ソラコムならではの働き方をフル活用して、男女を問わず、小さなお子さんを子育てしながら、活躍するメンバーも多く働いています。今回はその中からセールスとともにお客さまの技術支援を担当するソリューションアーキテクトの松永(ニックネーム:taketo)とセールスの岡村(ニックネーム:chisato)に、ワーキングペアレンツとしてのソラコムでの働き方について聞きました。
スタートアップで産休・育休!?実際のところを聞いてみました
お2人は産休・育休を取られましたが、どうでしたか?
taketo: この春に第一子が誕生しまして、育休を取得しました。僕はソリューションアーキテクト(以下、SA)で、お客さまのスケジュールに合わせる必要があるので、業務の調整がつくか心配でした。頼もしいことに、同じSAや一緒にチームを組んでいるセールスも子育てを経験しているメンバーがいて、「育休いいね、取りなよ」と後押ししてくれたこともあり、思い切って休むことにしました。休暇は3週間程度でしたが、休み中は会社から連絡が来ることもなく、育児に専念できました。
chisato:私は2人目の出産で2020年の12月から産休・育休を取りました。営業チームではオンラインツールで顧客管理をしていたり、その他にも様々なツールを活用して、多くのお客さまとのやりとりを記録し、チーム内で共有できるようにしていましたので、引き継ぎも非常にスムーズでした。
実際に産休期間に入ってからは、私も見事に誰からも連絡がなかったです(笑)。私は1年間の育休をとっていましたが、復帰前にSORACOM Discoveryという年次カンファレンスをオンライン視聴したところ、思いのほかたくさんの新発表があり、「これは、復帰後が大変だ」と感じました。実際に復帰してみると、予想通り1年前よりサービスが進化していたので、まずは新旧の情報や新サービスの説明方法からキャッチアップしていきました。
他のセールスメンバーのミーティングに参加したり、問い合わせに対応しながら必要な資料を教えてもらったりしながら学んでいるうちに勘を取り戻し、復帰して1ヶ月後には、再び1人で営業として活動できていましたね。休暇前と全く同じロールに戻ったということで、慣れた仕事に戻れる安心感がありました。
Slackで非同期に情報共有、先輩社員から心強いアドバイスも
ソラコムで、子育てに役立った働き方や制度はありますか?
taketo: 自宅を含め働きたい場所で働けるリモートワークや働く時間帯を自分の裁量で決められるフレックス制をフル活用しています。もともと希望にあわせてリモートワークが可能でしたが、コロナ禍後はリモートワークがメインに切り替わりました。先日も夕方に保育園から子どもが発熱したという連絡がありまして、一時的に仕事の手を止めて、自宅からすぐに迎えに行くということができました。
chisato:私も同じです。うちの子は一時期、病気にかかりがちで、病児保育に預けられることは稀なので、そうなれば自宅で面倒を見るしかありません。子どもを見ながら自宅で仕事をするのは簡単ではありませんが、それでもなんとか対応できています。働く時間帯が固定ではないのが助かりますね。
taketo: あとはチームメンバーの理解もあります。制度的なところでは、まだ実際に利用した経験はないですが、ソラコムには未就学児の看護休暇(有給の特別休暇)もあります。コロナによる保育園の急な閉園などもあるので、こういった制度があるのも安心です。
chisato:私は、仕事でお迎えが間に合わなくなったり、幕張メッセなど遠方のイベントに参加する時などは、会社から補助の出る「ベビーシッター割引券支給制度」を使ってベビーシッターさんにお世話になっています。
制度以外で、働きやすいと感じたことがあれば教えて下さい。
taketo:お子さんを育てている方が、社内に多くいらっしゃいます。僕にとっては今回が初めての子育てで、分からないことや悩むこともあります。そんなときに、先輩方がベストプラクティスをシェアしてくれるんですね。例えば、「ベビーシッターの割引券制度がいいよ」とか。さらに、「土日にベビーシッターをお願いして、両親の時間を確保して、バランス取ってるよ」といったちょっとした体験談も聞けます。当たり前のことなのですが、子育て期間は大きく自分の生活スタイルも変わる中、仕事もこれまでと同じ成果を出したい気持ちがあるわけで、でもそこはバランスが大事だと。心構えの点でも先輩方のアドバイスは心強いですね。
必ずしもパーソナルな話をしなければいけない訳ではなくて、共通のトピックがあれば気軽にシェアできるという感じがします。情報交換はSlack上だけでなく、チームミーティングやマネージャーとの1on1、さらにはチームビルディングを目的に毎週ランダムに相手をマッチングされるオンラインでのカジュアルミーティングなどで、ビジネスの話だけではなく、お互いの趣味や最近の話もします。
chisato: ken(CEOの玉川)も全社ミーティングで、ビジネスの進捗だけではなく、会議冒頭で趣味や家族の話をすることもあります。創業当初のころから、プライベートのこともみんなオープンに話していて、私も話してもいいんだという気持ちになります。会社が大きくなった今も、アットホームな雰囲気が変わらず続いているなと感じます。
今後育児休暇は当たり前になっていきますが、育児休暇を取りやすくするアイディアありますか?
