には、IoTやSORACOMの最新情報や技術を学んだり、IoTの仲間を探し交流するコミュニティ「SORACOM ユーザーグループ (UG)」があり、定期的にイベントや勉強会が開催されています。

本ブログでは1/28(木)開催のSORACOM UG Online #3 のレポートをお届けします。今回のテーマは、AWS re:Invent 2020で発表されたIoT関連の情報共有と、毎年行われている「ソラコムサンタ」による新機能の振り返りでした。

なお、当日の様子は動画が公開されているほか、当日のツイートもまとまっています。これらも是非ご覧ください。

SORACOM UG Online #3 集合写真

AWS re:Invent IoT関連の新発表

最初は、テクノロジー・エバンジェリストかつAWS IoT Heroの松下(max)より、AWSの年次カンファレンスで発表された、IoT関連のアップデートの中でも押さえておきたい4つのポイントをお届けしました。

1. クラウドだけではなく、データ収集のためのハードウェアを多数提供
2. 専門的な知識不要で機械学習が利用可能に!
3. クラウドからエッジデバイスまでカバーできる、AWS IoT ファミリーの拡充
4. ストレージサービス Amazon S3 がデータ活用の中核

機械学習のサービス「Amazon Lookout for Vision」を松下が実際に試した記事も公開されています。

IoT関連で押さえておきたい情報はこちらのブログにまとめていますので、是非ご覧ください。

皆様からの願いを叶えてくれるかも?ソラコムサンタ

2015年から続けているソラコムサンタは、Twitter上の #ソラコムサンタ  ハッシュタグや、フォームから年中ご要望を受け付けています。クリスマスのシーズンになると、いただいたリクエストの中からプレゼントとして叶えています!昨年は11の機能をお届けしました。詳細はこちらをご覧ください。

AWS Wavelengthを使ってみた話

IoTに関わっているとエッジという言葉をよく聞きますが、エッジという名前一つとっても、デバイス側、5G基地局内といろいろあります。今回はその中でも、5Gキャリアのデータセンター内で使えるAWSサービスのお話です。IoTデータを取得する時に必要となる、時刻の正確さを測っていただきました。

高校生、大学生も登場!ノーコードで作るIoTシステム、IoTクリスマスツリー等LT4連発

LT(ライトニングトーク)は、1つのテーマに沿って5分間の短いプレゼンテーションです。今回は、4名の方にご登壇いただきました!

1人目は、昨年夏に開催した学生向けのハッカソンSORACOM Summer Challenge 2020にも参加してくださった宮本さんの登壇。ノーコードでシステム「glide」を使いGPSマルチユニット SORACOM Editionから得られるデータの可視化を紹介してくださいました。ブログ記事はこちらです。

glideサービスを使い可視化した画面

続いて、冷蔵庫の温度のデータが適切に保たれているかを確認するシステムを、Raspberry PiとBLE温度センサー、更にNode-REDというノーコードの仕組みを使い作られました。きっかけは、昨年義務化が始まった国際的な食品衛生基準のHACCP。食材が適切な温度で保管されているかが、要件の一つになっているようです。

3人目は、大学生の宮本さんに続き、滋賀の高校に通うようかんさんが登壇!ご家族のビジネスを支援するため、業務用冷蔵庫の温度状況をGPSマルチユニットでデータを取得し、LINE上に可視化+通知するシステムをご紹介いただきました。Chart.jp という仕組みを使い、データの数字を送るだけではなく、可視化されたデータを見せるのはとてもわかりやすいですね。

最後に、SORACOM LTE-M Buttonを使いクリスマスツリーのIoT化にチャレンジしたお話です。ボタンを押したら、SORACOM Air につながるRaspberryがツリーを光らせています!遠隔操作が可能なSORACOM NapterSORACOM Gateも検討されたようですが、最終的には、データ転送を支援するSORACOM Beamを利用いただきました。

UG運営メンバーの皆さん、登壇いただいた皆さん、学びの多い時間をありがとうございました。

今後のSORACOM UGのご案内

2/10(水)SORACOM UG 夜のもくもく会 #3
未経験のSORAOMサービスを試してみたり、購入したけどまだ使っていないデバイスを開封したり、LT発表の資料を作ったり等、SORACOMに関する事を各々のペースで学ぶ時間です。コミュニティ運営メンバーから、初めて参加する方まで幅広い方が参加しています。

2/13(土)SORACOMとAWSサービスを体験できるハンズオン
既に満員御礼となってしまいましたが、SORACOMとAWSサービスを使い顔認証を体験いただくハンズオンです。

SORACOM UGの最新情報は UGの公式ページや、connpass ページFacebookTwitter上で確認いただけます。最新情報をいち早く入手できる様、是非フォローをお願いします。

ソラコム nao