taketo: それから産休・育休の前後で、ロールチェンジが必要な企業もあります。育児休暇取得率は上がっても、復帰後にまったく違う働き方になってしまうと、離職率が上がるケースもあると思います。2人とも復職後は同じロールに戻りましたが、安定して自分のスキルを活かせる部署に戻れるというのは非常に良いですね。
chisato: 確かに、女性の場合は特に時間の融通がつきやすい別のロールに異動する場合もあると聞きます。今までの経験が生かせないのはもったいないですね。その点、私は今まで経験を重ねてきたセールスの仕事を続けられているので、キャリアアップできていると感じます。子育てと仕事の両立は正直大変なこともありますが、周囲のメンバーの理解や励ましに支えられています。なによりセールスとして自分がお客さまに関わることで、新しいサービスが生まれたり、進化したりすることが楽しいので続けられています。
子育てと仕事を両立する、ソリューションアーキテクトとセールスの1日
子育ての話を聞かせていただいたのですが、お2人の担当しているロールや家族構成、1日の流れを教えてください。
taketo: ソラコムではSAを担当しています。中でもストラテジックソリューションアーキテクト(特定のお客さまと長期的な関係を構築し、個別の案件をサポートする)のチームで、お客さまの技術的な支援を主にしています。家族構成に関しては妻と7か月の息子と3人家族です。
仕事は、毎日8時15分から始めます。朝イチはメールチェックをし、10時位から昼過ぎまではお客さま会議と社内会議が3-4本くらい入っていることが多いです。それ以外は、弊社のプロフェッショナルサービス案件のプログラム開発作業をしたり、会議資料、提案資料の作成をすることが多いですね。毎年7月にはSORACOM Discovery、10月は社外ITイベントで登壇機会があり、この期間は外部講演の登壇資料を作ることもあります。17時過ぎには仕事を終えて、子供を迎えに行きます。
週1回程度ですが、夜にUK支社の案件支援のため会議に出席することがあります。SORACOMもまだまだスタートアップ、国が違えどチームで足りない部分は補い合う関係にあります。
chisato: セールスは3つのチームに分かれていて、私はウェブサイトからの個別のお問い合わせへの対応やカスタマーサクセスが担当です。新規のお問い合わせに回答するほか、すでに導入済みのお客様に対してご連絡をして、利用のフィードバックを伺い、もっと便利にご活用いただけるような取り組みができないか、お話しています。
家族構成は2019年に長男が生まれて、その後2021年に 次男が生まれ、今は子供2人、夫と私の4人家族の構成になっています。
仕事は、9時からメールチェックを始めます。午前中は社内のミーティングが入っていて、そのあと、お客さまとの打ち合わせをしていることが多いです。12時から普通にお昼ご飯を食べて、1時間休憩を取り、1時から3時頃まではお問い合わせに回答していきます。また3時から5時くらいまで大体2つくらいミーティングがあります。それからまたメールチェックをして、追加で質問が来たものなどに回答をします。18時まで仕事をして、そこから、保育園、幼稚園のお迎えに行きます。
それぞれのワークライフバランスをリスペクト、多様な働き方を許容してくれるカルチャーがありますね。
最後にワーキングペアレンツの方、これからなる方にメッセージがあればお願いします。
taketo:子ども1人でも大変な育児。時には寝不足でフラフラになることもありますが、楽しんで夫婦で協力しあうことが良いワークライフバランスと良い夫婦関係を創ることに繋がると思います。是非、今パパさんとして奮闘している方も育児休暇を取得してみてください!
chisato:昔はペットボトルの蓋も開けられない程か弱いタイプだったのですが笑、今は子供二人を抱えて送り迎えする毎日です。働きながらの育児は大変なことが多々ありますが、好き&楽しいと思える仕事をしているかっこいいパパママの姿を見せられることは、子供の成長にもきっと繋がってくると思います!
家族も趣味も大切にできる、いろいろなライフスタイルの人たちが働きやすい環境になっていると思います。仕事もパフォーマンスをしっかり出しながら、プライベートでも全力投球するというのがソラコム流の働きではないでしょうか。
ソリューションアーキテクト・セールスチームではメンバーを募集中しています
― ソラコム落合 (mizuho)